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▼ 【釣り座学】第002回 DAZYT
- ジャンル:日記/一般
- (DAZYT)
■はじめに
こんにちは、わさびです。
前回初めて動画に対する記事を書いてみました。
そして、皆様からコメントも頂くことができました。
コメントをくださった皆様、ありがとうございました。
コメントを読んで感じたのが、自分でもっと考えなければダメだということです。
前回の記事では、「気になること」「興味のあること」「疑問に思ったこと」のようなものを、そのままメモのように残していました。
しかし、それではダメで、自分で調べたり考えた結果を記事として残すことが大切だと思いました。
なので、今回は前回気になったことについて深堀りしていきたいと思います。
■リールのギア比について
まず、前回の記事でDAZさんにコメントいただいたことを整理してみます。
・使ったことがなかったのでXGを買っただけ
・ハンドル回転数が少なくて済む
・ハンドル操作を気にせずにロッド操作に集中出来る
・魚が餌を捕食するスピードを超えることはない
上記も鑑みて、自分でもいろいろと調べたり考えてみました。
まず初めに、ギア比の種類を、ギア比が低い順に並べてみました。
・パワーギア:PG
・ノーマル
・ミディアムギア:MG
・ハイギア:HG
・エクストラハイギア:XG
ギア比が高いほど、ハンドル一回転あたりの巻き取り量が多い代わりに、ハンドルが重くなります。
これは、自転車に例えるとイメージしやすいですね。
ギア1だと、ペダルを1周漕いでもあまり進みませんが、漕ぐときのペダルは軽いです。
ギア5だと、ペダルを1周漕いだらよく進みますが、漕ぐときのペダルは重いです。
ちなみに、リールのギア比は、ハンドルを1回転させたときにロータやスプールが何回転するのかを示しています。
ギア比5だと、ハンドル1回転でロータが5回転するということになります。
●巻き取りの重さについて
自転車の場合は、普段は(平坦な道では)ギア比を上げており、上り坂になるとギア比を下げる人が多いと思います。
これは、上り坂でギア比が高いと、そもそもペダルを漕げないほどに負荷が重くなるからだと思います。
それでは、リールではどうでしょうか?
どんなにギア比が高くて重たいジグを使っていても、巻けないほどの負荷にはならないと思います。
そのため、ハンドルを巻く重さの観点では、どれを使っても問題ないと考えることができます。
●巻き取り量について
次に、巻き取り量について考えてみます。
ツインパワーの一部の機種を例に、簡単に計算してみました。
ハンドル一回転あたりの巻き取り量は、ギア比×スプールの円周で簡易的に計算します。
スプールの円周は、スプールの直径×円周率(3.14)で計算します。
下糸等があるので、実際の巻き取り量は計算結果よりも少し多くなると思います。
・4000PG:4.4 × (52 × 3.14) = 719 mm
・4000M:5.3 × (52 × 3.14) = 866 mm
・4000MHG:5.7 × (52 × 3.14) = 931 mm
・4000XG:6.2 × (52 × 3.14) = 1013 mm
ハンドル一回転あたりの巻き取り量は、最大で300mm程度の差分があることがわかりました。
これだけだと、そこまで大きな差があるわけじゃないと思いますよね。
しかしながら、「チリも積もれば山となる」だと僕は思います。
そこで、ハンドルの回転数に換算して比較してみました。
まずは仮定としまして、シーバスのミノーの飛距離を70mとします。
70mの巻き取りに必要なハンドルの回転数を計算してみました。
・4000PG:70 / 0.719 = 97回転
・4000M:70 / 0.866 = 81回転
・4000MHG:70 / 0.931 = 75回転
・4000XG:70 / 1.013 = 69回転
最大で28回転も違いますよね。
1日に50回キャストしたとすると、1400回転も差が出てきます。
この数字を見て、どう思うでしょうか。
想像するだけでも、手首の疲れで大きな差が出てきそうですよね。
また、ハンドルを巻くのが忙しくて、ロッド操作にも影響が出てくることが想像できると思います。
以上のことから、巻き取り量の観点では、巻き取り量が多いXGが使いやすいと思いました。
●巻き取り速度について
最後に、巻き取り速度についてです。
今回は、ハンドルを1秒に1回転させることを前提にして、巻き取り速度(ルアーの速度)を計算してみました。
巻き取り量から簡単に計算できますが、わかりやすく自動車と同じ時速(km/h)に換算してみます。
・4000PG:719 mm/s = 2.59 km/h
・4000M:866 mm/s = 3.12 km/h
・4000MHG:931 mm/s = 3.35 km/h
・4000XG:1013 mm/s = 3.65 km/h
ちなみに、人が歩く速度が平均で4 km/h らしいです。
つまり、ハンドルを1秒に1回転させた場合は、XGでも人が歩く速度より少し遅いということですね。
思っていたよりも遅いと感じませんか?
