【ターニングポイント２】散り際

フィギュアスケートの浅田選手が引退した。
最後の引退会見を見て、思わずもらい泣きしてしまった。。。

競技者にとっての引退は、3パターンある。

満足感という言い訳が許されるレベルで、降りる勇気を持ってしまったとき
ケガや金や女や・・・様々な言い訳で自分の限界を超えていく事を諦めたとき
飽きたとき

浅田選手の本当の引退理由は分からない。
競技者生活を終えてから、もっと長い人生が待っているのだが、あれほどの熱量を知ってしまった心の穴を埋めていく事は、そうそう容易なことではないと思う。

普通に生きていくという、戦いの中に身を置く事とは違う辛さ。
情熱の消えた後のエアポケットに、思わず嵌る人は意外と多い。

その時に、どういう「やめ方ができたか」が、大きく影響してくる。
だけどきっと、そういう暗部な不安に飲み込まれないで、きっと浅田選手は浅田真央として生きていくんだろうな・・・と思える、引退会見だった。

ぜひこれからも頑張ってほしいなと、イチファンとして応援しているのだ。

お疲れさまでした。
ありがとう！

ちなみに私は、「飽きた」と言って辞めたクチ（爆）
15年、脇目もふれずに突き進んだ競技人生の終わりなんて、けっこうそんなもんで良いんじゃないかと思う。
数人の「ちゃんと話をしなくてはならない人」にだけ引退することを告げて、出るはずだったレースに現れることもなく、普通にその日に釣りに行き59.5ｃｍのブラックバスに震えてたｗ。

そして今でも、あの頃に私を叩きのめしてくれた友人や先輩たちには、心から感謝の気持ちを忘れずに、今をせっせと生きているのです。

今、私の心を支えてくれているのは、あの時に知った「正しい挫折」と「諦めなければ必ず乗り越えられる」、そして「やらなければ進まない」という生き方なので。