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▼ 超期待のシンキングミノー 【Graver Hi 89S】
- ジャンル:釣り具インプレ
- (釣行記)
このたび、F.A.P(fimoアングラーズパートナーシップ)よりルアーのインプレを依頼されました。
F.A.Pがルアーメーカーより依頼を受けて、メンバーにルアーを配付しインプレを要請した訳です。
なぜ私にインプレの依頼をしかというと、何処のメーカとも契約していない私達ならば、本音で率直にインプレを書けるということです。
メーカーと契約している方の場合、どうしても欠点や悪い事は書きにくいですよね。
その点、なんのしがらみのない私はなんでも書けます!(笑)
他にも数名いらっしゃるようなので、ごく一般のアングラーと同じ目線で、本音が垣間見えると思いますので、今後とも是非ご覧ください!
今回は「Ja-Do Graver Hi 89S」です!
http://www.ja-do.jp/jado-web/contents/salt/graver/graver.html
手がけているのは、あの大野ゆうき氏。
邪道ルアーに限らず、他メーカーでも彼が手がけるルアーに私は相性がいい。
私のみならず多くの人は彼が携わってきたルアーの恩恵を受けていると思う。
もう私の頭の中は釣れるのは当然の様相で期待が膨らむ。
インプレを書くのもどうかいて良いのか使う前から困ったくらいです。(笑)
そして、グラバーの説明を読みまとめると、
「使用環境によってバイブレーションプラグでは対応しきれない状況でも対応でき、高速明滅ハイピッチロールアクションを武器に早巻きでも安定して泳ぎ、同ウエイトのバイブレーションプラグ並の飛距離を出せるという。
また、スローリトリーブ時は極端に幅の狭いS字を描くようなシンキングペンシルのアクションがあり、両方の特徴を活かせば速い流れの中でも安定したアクションをだせるシンキングミノー」らしい。
これからの干潟や河川河口域のデイゲームと言ったウェーディングでも使えそうな感じで、シャローを主とした色んなフィールドでのシチュエーショイメージがいっぱい湧いてきた。
しかし、超簡単にまとめて早巻のバイブ、ミノーのアクション、スローのシンペン的要素など、なんでもオッケー的なそんな万能なルアーがあるのか?
疑問は少しあったが期待値の方がはるかに高かった。
いざ、干潟に実釣♪
ルアーを手に取ってみるとリップの形状が独特であり、移動重心式のウエイトが水中でカタカタと音を鳴らすタイプのようだ。
ラトルとも言えそうなくらいにカタカタという。
詳しくは分からないが、振動というよりはこの音の響きはバイブレーション機能を持っているということなのかな。(違ったらごめんなさい)
まずは飛距離を見ながらキャスト。
同重量のバイブレーションと変わらない飛距離は出ると思うがやや劣ると思う。
形状や材質の違いから当たり前なのだが、13gのimaコウメ70の方が飛んだ。
無風だとキャストさえ決まれば普通に飛ぶのだが、リップが着いているせいか横風にやや弱く、飛行姿勢が乱れることがある。
しかし、グラバーは小型で重量がある分飛んでいると思う。
当たり前なのかもしれないが、飛距離では軽量のバイブレーションの方がはるかに良く、遠投するための飛距離をミノーに求めるのは間違いなのか。でも、カコーン!と気持ちよく飛んで行くミノーもある。
そして表層早巻きを意識してリトリーブ。
結構速く巻かないと手にはバイブレーションのような振動は伝わってこない。Mangrove Studioのマリブ(ミノー寄りのシンペンだが)も早巻きをするとブルブルッと振動が来るがそれと同じような感じだった。
早巻きしてもルアーは、やたらめったにバタついたりはしないので良いのだが、それで喰わせるというのは困難だった。
て言うか、自分の腕はともかく今回のテスト期間中に早巻きではアタリすらとれなかった。
水位を意識した状況下でバイブレーションプラグとの比較を謳っているなら、表層付近の早巻での釣果は気になる所。
リトリーブスピードが一緒ならば、レンジと飛距離、アピール要素といった事加味すると、ただ巻きでは15g前後のバイブレーションプラグのほうが歩があると思う。
私の腕やタックル、ポイント状況やコンディションといった要素が含まれるのだが、実際、その日は魚が沢山いる状況でありバイブの早巻きではしっかりと釣りあげることは出来たが、このルアーでは結果が出せなかった。
特にこの釣りログの日は、爆裂に釣れた日であったのだが・・・
(http://www.fimosw.com/u/2KoptzkSzK/ah7voppeg4odmy)
この早巻き系の段階では大きく期待をハズした感があった。
しかし、低速からのアクションで驚愕な事が起こった!