これを基準にすると、今ルアーがどれくらいの速度で動いているのかが簡単にイメージできるので、覚えておくといいかもしれません。
皆様は、ハンドルを1秒間に何回転させることができるでしょうか?
4000XGだとして、想像してみてください。
おそらく、3回転程度ではないでしょうか?
その場合、ルアーの速度は10.1 km/h になります。
人が歩く速度に加えて、いくつかの例を示してみます。
・歩く速度:4 km/h
・ジョギングの速度:7 km/h
・自転車の速度:12 km/h
つまり、人間が頑張ってリールのハンドルを回しても、ルアーの速度は自転車よりも遅いということですね。
XGを使っていても、思っていたよりもルアーの速度は遅いのだなと思いました。
それでは、シーバスはどのくらいの速度で泳ぐことができるのかも気になりますよね?
残念ながら、シーバスの遊泳速度は調べてもわかりませんでした。
他の魚種ですが、参考値を並べてみます。
・マグロ:82 km/h
・シイラ:37 km/h
・イカ:41 km/h
・コウイカ:17 km/h
・タコ:15km/h
少なくとも、上記の魚種は自転車よりも速く泳げるようですね。
シーバスに関しても、自転車より速く泳げると想像できます。
つまり、巻き取り速度としては、XGでゴリゴリ巻いても問題ないことがわかります。
また、「大は小を兼ねる」と考えることもできるため、極低速の釣りをする場合を除いては、XGが使いやすいのではないでしょうか。
XGはハンドルが重たい分、安定してゆっくり回すことができると考えています。
それを踏まえると、低速の釣りにも意外と対応しやすいかもしれないですね。
●総括
巻き取りの重さはどれを使っても問題ない。
巻き取り量は、ギア比が高い方が疲れずに済む。
巻き取り速度は、極低速の釣りを除けばギア比が高い方が幅広く対応できる。
以上から、ギア比が高いものを使うのが良いのではないかと考えました。
■最後に
今回は、リールのギア比について考えてみました。
自分の得意な数学(算数のレベルですが、、、)を使って、定量的に比較できたことは面白かったです。
また、数字に直すことで、ルアーの速度と人が歩く速度を比較することもできました。
これによって、今どのくらいの速度でルアーが泳いでいるのかがイメージしやすくなりました。
当初は、DAZさんの動画1つ1つにコメントすることが重要だと考えていました。
現在は、動画をヒントにどれだけ自分で考えることができるのかが重要だと考えています。
また、「自分の考え」を発信することで、読んでくれている方々にも良い影響をもたらすことができるのではないかと思いました。
今後は、動画の感想等だけではなく、今回のように自分で考えたことを中心に発信していければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は、ジャークについて深堀りしてみたいと思います。
よろしくお願いします。
【補足】
第000回の記事でも触れていますが、右膝前十字靭帯を断裂してしまい、現在は歩行もままならない状態です。
装具(ごっつい金属製の固定具)を装着した状態で、松葉杖をついてなんとか大学に通っているような状況になります。
実際に手を動かしたい(釣り場で試したい)という気持ちは悔しいほどに溢れていますが、それができません。
考えてばかりでは仕方がないと思われる方もいらっしゃると思いますが、引き続き見守っていただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。
こんにちは、わさびです。
前回初めて動画に対する記事を書いてみました。
そして、皆様からコメントも頂くことができました。
コメントをくださった皆様、ありがとうございました。
コメントを読んで感じたのが、自分でもっと考えなければダメだということです。
前回の記事では、「気になること」「興味のあること」「疑問に思ったこと」のようなものを、そのままメモのように残していました。
しかし、それではダメで、自分で調べたり考えた結果を記事として残すことが大切だと思いました。
なので、今回は前回気になったことについて深堀りしていきたいと思います。
■リールのギア比について
