プロフィール
つむ
東京都
プロフィール詳細
カレンダー
検索
タグ
アーカイブ
アクセスカウンター
- 今日のアクセス:4
- 昨日のアクセス:33
- 総アクセス数:177908
QRコード
対象魚
▼ 細糸の方が感度が良いのか?
- ジャンル:日記/一般
『糸が細くなれば感度が上がる』と言う仮説を立てて、感度の話を考えてみました。
どんなに感度の良い『圧倒的な感度』を誇るロッドを使ったてしても、結局、感じるのは人の手なので
こんな、人間の皮膚にある受容体の事も調べてみました。
振動を感知するマイスネル小体、パチニ小体、
圧を感知するメルケル触盤、などが関係している模様。
では、アングラーが感知しているのは、振動なのか、圧なのか、と言う話。
圧、圧力というのは、単位面積あたりにかかる重さ、重力を意味するので、
ここで言う単位面積というのは、手がロッドやリールに触れている面積、ですから、同じ釣具、同じアングラーであれば、これは一定。
考えなければいけないのは、魚の重さ、もしくは魚が糸を引っ張る力であります。
これは、張力の話でも触れたのですが、
糸の太さや長さに関わらず、糸にかかる張力は一定、です。
つまり、
1lbの糸の先に5kgの魚がかかっても、
20lbの糸の先に5kgの魚がかかっても、
手が感じる重さは5kgとなります。
(糸が伸びるのに時間は考慮せず、最終的にかかる張力は5Kgで、一定)
ここで証明したい仮説は、糸が細くなれば感度が上がるのか、と言う事です。
糸の太さに関わらず、人間が感じる重さ=圧力は一定ですから、人間がアタリとして感じているモノが圧力なのだとしたら『糸が細くなれば感度が上がる』と言う仮説は成り立たたなくなります。
人間がアタリとして感じてるのは圧力ではなく、どうやら振動であろう、と言うことになります。
振動って
・糸をバネと見立てたバネの単振動
・糸を弦と見立てた弦の固有振動
を考えたのですが、どーやら弦と見立てたほうが説明がしやすそうです。
糸を伝わるアタリの強さ、って、
①糸を伝わる振動の速さ(V m/s)
と
②糸を伝わる振動の振動数(Hz)を考えます。
①糸にかかる張力(笑)をS(N)
糸1mあたりの質量(線密度)をρ(kg/m)
とすると、
Sが大きいほど=糸がピンっと張ってるほど、
ρが小さいほど=糸が細いほど、
糸を伝わる振動は早くなる=アタリの伝わり?は早くなる。
②糸の長さをl(m)、弦の固有振動数(fn)とすると、
この式からわかる事は、
上記と同じで
Sが大きいほど=糸がピンっと張ってるほど、
ρが小さいほど=糸が細いほど、
に加えて、
lが小さい=糸が短ければ短いほど、
振動数(Hz)は大きくなる事がわかりました。
振動数が大きい=アタリが大きい、より微細なアタリを感じる
なのか
振動数が小さい=アタリが大きい、より微細なアタリを感じる
なのかはわかりませんが、おそらく前者なのでしょう。
ここはだれか教えてください。
更に
振動を感じるパチニ小体の分布を見ると、
手掌=palm=パームの広い範囲に分布している事がわかります。
ベイトリールのパーミング、ってこのpalmから来てるので、
リールを手の平で包み込むように持つベイトリールの方がアタリを感じやすい?ってのは、
こんな皮膚感覚受容体の分布も関わっているのかもしれませんな。
細い糸の方がアタリはとりやすいのは明らかになりましたが、
ダウンクロスに投げる=糸が張っている=張力が大きい、
アップクロスに投げる=糸が弛んでいる=張力が小さい、
ってゆー釣り方の違いもある事を考えると、
アップクロスの細糸より、
ダウンクロスの太糸の方が
感度が良い場合もあるでしょうし、
細糸で80m先のアタリを取るより、
太糸で20m先のアタリを取る方が
感度が良い場合もあるでしょうし、
一概に細糸が正義とも言えないかと思いますので、それぞれのスタイルに合わせて、ってゆー月並みな締めでご勘弁ください。
- 2020年7月7日
- コメント(6)
コメントを見る
fimoニュース
登録ライター
- 37th 形のない答えを探して終…
- 3 日前
- pleasureさん
- 釣りのためのデータサイエンス…
- 5 日前
- BlueTrainさん
- ヤリエ:グリーブと万博
- 12 日前
- ichi-goさん
- 乗っ込み戦線異状アリ
- 17 日前
- rattleheadさん
- 私のシーバス(?)ロッドの偏…
- 27 日前
- ねこヒゲさん
本日のGoodGame
シーバス
-
- 某運河 ★ まずまずの展開
- デューク
-
- 鳴門 磯マル釣行❗ ん~ん納得
- グース
最新のコメント