なんと、低速から高速トゥイッチのヒラ打ちアクション、一瞬動きを止めたらゴン!!と、連続で爆ってしまった。
しかもその日に釣れた70up10本位はすべて、このグラバーだけだった!
そのほかのルアーではセイゴから60up止まりとなり、サイズを選んで釣ることは出来なかった。
必ず小さいのが掛かってしまう。
魚の群れの状況やタイミング、ルアーにあったリトリーブスピード等色んな要素は付随してくるとは思うが、これには正直驚いた!
私は干潟でこのサイズがここまで連発したことは無かった。。。。
けっしてグラバーを使えばデカイのが釣れるとは言っていなのだが、「ハマれば非常に強いルアー!」だということは伺える。(たまたまかもしれないが・・・)
私の勝手な憶測であり私の掴んだパターンなのだが、このルアーは
「低速で無駄なプレッシャーを与えないようにトレースし、喰わせどころではミノー特有なアクションと音響により猛烈にアピールして水平姿勢を保った状態でのスローなテンションフォール(喰わせの間的)で喰わせることが可能なルアー」
だと今の段階では言えそう。
しかも、おそらくこれが流れの速い場所でも出来そうだということ。
魚のいるところがしっかりと分かっていれば、独壇場を作りだすことが出来るかもしれない。
フィッシュイーターはベイトに気付かれないように近寄り、確実に捕食しようとする習性がある。
このことからフィッシュイーターに気付かれているようなベイトの動きや音を常にルアーがしていてはどうかと私は思う。
なので、できるだけルアーを動かさずにシンペン的使い方で静かに泳がせて、シーバスがいそうなところでミノーのアクションとこの音でベイトフィッシュ的動きを演出できるのは良いのではないでしょうか?
それができるルアーはあまり知らない。
でも、このルアーはそれができそうな気がする。
私にはバイブレーションプラグ寄りの使い方よりも、シンペン寄りのミノーの使い方の方が合っていたということなのかな。
くれぐれも言っておきたいのは、これは私のタックルや私自身の性質によって私が感じた一例であるということ。
他にも使う人によっては色んな要素が絡んできて、色んなとらえはあると思う。
手にとって使い込み、自分のものに出来た時は強力な武器になりそうだ。
しかしまぁ、つくづく思うのだが、開発者は魚の居るところをしっかりと把握しているうえで、喰わせの違いを分かっていて、それが常に使いこなせるんだなと。
一般のアングラーには難しいことだと思う。
でも、使うのは一般の人なんだよね~
魚のいる所を探す事から始めなきゃならないんですよ。。。
居るところがわからなかったらバイブレーションプラグを投げていたほうが魚の遭遇確率は高いと思う。
このルアーは賛否がはっきりと分かれそうな気がします・・・
大当りか大ハズレか。
それは使わない事には始まらない。
コツを掴めれば大当たりの可能性は高いと思う。
使う人次第だということ。
ものにできればルアーボックスに必ず入れるようになるかもしれない代物。
今までのミノーとはちょっと違った新感覚的ルアー。
試してみる価値はありそうですよ。
このルアーの使用領域を必要と望んでいる人は多いと思う。
なのでさらに進化した姿を見てみたい気もする。
あるならば次モデルも期待したい所です。
ロッド:morethan AGS 85MLM
リール:CERTATE 3012H
ライン:TORAY SEABASS POWERGAME 1号
リーダー:DAIWA morethan SHOCK LERDER #5 20LB
ヒットルアー:グラバー
- 2013年4月21日
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