初場所

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この場所を目指した事は初めてではない。
シーバスを釣り始めたばかりの頃、もう2年以上前だろうか。
釣行場所を増やす事にワクワクしながら有名ポイントであるこの地に向ったのだった。
ただ、ちょっとした運命のいたずらによるすれ違いで今日まで縁遠い場所となり敬遠してきてしまったのだ…

当日、電車を降りた時に「バスに乗り継ぎだけどバスに乗ってる時間どれくらいだろ?念のためトイレ寄ってこっと」とバスロータリーに隣接した公衆便所で小用を足し外に出た時ちょうど目にしたのは、自分が目指すその場所に向うバスがロータリーから出て行き、通りに向う角を曲がるところだった。「なんとも間が悪いなぁ。次のバスまでまつしかないかぁ」とトボトボとバス停に向かい時刻表を確認すると11時20分のが今でたばかりなので次は12時19分

……
………12時19分?「い、1時間待ちだとう?」
貴重な休日の1時間をバスを待つ事に費やすのは馬鹿げている。
「縁がなかったな!あばよ!」捨て台詞を吐き別の場所に向ったのは言うまでもない。しかし、たしかその日の釣果はホゲだった…

あれから2年。ついにこの日が来たのだ。
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「ソロモンよ!私は帰ってきた!!」
…まぁ、ソロモンがゴロゴロ転がってる様に見えなくもないけどテトラです。初めての場所なので「帰ってきた」も間違いです。

朝8時にスクーターで出ていつもの葛西臨海公園からちょっと足を伸ばして若洲海浜公園へ。休憩無しでもたっぷり2時間。
「カミさんの友達の旦那のフランス人が手放すっていうフォルツァ借金してでも買っとけば良かったな。5年落ちだけど走行6千kmだからまだまだ走るだろうし高速乗れるし年式古いから買い叩けただろうし」そんな事を考えながら駐車場へ。
「バイクは駐車場代タダなんだ?まぁ葛西臨海公園もタダだしね。でも車の駐車場代1日500円はお得だなぁ。車で来てもいいかも。車があればだけど」いや、車は持ってるからあることはあるんだけど、カミさんが優先的に使うので都合が合えばって意味ですけど…
「今日釣り行くのに車使っていい?」
「じゃあ今日の晩ご飯の買い物はどうしろと?」
「…バイクで行ってきます」
すごく簡単に想像がつくなぁ。

さっそく人口磯なる場所から釣行開始。
真上にゲートブリッジがあるのかぁ。手前の橋脚にルアー届くし、影が出来てるもいいねぇ…異常なし。
閉鎖中の堤防の壁も絶好のポイントだね…異常なし。
川側へ移動していって角付近まで行くと急に水面バシャバシャ魚っ気ムンムン。水面を割って大ジャンプ!「ボラかよ!」
いや待て、ボラ以外にもいるぞ?眼を凝らして水の中を見てると小振りだけど活発に泳ぎ廻ってる魚影が確認出来る。岸際にいるちっさなベイトを追ってるんだろう。反転してギラっと光る魚体の腹側に赤い差し色。「マルタでしたorz」
試しにルアー投げてみるとコンコンあたるけどフッキングしない。サイズが小さいからかなぁ。も少し粘ってみたかったけど自分が投げてる真後ろに家族連れがレジャーシート広げて、そのお父さんと息子が自分の投げてる方に降りてきて釣りを始めちゃってなんか包囲網敷かれた気分で撤収。「いいさ…どうせマルタだし」
角曲がってテトラ帯へ。
テトラ乗るのは初めてじゃないけど経験値少ないのでまだまだ慣れが必要。慎重に歩をすすめていきます。
といってもテトラ帯広いなぁ。こんな広大な場所でポイント絞ってくの一朝一夕じゃ無理じゃない?とりあえず潮目かベイト探して歩いてみるも良さそうな場所は当然先に釣り人入ってる。
仕方ない、また後日潮が大きく引く日に地形チェックに来るとして今日は回遊待ちの体で場所に慣れるのに重きを置くとしましょう。既に言い訳が始まってます。
沖ではしきりに捕食っぽい水面炸裂が視認できるんだけど…あれシーバスだよなぁ?もっとこっち寄ってこないかなぁ。といった願いも通じず。数分で終了。
結果は18時まで投げ倒して1回(マルタを除く)バイトあったか?程度で終了。初場所はそう甘くはないですね。時期的にも苦手だし。あと、テトラに乗るのって疲れますね。石積みより全然バランス的に厳しい。慣れるしか無いんだろうけど…脚力もいるのかも?

これで若洲で釣果上げれるくらいになれば、荒川の右岸左岸、旧江戸の右岸と、風向きや潮まわりでポイント選択に幅ができるのは間違いない。第二のホームとできるように精進あるのみです。

ところで若洲常連のソル友さんに質問。
若洲は夜や朝に時間制限ってあるんですか?

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