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▼ ウェーディングでの優先事項
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シーバス釣りは色々なスタイルが在りますが、「工藤が一番好きなのは何?」と聞かれると、真っ先に「干潟のディープウェーディング♪」と答えます。
港湾でのオカッパリ、ボートでの釣りと、それぞれに楽しい要素がありますが「一番好きなのは?」になると、ウェーディングなのです。
個人的な趣向では、ヒラスズキと良い勝負。
もともとシーバスへは、フローターから入り港湾のオカッパリを経て、ウェーディングの世界に足を踏み入れました。
理由は簡単で、「大きいのを釣りたい」という単純なもの。
当時、フローターや港湾オカッパリで散々やっても、なかなか80cmを釣る事ができなかったんです。
で、仲間と色々話して、「なんか大きいのを釣ってる人たちって、みんなウェーディングだよね!」と、なったのです。
ウェーダーはすでに持っていた(フローターやブラックバスでは普通に使う)事もあり、じゃぁとりあえず入ってみようか・・・と言う事で、湾奥シャローへと足を踏み入れました。
ただ、何の情報も持ってないし、回りにシーバスやる人も居なかったので、普通に大潮の満潮とかでの入水でした。
そんな釣りをしていたら、自然に「普通の人よりディープなウェーディング」になるのは当たり前で、岸際から20mも行けばチンするよ・・・という場所で、岸を向いてキャストを繰り返す日々www
おかげで人も居ないし魚も寄ってるので、素敵な釣果を連日出す事が出来ました。
今でもあの頃のやり方は自分のウェーディングスタイルに色濃く出ていて、実は旧江戸とかも下げで入る大勢の人たちが帰ってくる時間からが美味しい事を知ったり、水は動かないけど平均的な水位が高い若潮では魚が出て行きにくい事を学べたと思ってます。
そうやっていきなり変なウェーディングばかりをしていた在る日、当たり前なのですがエイを釣りました。
今までにも数回はエイを踏んではいたのですが、「ふ~ん、エイか。。。」位にしか思ってなかったのです。
それは、「エイが危ない」と言う認識がまるで無い、埼玉県民の特権のようにwww
当時はエイガードなんて無縁の世界。
「エイ?なんかおるけど、バシャバシャ歩いてると逃げてくから平気じゃね?」と。
やがてシーバス釣りのウェイトが大きくなり月日を重ねていくと、その行為がどれほどの危険性を持っていたかに気が付かされるのです。
インターネット見たら、みんなバシバシ刺されとるやんけ・・・(汗)
なに?救急車で搬送って・・・w
尻尾もってランディングとかしていたんですが(涙)
あの頃から10年以上経ちました。
東京湾のシャローは、どこもかしこもウェーディングアングラーが棒の様に立ち込んでます。
メディアの影響も在るのでしょうが、シーバス始めたばかりの初心者も多く見受けられます。
はたしてドレほどのアングラーがその危険性を理解して、彼らの生息域へ侵入しているのかは私には解りません。
「でも川は居ないでしょ?」
いやいや、荒川も旧江戸も、立派に彼らのテリトリー。
特に青潮が発生した時は、酸素を求めて河川へ入り込みます。
仲間の話しによると、今年も9月末に発生した青潮で、大量に旧江戸や荒川へ入り込んだ様子。
そいつら、河口の潮が落ち着いたらどこに行くのよ。
昔は、「ウェーディングは危ない」という認識の下、一部のアングラーがひっそりと楽しんでいた湾奥ウェーディング。
それらがメディアに取り上げられた事で、釣果のみが目に付くようになりました。
あの世界の楽しさを多くの人が知り、東京湾の豊かな生物層に触れられる機会が増えることは良いことですが、その裏に存在する「自然の中で遊ぶ事で発生する危険」と言う事もメディアは伝えていく必要が在るんじゃないかと。
当然、それに携わるメーカーやプロアングラーもね。
当然、それに携わるメーカーやプロアングラーもね。
磯のヒラスズキは誰もが危ないと思っているでしょうが、湾奥のエイが住むエリアのウェーディングも似たようなものです。
むしろ意識下での危険防御が少ない事を考えれば、磯のそれよりも危険な要素は在るかもしれない。
数年前にみんなでやったウェーディング講習会でも、正直それを伝えきる事は出来なかった悔いが今でも在る。
ウェーディングで一番優先されるのは、自力で帰ってくることです。
一時的な釣果はたしかに大事だけど、それ以上に長く釣りを楽しむ事で得る豊かさが在るしね。
良いロッド、良いリール、釣れるルアーも大切だけど、エスケープの為の良いアイテムにも少し目を向けてみてください。
大事になったら、フィールドも潰れちゃうよ。
刺されて、救急車で搬送され、数日入院し、退院後も後遺症に悩まされる。
それに比べりゃぁ、安い物だ。
と、2年連続で刺されてる私が言ってみるwww
と、2年連続で刺されてる私が言ってみるwww
秋潮になり、ウェーディングハイシーズンがスタート。
高い安全基準をもって、一年で最高の釣りを♪
- 2012年10月23日
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もし例えるなら
ガード無しでウェーディング=ノーヘルでバイクに乗る
個人的にはそんな感覚です
そりゃ装着しなくても乗れる、走れるものかも知れないし
必ずコケたり事故ったりする訳でもないんだろうけど
それでもやっぱり
自分の強運に全てを委ねられるほど強気にもなれませんし
昨日までの幸運が今日も繰り返されると信じられるほど
心が強くもありません ^_^;
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