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juc50のその後

JUC50の感想の続きです。

2015年3月23日追記。


ブランジーノとゴリさんロッドの手直しでJUC50を使い
出勤前の現在も、こうして最後の仕上げの作業をやっております。

というわけで、改めて分かった事を適当に書いて置きます。

●混合比率

主剤Aは粘度がかなり高いです。
シリンジ使う場合先っぽが空洞で気泡が必ず入るので
一度、液を吸い上げ、押し出して液を出し
入り口を液剤で満たしつつ、しっかり容器に漬け吸い上げます。

1mlあたり、メモリきっかり。
ピストン底面がメモリの上の線に重なるようにしてます。

誤差が出るといけないのでシリンジの先についた余計な液剤は拭き取ります。


硬化剤はサラサラで誤差が出やすいです。
主剤と同じ方法でシリンジ内に気泡を入れないようにします。
先についた余分な液は拭き取ります。

硬化剤はメモリより1mlあたりで0.2mmほど少なめにしてます。
あんま少なくすると硬化不良起こすんですが
少しでも多い場合は完全にアウトです。

今の所はこれでなんとか固まるが検証の余地あり。


追記:A主剤が1mlで1.19g B硬化剤が1mlで1,07gでした。
コメント欄にて、ひでさんからメーカー問い合わせの正確な重量比率を教えていただきました。

正確にはA剤1.17 B剤1.04gで1:1となります。
この配合にするとキレイに、それなりのスピードで硬化します。




●混合(低気温時)

主剤だけ入れて人肌くらいかぬるい程度に暖めると膜も貼らず。
適度な粘度となり、気泡も抜けやすい印象です。

硬化剤を含んだ状態で暖めたり
直接トーチで上から火当てると
硬化が表面だけ進み膜を貼ります。
こうなると放置しても気泡抜けなくなります


この膜は、それ以上の温度に上げると粘度が下がり溶けて無くなるんですが
容器ごとやると硬化が一気に進むので塗布してからやりましょう。

薄く塗って暖めると、水のようなサラサラなものになります。
厚塗りだと少し膜が出来たりしますが、さらに暖めると水のようになります。
中途半端だと気泡が取れない状況になります。


●混合(20度超え)
室温20度あたりになると急激に使いやすくなります。
サラサラかつ安定した硬化が得られました。
しょっぱなからヒーターONにすると半日以内で完全硬化する事もわかりました。

ただしやっぱり若干のヒケ(縮み)が出るので
長尺のコーティングはこのヒケで凹凸がでやすくなると思います。


●気泡。
かなり薄く塗らないと細かい泡が残りやすい。

追記
こちらも室温20度超えていると多少抜けやすいです。
追記終了

気泡は薄い場合は一箇所に溜まらずその場に回るので
USAアルコールトーチみたいなやつで風圧加える熱風のほうが良さそうです。

アルコールトーチは無くてもカメラ用のブロアーとアルコールランプで代用可

厚塗りするとコイツは気泡が頑固に残り気泡が取れるまであぶると
回転数が7RPM程度ですと1箇所に液が偏るか、沸騰しかけるので基本ら薄塗りで。
タレそうになった場合は筆で余分な部分を取ってください。





●厚塗り。
モッコリさせるには最低でも20分は置くほうが良いかもしれないです。
ただし、我が家は基本暖房ナシという環境ですから暖房つけてると、その限りにあらず。
粘度上げずに使うとアルコールランプかけた瞬間水のようになるので厚塗りできません。




●弾き
弾きに関しては、研ぎメッシュで軽くサンディングする事で解消。
スレッドの弾きは下塗り含めて全てJUC50にする事で最小限に出来ます。
ライトフォーミュラを下塗りにして、こいつを上塗りした場合は弾く割合が強くなる感じです。

使うなら1種類に統一するべきですね。


長い面積ですと気泡が入りやすく気泡を抜こうと暖めれば
サラサラになるので弾きやすい傾向にあります。
粘度調整のための養生時間をもう少し検証したほうが良いでしょうね。


●デカールコーティング
デカールにシワが起きないようにMrトップコート(水性)(シリコン含まない物)を使ってますが
JUC50は特にラッカーとの相性が悪い模様。
デカールはラッカーではなくウレタンでシワや縮み防止したほうが良いかもしれない。