まず、前回の記事でDAZさんにコメントいただいたことを整理してみます。
・使ったことがなかったのでXGを買っただけ
・ハンドル回転数が少なくて済む
・ハンドル操作を気にせずにロッド操作に集中出来る
・魚が餌を捕食するスピードを超えることはない
上記も鑑みて、自分でもいろいろと調べたり考えてみました。
まず初めに、ギア比の種類を、ギア比が低い順に並べてみました。
・パワーギア:PG
・ノーマル
・ミディアムギア:MG
・ハイギア:HG
・エクストラハイギア:XG
ギア比が高いほど、ハンドル一回転あたりの巻き取り量が多い代わりに、ハンドルが重くなります。
これは、自転車に例えるとイメージしやすいですね。
ギア1だと、ペダルを1周漕いでもあまり進みませんが、漕ぐときのペダルは軽いです。
ギア5だと、ペダルを1周漕いだらよく進みますが、漕ぐときのペダルは重いです。
ちなみに、リールのギア比は、ハンドルを1回転させたときにロータやスプールが何回転するのかを示しています。
ギア比5だと、ハンドル1回転でロータが5回転するということになります。
●巻き取りの重さについて
自転車の場合は、普段は(平坦な道では)ギア比を上げており、上り坂になるとギア比を下げる人が多いと思います。
これは、上り坂でギア比が高いと、そもそもペダルを漕げないほどに負荷が重くなるからだと思います。
それでは、リールではどうでしょうか?
どんなにギア比が高くて重たいジグを使っていても、巻けないほどの負荷にはならないと思います。
そのため、ハンドルを巻く重さの観点では、どれを使っても問題ないと考えることができます。
●巻き取り量について
次に、巻き取り量について考えてみます。
ツインパワーの一部の機種を例に、簡単に計算してみました。
ハンドル一回転あたりの巻き取り量は、ギア比×スプールの円周で簡易的に計算します。
スプールの円周は、スプールの直径×円周率(3.14)で計算します。
下糸等があるので、実際の巻き取り量は計算結果よりも少し多くなると思います。
・4000PG:4.4 × (52 × 3.14) = 719 mm
・4000M:5.3 × (52 × 3.14) = 866 mm
・4000MHG:5.7 × (52 × 3.14) = 931 mm
・4000XG:6.2 × (52 × 3.14) = 1013 mm
ハンドル一回転あたりの巻き取り量は、最大で300mm程度の差分があることがわかりました。
これだけだと、そこまで大きな差があるわけじゃないと思いますよね。
しかしながら、「チリも積もれば山となる」だと僕は思います。
そこで、ハンドルの回転数に換算して比較してみました。
まずは仮定としまして、シーバスのミノーの飛距離を70mとします。
70mの巻き取りに必要なハンドルの回転数を計算してみました。
・4000PG:70 / 0.719 = 97回転
・4000M:70 / 0.866 = 81回転
・4000MHG:70 / 0.931 = 75回転
・4000XG:70 / 1.013 = 69回転
最大で28回転も違いますよね。
1日に50回キャストしたとすると、1400回転も差が出てきます。
この数字を見て、どう思うでしょうか。
想像するだけでも、手首の疲れで大きな差が出てきそうですよね。
また、ハンドルを巻くのが忙しくて、ロッド操作にも影響が出てくることが想像できると思います。
以上のことから、巻き取り量の観点では、巻き取り量が多いXGが使いやすいと思いました。
●巻き取り速度について
最後に、巻き取り速度についてです。
今回は、ハンドルを1秒に1回転させることを前提にして、巻き取り速度(ルアーの速度)を計算してみました。
巻き取り量から簡単に計算できますが、わかりやすく自動車と同じ時速(km/h)に換算してみます。
・4000PG:719 mm/s = 2.59 km/h
・4000M:866 mm/s = 3.12 km/h
・4000MHG:931 mm/s = 3.35 km/h
・4000XG:1013 mm/s = 3.65 km/h
ちなみに、人が歩く速度が平均で4 km/h らしいです。
つまり、ハンドルを1秒に1回転させた場合は、XGでも人が歩く速度より少し遅いということですね。
思っていたよりも遅いと感じませんか?
