プロフィール
TOMMY
和歌山県
プロフィール詳細
カレンダー
検索
アーカイブ
アクセスカウンター
- 今日のアクセス:25
- 昨日のアクセス:96
- 総アクセス数:350181
QRコード
▼ 追憶~高波編~
- ジャンル:日記/一般
前回のタコ編から随分経ってしまいました。
いよいよシーズンイン目前の磯ゲームを前に、今回は高波編と題して久し振りに追憶してみようと思います。
あれは忘れもしない2006年5月20日。
TOMMYは友人を連れ、仕事で四国へと行っておりました。
昼過ぎに徳島市内で仕事を終え、せっかく四国まで来たのだからヒラスズキを狙ってみようという事に。
無知と言うものは恐ろしいものだ。
この時の私のタックルは、ナイロンウェーダーこそ持っていたものの、ロッドは6ftのバスロッドであった。
ダイコーのアグレシオンにアルテグラ2500番(笑)。
この頃の私は、この一本で港湾部のシーバスからウェーディング、更にエギング、メバリング、渓流までをこなしていた。
今思えば、これで磯のヒラスズキまで狙おうというのだから無謀と言うより舐めているとしか言いようがないのだが、それまで何の不自由も感じていなかったので、いる所に行けば後は気合で何とかなると本気で思っていた。
この後、実際に磯に立つまでは・・・。
国道をひたすら南下しポイントへ。
そこは徳島市内の釣具屋の親父に「ヒラスズキを狙うならここ」と教えてもらった場所で、 高知県室戸岬まで残り30kmという名古屋からは果てしなく遠く感じた場所であった。
前日に熱帯低気圧となった台風の影響が残っていたので、ヒラを狙う状況としてはすこぶるよかった様に思う。
早速タックルを装備しいざ!先端の磯目指して海岸沿いの山道をひたすら歩いた。
2Km程歩いて、やっとそれらしい場所に到着。
やはり予想していた通りの海況。
海は猛り、激しい波がとめどなく押し寄せていた。
恐る恐る人生初となる磯釣りのスタート。
最初の内は迫り来る波にビビりながらルアーを投げていたTOMMY・・・。
しかし次第にその波と雰囲気に心も体も慣れ始め、少し位の高波が押し寄せても、動じなくなっていったのです。
この時はセット待ちなんて事もせず、ただひたすらやみくもに岩の際やシモリ目掛けて投げていただけだったのですが、当たり前の話、やはり6ftのロッドでは狙いたい場所にルアーを全くと言っていい程届ける事が出来ません。
しかも最初の内はビビりまくっていたので、キャスト位置も磯際よりもかなり後方から。
少し離れた場所でロッドを振っていた友人は、8ftのロッドを使用していたので何とかポイントへ届かせている。
それを見たTOMMY、多少の危険は覚悟の上・・・届かなきゃ釣れねぇと、遂に禁断のゾーン「地磯の先端」を陣取ったのです。
そこから数投目、岩の際をうまく通せた時に初のアタリがありました。
いや、今思えばアタリだったのかすらわかりません。
とにかく興奮したTOMMYの目には、すでにその岩付近のビジョンしか映っていませんでした。
やみくもに投げ倒すTOMMYがその異変に気付いたのは、足元のシモリや底が見えた瞬間・・・
それまで浸かっていたモノが突然姿を現し、ザーッ!と一気に波が引いた時でした。
ハッ!と思い、前方の海へ目を向けると、それはそれは素人目にも明らかな、今までとは比べものにならない高波が目の前に迫っていました。
「やべぇ・・・」
そう思った時には手遅れでした。
波に背中を向け(これ絶対やってはいけません)、ダッシュで逃げようとした瞬間に激しい衝撃と共に頭から波に飲まれ、一瞬にして目の前が真っ暗になり、そのまま磯場に勢いよく打ちつけられてしまったのです。
もしこの時、頭を打っていたら間違いなく死んでいました。
運よく目の前に岩が出ていたので、とっさにそいつにしがみつきました。
その時水中で思ったのは、さらわれたら終わり・・・ただそれだけ。
とにかく必死で岩を掴み続け、引き波が過ぎるのを待ちました。
そして波が体から離れたと同時に、ダバダバと磯へ上がり何とか無事に生還する事が出来たのです。
頭のてっぺんから足の先までずぶ濡れ、あちこちにすり傷と両肘からは大量の出血。
それでも何とか九死に一生を得たTOMMY・・・。
しばらくの間、放心状態で「死ぬかと思った死ぬかと思った」と連呼し続けていました・・・。
この時ばかりは本気でヤバかった。
特に波が目前に迫っていたあの映像は、恐らく一生忘れないでしょう。
実際、毎年何人かの人がこうした高波に飲まれて、命を落としています。
昨年は私がホームにしている和歌山県串本の地磯でも一人亡くなった方がいます。
どんなに釣れそうでも無茶は禁物。
命あってこその釣り。
その一歩を踏みとどまる勇気があれば、必ずいつかは釣れます。
これが私が二度と自然を舐めてかからない様にと、固く心に誓った日の追憶。
そしてこの日を境に、TOMMYのタックルも劇的な進化を遂げたのであります(笑)。

次回はタンカー編をお送りします。
◎BGM『ALL NIGHTMARE LONG』byMETALLICA
いよいよシーズンイン目前の磯ゲームを前に、今回は高波編と題して久し振りに追憶してみようと思います。
あれは忘れもしない2006年5月20日。
