本日四国で「春一番」が観測されたとのことでしたが、大荒れの天候で季節がガラッと変わるのでしょうか？


「三寒四温」というように、春が待ち遠しいようでなかなか季節が進まないのもこの時期。


まだまだ河川内は冬の季節感が強いように思えます。


それでも一時の厳しい寒さは和らいで、過ごしやすい天候になってきているようにも感じられます。


今回は地元河川で、季節の移り変わりを探しに行ってみました。



訪れたのは河口周辺のエリア。

少し前まで岸際に生命感が全く感じられませんでしたが、水際を歩いてみると２～３ｃｍの小さな魚の群れを見つけました。

波打ち際を丹念に探してみると、結構たくさん魚を見つけることができます。




地形が変化している所や、流れが当たっている個所など気になったところでは足を止めてルアーをキャストしてみます。


自分が普段釣りをするエリアからは離れますが、ポイント開拓を兼ねて歩き回ってみます。


しばらく砂浜を歩くと、地形が変わって小規模ですが磯が姿を現しました。


より海に近いせいか、また磯という地形のせいか、今まで以上に小魚の数が多くなってきました。


磯際では稚鮎かな？と思われる今まで見たよりも少しサイズの大きい群れが接岸しています。





マイクロベイトの群れを発見し、少し期待しながらランガンスタイルで歩き回りましたが、シーバスからの反応はありませんでした。


もう少しベイトも群れの規模が大きくなれば、その群れにシーバスが付くようになるのかもしれません。


こういったフィールドで、デイゲームで成立すれば面白そうだなと今後に期待を持てるポイントを見つけられましたので、釣れなくても有意義だったように思います。




少し時間を空けて、ナイトゲームに突入。


今度は調査というよりもしっかりとシーバスを狙いに、ポイントとタイミングを絞っての釣行です。


しばらく行ってなかった河川の明暗部のポイントを選択しました。


前回訪れた際には、アタリはあるけど乗せられないという悔しい結果でしたので、そのリベンジも兼ねています。




ウェーディングの釣りが大半を占める自身の釣行で、優先すべきは「釣果」ではなく「安全」です。


そのため今回のポイントの場合、とある安全面の理由から釣行時間を一時間半と設定しました。


ウェーディングの釣りにおいて、釣行終了時刻をあらかじめ決めておくことが安全に釣りをするためにとても重要です。


逆に言えば、撤収時刻をあらかじめ設定できない状態での釣行は避けるべきです。


というのも、日中にランガンしているときに一人の方に出会い道を尋ねられました。


海岸沿いを通るルートは、潮位が低い時はスニーカーでも往復できます。


しかし潮位が上がってくると、海岸沿いを通れなくなる個所があり満潮ではウェーダーでも少々厳しい所があります。


ですが、迂回路がありますので帰れなくなるということはありません。


なので自分は潮位が上がっている状況でも、ランガンしていたのですが、

その方に「この先通れますか？」と尋ねられたので、今は満潮付近なので迂回路を使ってくださいと説明しました。


すると「今は満潮に近いんですか。これから潮は満ちてくるんですか？引くんですか？」と尋ねられました。


そのときは優しく、「これから少し満ちて、満潮を迎えますよ。お気をつけて」と声を掛けました。


でも内心は、「いやいや海岸沿いや磯を歩くならせめて潮位表ぐらいは確認してから歩こうよ、お兄さん」と思いました。


そんなことがあったので、ウェーディングするなら最低でも一度日中に下見をしてからにという準備を怠らないようにしましょう。




少し話がそれましたが、ポイントに無事エントリーでき実釣開始。


まずは、ラムタラバデル１０５を明暗の境に流していきます。


何通りかのコースを流してみましたが反応がないので、ドーバー120Fに変えて少しレンジを入れて探ります。


ドーバー120Fでしっかりレンジを入れていくと、ブレイクラインでボトムに少し当たりますので、少しレンジコントロールをしながら通します。


それでも反応が無いので、フィンバックミノーにチェンジ。


この水深だと、ロッドを少し立て気味にしそこそこのスピードで引かないとボトムコンタクトしすぎてしまいます。


この後、ビットV１２・シャルダス１４も試しましたが反応なし。


スローな動きがいいのかなと思い、ジグザグベイト８０Sをセットし明暗の明るい側へキャストしてテンションフォールさせているとラインが走る。


すかさずフッキングを入れ、ヒット！派手にエラ洗いを見せてくれます。


大事に寄せて、ネットイン！





やった！いいサイズ。久しぶりのグッドサイズのシーバス。





このサイズが釣れるとよっしゃ！とガッツポーズが出ますね。


このあと明るい側にキャストして、デッドスローに引いてくるとコツッっとあたり、素早くフッキング！


今度は少しサイズは落ちましたが、いいコンディションの魚でした。






二匹目を釣った時点でタイムアップ。


それにしても、暖かくなりました。夜でもニット帽やネックウォーマーが必要なくなってきましたもんね。


これから季節が進めば、いい釣りができそうな幸先のいい魚に出会えました。


これからも安全第一で楽しく頑張ってみます。


 

河川シーバスタックル
ロッド : Apia　Foojin‘Z　ビーストファング　91MH
リール : ステラ　3000HGM
ライン : バリバス　シーバス　PE　1.2号
リーダー : ｼｰｶﾞｰｸﾞﾗﾝﾄﾞﾏｯｸｽ　28ｌｂ