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超弩級シーバスin香港



 

すっかり香港にも馴染んだ今日この頃、今週は新しいプロスタッフとなったジェリルとビクトリア湾のボートシーバスに行ってきました。

場所や釣り方などロケーションは東京湾とほとんど変わらないと聞いていましたが、この百万ドルの夜景 ↑ を目の前にして興奮しない訳がありません(笑)

今までテレビや本でしか見たことのなかった風景。

この百万ドルの夜景を背に釣りをするなど、ついこの間まで想像もしていませんでしたが、何故か今ここに立っている(笑)

不思議な気持ちです。





 


しかし今回の釣行、ちょっと前振りがありまして、実は直前まで出航中止だったのです。

天気予報でも問題ナシと聞いていたので滞在している場所から待ち合わせ場所まで電車を乗り継ぎ1時間…

ジェリルと合流しハーバーに向かおうとキャプテンに連絡すると「今日は土砂降りになるので中止」という返事。

空を見ても全然降る気配なし…

風や波で出航中止になるのは当然だけど、雨で出航停止などあまり聞いたことがない…

キャプテンはすでにハーバーを離れ帰路についているとのことでしたが、ジェリルがとりあえず様子を見ようとキャプテンを説得(笑)

とりあえずハーバーまで行こうということになりタクシーを拾ったは良かったのですが、タクシーに乗って走り出した瞬間、バケツをひっくり返したような豪雨が(笑)

「やっぱキャプテンが正しい」

2人でうなずきながらも現場に向かいましたが、待ち合わせ場所に到着するころにはすっかり雲の切れ間が見えはじめ…

そこにキャプテンから電話。

「Let's GO」

なんか出来過ぎたような展開(笑)



前回のレッドドラムの時と同じ場所から乗船したのですが、先週よりかなり潮が引いています。

まだタイドグラフを把握しておらず…目測ですが前回より2mくらい引いている感じ??

ビクトリア湾の潮流はそれほど短時間で激しく変化することはないようですが、この日は下げに良い場所があるということで早々ボートに乗り込み向かうことになりました。





19ftのシンプルなボート。

無駄な装備は一切なく、非常に釣りがしやすい船です。

百万ドルの夜景を背に、約20分ほど走ったでしょうか。

巨大な橋の周りの護岸、もしくは停泊された船の明かりが漏れる明暗部…

あれ?どこかで見たことある風景…

ここは高知の浦戸湾?(笑)

造船所やインダストリアル系の護岸は日本の港湾と似てて、何の違和感もなし。

ボートシーバスを体験したことのあるアングラーさんなら、逆に異国の地に来ていることを忘れさせるほど。




 


おそらく最干のタイミングなのか潮が動いておらず水も悪そう。

そう言えば乗船した港湾部は少し臭い匂いがしてたことを思い出し、ジェリルに聞くと特にショアから狙う場合は干潮時は難しいとのこと。

??

そうか、逆に条件が悪い時は魚が溜まる場所があるということ??

いろいろ??を解釈するべく、釣りながら探るも反応なし。

何せ初めてのフィールドとターゲット。

タイリクは釣ったことありますが、あえてこれを狙うのは初めてという意味で…

マルやヒラとどう違うのか?



3カ所ほどをランガンし、いよいよ本命らしきポイントに到着。

水深のありそうな造船所まわり。(ちなみにこのボート、魚探やGPSは一切ついておりません)

「先週90cmが釣れた場所だ」

ジェリルはすかさずそのポイントにキャストするが反応なし。

ちなみにこの日も彼はAIR OGRE 70オンリーでゲームを成り立たせると言う。

というか、どんだけOGRE好き?(笑)

ジェリル曰く「横の釣り、縦の釣りが一つのルアーで成立させられるのはOGREしかない」とのこと。

なかなか分かってらっしゃる(笑)


今回の自分のテーマは、今までAIR OGREやBMCなど旧OCEAN TRADITIONALシリーズに装着していたオリジナルフックの変わりになるフックの検証。

ご存知の通り、NORTH CRAFTはラパラグループの一ブランドになったわけですが、そのグループの中にはフックメーカーとして老舗中の老舗、VMC(フランス)が鎮座しております。

AIR OGREやBMC、これから発売予定の(仮称)MAESTROなどはオリジナルの9200シリーズで行くつもりですが、どうしても価格を下げたいバイブレーションやジグ系のアイテムにはコスト的にも難しく、企業的にはやはり同じグループの商品を使うというのも筋…

ただ使わずして良いも悪いも判断できないので、生産管理を行っている間の釣りでは、これを徹底的に検証しようとテストを行っている次第です。


さてさて、実績ポイントから少しづつボートを移動させながらキャストを続けていると、今までにない生命反応が…

初のレッドドラムで、しかもランカーサイズ2本を仕留めてくれたBT-VIB 78Sを前回同様メインに使用していたのですが、そのフォール中に違和感を察知。

同じ場所にもう一度キャストして、テンションをかけながらフォールさせていると「コンッ!」という明確なバイト。

ロッドを煽るといきなり「グイン、グイン」という力強い絞り込み。

「デカイ!」

ジェリルもキャプテンもその瞬間に尋常ではない魚の動きにテンションマックス状態!

水深のある場所だけに、魚は下へ下へ突っ込んで上がってこない。

障害物も周囲には無さそうなので、慎重にやりとりを続ける…

ここでフックのことが少し気になり始めましたが、まずは強度を信じて普段通りやるしかない。

それでダメならしょうがないと思いつつ、でもやっぱり魚も捕りたいし…

いろんなことを考えつつも、徐々に距離を詰めようやく魚が見えてきた。


姿を見た瞬間、

「こりゃメーターいってもうたな」

結局、一度もジャンプせずに下へ下へ突っ込んだあげく、ようやくキャプテンがランディングしてくれました。



はい、ドドーン!!






 

前回に引き続き、ちょっとでき過ぎ(笑)

サイズは94cm、5.5kg。

頭を見ると完全にメーター越えだと思ったのですが、体が少し痩せてましたね。

でも、最高!!






撮影のため一旦ルアーを付け直してはいますが、気になるVMC7554 #6は全くのダメージなし。

掛かりどころが良かったのかゲーブも開いていません。

今回の結果から言えば、今まで装着していた9200に匹敵、もしくはそれ以上のパフォーマンスを感じました。(こんないいフックあったんだ 笑)

引き続きテストは続けますが、現段階では全くの不安を感じさせない信頼感を得ました。



 

 


香港のレッドドラゴンに感謝しつつ、香港シーバスをリリース。

後半に続きます。


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