TOMMYは友人を連れ、仕事で四国へと行っておりました。
昼過ぎに徳島市内で仕事を終え、せっかく四国まで来たのだからヒラスズキを狙ってみようという事に。
無知と言うものは恐ろしいものだ。
この時の私のタックルは、ナイロンウェーダーこそ持っていたものの、ロッドは6ftのバスロッドであった。
ダイコーのアグレシオンにアルテグラ2500番(笑)。
この頃の私は、この一本で港湾部のシーバスからウェーディング、更にエギング、メバリング、渓流までをこなしていた。
今思えば、これで磯のヒラスズキまで狙おうというのだから無謀と言うより舐めているとしか言いようがないのだが、それまで何の不自由も感じていなかったので、いる所に行けば後は気合で何とかなると本気で思っていた。
この後、実際に磯に立つまでは・・・。
国道をひたすら南下しポイントへ。
そこは徳島市内の釣具屋の親父に「ヒラスズキを狙うならここ」と教えてもらった場所で、 高知県室戸岬まで残り30kmという名古屋からは果てしなく遠く感じた場所であった。
前日に熱帯低気圧となった台風の影響が残っていたので、ヒラを狙う状況としてはすこぶるよかった様に思う。
早速タックルを装備しいざ!先端の磯目指して海岸沿いの山道をひたすら歩いた。
2Km程歩いて、やっとそれらしい場所に到着。
やはり予想していた通りの海況。
海は猛り、激しい波がとめどなく押し寄せていた。
恐る恐る人生初となる磯釣りのスタート。
最初の内は迫り来る波にビビりながらルアーを投げていたTOMMY・・・。
しかし次第にその波と雰囲気に心も体も慣れ始め、少し位の高波が押し寄せても、動じなくなっていったのです。
この時はセット待ちなんて事もせず、ただひたすらやみくもに岩の際やシモリ目掛けて投げていただけだったのですが、当たり前の話、やはり6ftのロッドでは狙いたい場所にルアーを全くと言っていい程届ける事が出来ません。
しかも最初の内はビビりまくっていたので、キャスト位置も磯際よりもかなり後方から。
少し離れた場所でロッドを振っていた友人は、8ftのロッドを使用していたので何とかポイントへ届かせている。
それを見たTOMMY、多少の危険は覚悟の上・・・届かなきゃ釣れねぇと、遂に禁断のゾーン「地磯の先端」を陣取ったのです。
そこから数投目、岩の際をうまく通せた時に初のアタリがありました。
いや、今思えばアタリだったのかすらわかりません。
とにかく興奮したTOMMYの目には、すでにその岩付近のビジョンしか映っていませんでした。
やみくもに投げ倒すTOMMYがその異変に気付いたのは、足元のシモリや底が見えた瞬間・・・
それまで浸かっていたモノが突然姿を現し、ザーッ!と一気に波が引いた時でした。
ハッ!と思い、前方の海へ目を向けると、それはそれは素人目にも明らかな、今までとは比べものにならない高波が目の前に迫っていました。
「やべぇ・・・」
そう思った時には手遅れでした。
波に背中を向け(これ絶対やってはいけません)、ダッシュで逃げようとした瞬間に激しい衝撃と共に頭から波に飲まれ、一瞬にして目の前が真っ暗になり、そのまま磯場に勢いよく打ちつけられてしまったのです。
もしこの時、頭を打っていたら間違いなく死んでいました。
運よく目の前に岩が出ていたので、とっさにそいつにしがみつきました。
その時水中で思ったのは、さらわれたら終わり・・・ただそれだけ。
とにかく必死で岩を掴み続け、引き波が過ぎるのを待ちました。
そして波が体から離れたと同時に、ダバダバと磯へ上がり何とか無事に生還する事が出来たのです。
頭のてっぺんから足の先までずぶ濡れ、あちこちにすり傷と両肘からは大量の出血。
それでも何とか九死に一生を得たTOMMY・・・。
しばらくの間、放心状態で「死ぬかと思った死ぬかと思った」と連呼し続けていました・・・。
この時ばかりは本気でヤバかった。
特に波が目前に迫っていたあの映像は、恐らく一生忘れないでしょう。
実際、毎年何人かの人がこうした高波に飲まれて、命を落としています。
昨年は私がホームにしている和歌山県串本の地磯でも一人亡くなった方がいます。
どんなに釣れそうでも無茶は禁物。
命あってこその釣り。
その一歩を踏みとどまる勇気があれば、必ずいつかは釣れます。
これが私が二度と自然を舐めてかからない様にと、固く心に誓った日の追憶。
そしてこの日を境に、TOMMYのタックルも劇的な進化を遂げたのであります(笑)。

次回はタンカー編をお送りします。
◎BGM『ALL NIGHTMARE LONG』byMETALLICA
- 2011年2月16日
- コメント(9)
コメントを見る
fimoニュース
登録ライター
- ジャングルウォーズ
- 6 時間前
- はしおさん
- 林漁具:えび型しゃくり
- 8 時間前
- ichi-goさん
- 雨雲レーダーの間違った使い方
- 6 日前
- rattleheadさん
- 淀川バス釣り開拓記と66センチ…
- 7 日前
- 登石 ナオミチさん
- 『DIY系アングラー?』
- 11 日前
- hikaruさん
本日のGoodGame
シーバス
-
- BELUGA復帰戦
- ハマコー
-
- ナイトリバーシーバス
- OKB48
最新のコメント