昨晩、明日休みだからと告げられたので、折角だし道北河川に向かった。

連日の雨の影響で、増水や濁りは既に念頭に置いていたが、

通り過ぎる河川を除く限り、今日の望みは非常に薄いものだと痛感した。

ましてやかなり久しぶりの釣行となってしまったので、カンもきかない。

最後に釣った場所をひたすら探りを入れてみる。

ルアーはもちろんMariaのSlice70だ。

水温も以前と比べるとずいぶん下がったし、落ち葉もほぼ落ち切っている。

普段より30cm以上高い水位と、濁りの中での釣りは、ややしんどいものがあったけれど、

ルアーのレスポンスを図るには最適だったかもしれない。

このバットコンディションでも、スライスは表層域の速い流れを突き破って、

フォールしていくとボトムも感じることができた。

ゆっくりリトリーブしていくと、レンジもべったりとキープできている。

T3との相性も抜群で、スルスルと糸を出して飛んでいく。

今回はメガバスのF1-60Xというロッド。

激流ダウンクロスも難なくこなすことができた。

そして、スライスはその激流の中でジャークしても、

しっかりとバランスを保ってフラッシングアピールしてくれた。


唯一のバイトを感じたのは正午に迫る時間。

サイズも小型だっただけに、大きめのフックでは乗せきらなかった。

そろそろシーズンラスト。




折角ここまで気に入ったスライスで、思い出に残る魚を残したいところだが、

どうもまとまった時間が取れない。

あと１投。それの繰り返しも早々に見切りをつけて今日はボウズで終わりました。

ちなみにこの後、川は徐々に茶色みを帯び、さらに水かさを増してきた。

ここで撤退することができて、もしかしたら命拾いしたかもしれない。