intercept 海鷹 開発日記⑰

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今回は、『海鷹』の細かい事を・・・



「アジングロッドに必要な性能は何か?」

いろいろ考えました。


仮に、ジグヘッド単体のルアーが20m先の水深5mにあります・・・


①それを軽くシャクっただけで、どれだけ動くのか?

②もし、アジがジグヘッドを吸い込んだら、ロッドに伝わるのか?

③アタリに気づいたとして、ロッドを煽るだけでフッキングが決まるのか?


どうでしょう?


自分のイメージでは・・・
エギングでフルキャスト後着底を確認して、思いっきり2段シャクリを入れてもあまりエギが動いて無いという経験から・・・


①はそんなに動いてない、もしくはラインのたるみが張るぐらいなのではないのかな・・・と、思うのです。


②は、相当長い時間、アジにモグモグされないと気づかないのではないのかな・・・と、思いました。

③ラインスラッグを完全に無くした状態なら決まるかな?と思うけど、アタリがあってアワセを入れるまでに、人間の体の仕組み上、どうしてもタイムラグがあるから・・・と、思うわけです。



そこで、この問題を少しでも解消する為にい、いろいろ考えました。


①・②の問題に関しての対策は・・・
ロッドを硬くすれば・・・と、素人考えしましたが、硬くするだけではリグは動かない。

そして硬くすると、一般的に「弾く」と言われる症状が出る。

②の問題の対策は、ティップを「しなやかなソリッド」にして、積極的に動かすことで、魚に違和感を与えず、長い時間ルアーを「ハムハム」していただけるようにして、ベリー部を硬くすることで、アングラーが違和感を感じやすいようにしました。



しかし、これだけでは①の問題を解決できないので、ベリー~バット部分を硬くするとともに、弾性を上げることで反発力を強め、水の抵抗に負けず、リグを跳ね上げれるようにしました。

これにより、初期のフッキングが決めやすいロッドとなりました。


長い時間、アジに「ハムハム」してもらえ、アングラーに伝えやすい感度を備えたこと、そして、ベリー~バット部分のパワーを上げたことにより、③の問題が解消された感じがします。



intercept 海鷹 は・・・

積極的に動くティップで、ラインの変化を感じ取れて、
アタリを感じたら、強烈なロッドパワーでアワセを入れるロッドになっているということかな・・・




瀬戸内のライトソルトシーンで対面する数々の外道に対応しているという説もあるのですが・・・(笑)


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