これを基準にすると、今ルアーがどれくらいの速度で動いているのかが簡単にイメージできるので、覚えておくといいかもしれません。
皆様は、ハンドルを1秒間に何回転させることができるでしょうか?
4000XGだとして、想像してみてください。
おそらく、3回転程度ではないでしょうか?
その場合、ルアーの速度は10.1 km/h になります。
人が歩く速度に加えて、いくつかの例を示してみます。
・歩く速度:4 km/h
・ジョギングの速度:7 km/h
・自転車の速度:12 km/h
つまり、人間が頑張ってリールのハンドルを回しても、ルアーの速度は自転車よりも遅いということですね。
XGを使っていても、思っていたよりもルアーの速度は遅いのだなと思いました。
それでは、シーバスはどのくらいの速度で泳ぐことができるのかも気になりますよね?
残念ながら、シーバスの遊泳速度は調べてもわかりませんでした。
他の魚種ですが、参考値を並べてみます。
・マグロ:82 km/h
・シイラ:37 km/h
・イカ:41 km/h
・コウイカ:17 km/h
・タコ:15km/h
少なくとも、上記の魚種は自転車よりも速く泳げるようですね。
シーバスに関しても、自転車より速く泳げると想像できます。
つまり、巻き取り速度としては、XGでゴリゴリ巻いても問題ないことがわかります。
また、「大は小を兼ねる」と考えることもできるため、極低速の釣りをする場合を除いては、XGが使いやすいのではないでしょうか。
XGはハンドルが重たい分、安定してゆっくり回すことができると考えています。
それを踏まえると、低速の釣りにも意外と対応しやすいかもしれないですね。
●総括
巻き取りの重さはどれを使っても問題ない。
巻き取り量は、ギア比が高い方が疲れずに済む。
巻き取り速度は、極低速の釣りを除けばギア比が高い方が幅広く対応できる。
以上から、ギア比が高いものを使うのが良いのではないかと考えました。
■最後に
今回は、リールのギア比について考えてみました。
自分の得意な数学(算数のレベルですが、、、)を使って、定量的に比較できたことは面白かったです。
また、数字に直すことで、ルアーの速度と人が歩く速度を比較することもできました。
これによって、今どのくらいの速度でルアーが泳いでいるのかがイメージしやすくなりました。
当初は、DAZさんの動画1つ1つにコメントすることが重要だと考えていました。
現在は、動画をヒントにどれだけ自分で考えることができるのかが重要だと考えています。
また、「自分の考え」を発信することで、読んでくれている方々にも良い影響をもたらすことができるのではないかと思いました。
今後は、動画の感想等だけではなく、今回のように自分で考えたことを中心に発信していければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は、ジャークについて深堀りしてみたいと思います。
よろしくお願いします。
【補足】
第000回の記事でも触れていますが、右膝前十字靭帯を断裂してしまい、現在は歩行もままならない状態です。
装具(ごっつい金属製の固定具)を装着した状態で、松葉杖をついてなんとか大学に通っているような状況になります。
実際に手を動かしたい(釣り場で試したい)という気持ちは悔しいほどに溢れていますが、それができません。
考えてばかりでは仕方がないと思われる方もいらっしゃると思いますが、引き続き見守っていただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。
- 3月16日 23:31
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