●筆の洗浄
筆の掃除に関してはメタノールより何故かエタノールのほうが気持ち落ちているような?
気持ちよく落ちるわけではないので溶剤としてアルコール類はダメなんだろうか?良く分からんっす。

エポキシ専用のブラシ線状液があれば良いかもしれません。

現状、メタノール類では根気良く洗っても筆がパリパリで
再利用しようとすると毛が開きます。
ライトフォーミュラは落ちやすい部類だったんだろうか。


●黄変、劣化
不明ですが、初期状態では主剤、硬化剤共に透明なので
白いスレッドが黄色くなることはありません。
紫外線劣化でどうなるかきになるところです。


●硬度、強度、クラック度合い
検証予定
硬化剤の量で左右される部分もあるので絶対的な結論は多分出ないと思いますが、平均が知りたいです。
安定させたいので1週間程度放置してみようかと思います。

追記:かなりカチカチになります。
教えていただいた正確な配合にすると
ライトフォーミュラより硬く透明度が高い仕上がりになり
なおかつスレッド部分は薄く仕上げれます。


ライトフォーミュラは主剤1gに対して硬化剤0.8gだとカチカチ
0.9gだと少し柔らかめになるのでクラックが嫌なら少し柔らかい配合にしたほうが良いかもしれないですね。

レジンの特徴して硬化剤が少ないと硬いけど脆くなる性質ありますから。



●硬化速度
現状ではライトフォーミュラより格段に遅い。
この時期、ヒーター無いと使いたく無いです。
硬化剤との配合率を少しに詰めてから追記します。

追記:硬化剤を主剤より少なめにしたら
朝やって23時過ぎに家に帰ったら超カチカチでした。
まぁ、ヒーターありでしたけど。
シリンジだと誤差が大きいのでやはり重量比が良いみたいです。



追記2
主剤1ml(1.17g) 硬化剤(1.04g)
35度から40度キープで半日以下でカチカチになります。



ただし30~40度にしておくとサラサラになるので
長い部分は確実にカタヨリが発生するので
やはり、このエポキシはスレッド部分に特化した使い方がよさげ。


追記:ポッティングで収縮が起きていることが判明。
昨晩、ポッティングを試したところシールが
今みたら収縮してシールのフチがめくれてました。
硬化剤の量が最適ではないのか?

ただ、38度という温度で硬化させてますから
促進させすぎると縮みが発生するのかも。
うーむ、ライトフォーミュラでは起きなかったヒケが起きるのか、こいつは。

ポッティングはライトフォーミュラ安定です。
それ以外ではUVレジンで良いような気がする。ダイソーの(笑

ダイソーのは相当強い紫外線樹脂じゃないと硬化不良でベタつくからダメダメでした。(-ω-)/
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●臭い
コニシ、デブコン5分ほどじゃないにしても
体に割る層なケミカル臭がします。
ラパラのトリガーXの液体みたいな臭いです。

まぁ、エポキシにはこうやってあえて臭いをつけて注意換気する目的もあるんでしょう。
換気はしっかりやりましょう。
ライトフォーミュラより喉や鼻、皮膚に刺激がある感じです。
目にも来る。(痛い(笑)
というかイガイガしてるので、すでにダイレクトアタック食らってる。
長期使用でアレルギー起こすかもしれないけど

元々エポキシって毒性ありますから無臭よりは良いのかもしれない・・・
ダイレクトに影響出る分(笑



●推奨回転数
通常のでOK
ただ、暖めたときに水のようになり偏るので
使い方によっちゃ高回転で作業すると案外良い作業出来るのではなかろうか。
今度37RPMで試して見ます。


といった感じです。
デカールコーティングを考慮せず
単純にスレッドの薄塗りコーティング用として見るなら
下塗りの段階からコイツだけ使えば
2回目以降でも、それなりに上手く出来ます。

ただし長い面積は相性悪いです。

2015年3月23日の時点では
結構、見直してロングコーティング以外の場面で役に立つと考えてます。
ただ容量がわずか50g50gの合計100gしかないのに2000円は不満です。
せめて3オンスほしかた。

そんなわけで、一長一短でクセのある子ですが
付き合い方さえ分かれば、わりと良い子になってくれました。


 

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