【ブログ】幻のメーターシーバス

先日の休日、ゴールデンウィークは働き詰めと海の情報の把握するのに寝不足続きではあったが、パトロールの毎日。

しかし、調子の悪い海・・・。

赤潮でやられた内房。外洋も潮が悪くベイトは大量にいるがフィッシュイーターがたいして着いていない・・・。

ＡＭ３：００から動き出し、転々として現場に着いたのは正午くらいだっただろうか。

先行者も居なく貸切り。一際目立つストラクチャー側にエントリーし投じた２投目。

ドスッとリトリーブする手が止まる衝撃にアワセを入れると激しくヘッドシェイクし水面を割る。

出した頭のデカイ事！

フッキングも決まっていたので慌てる事無くランディングだけは注意しなくてはと結構冷静だった。

始めの暴力的なヘッドシェイクをねじ伏せた後は降参したかのようにすんなり寄ってくる。

こういう時は足元でやられるケースが多いのだが一気に寄せきれると判断し勝負をかける。

ヨッシャ～！！！無事ランディング。

痩せていてやたらと長く見えるがコレ８０クラスじゃきかないんじゃないか？

同行者がスケールを当ててくれると『えっ！？』

スケールが足りない？

あの男に連絡だ！と、ラインで太田君に写真を送ると『直ぐ行きます』との事。

ボガで流れにつけてやりながら、同行者にキャストを促し見ていると数分後にレクシータがフルベントしている。

『大丈夫大丈夫！もっとロッド起こして！』

・・・？

まるで起きていない『つ』の字だ。

するとフックが耐え切れず２本伸ばされフックアウトしてしまった。

しかし、デカイのがかなりストックされているようだった。

フッとシーバスに目を落とすと体色が薄れている。

蘇生を試みる。

これは太田君が来るまでもたないな・・・。

確かに水も死んでいる様子。酸素濃度が薄いのだろう。

かと言って海も赤潮で良くない。

夏になると都市型河川で良くあるパターンだ。

こんな時は良型がよく出る。間違いない。

好機に遭遇したのだから撮影はカメラマンが来てから釣れば良い。

細長く印象も良くないかも知れないが、ここまで大きくなる個体もそうそう居ない。

感謝を込めて蘇生を試み、体色が戻ったのを確認しリリースしました。

自己記録には届かなかったけど数年振りに再会したメータークラス。

デブデブになって、もう一度再会したい相手でした。

太田君来たら釣らないと不味い状況に追い込まれたオレ。

どうなったか？

つづく