第三章 ~人妻 久仁子との再会~5

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第三章 ~人妻 久仁子との再会~5
 
このログはフィクションであり、 登場する人物、団体は実在のものと一切関係ありません。



 
バラの花束を抱え持ち、上機嫌な久仁子は足をふらつかせながら店外に出ると「今日は本当にごちそうさまでしら」とやや呂律が回らない口調で深々とお辞儀をしてみせた。
 
 
車に乗り込み久仁子は後部座席に花束を寝かせると「何処か綺麗な夜景を見に連れて行ってよ」と急にせがんできた。
 
一瞬ドキッ!とする順平。
 
と言うのも、順平が立てた今日のデートプランは食事の後、夜景を見に行くつもりでいたので、心の中を見透かされたようでドキッ!とした。
 

順平「夜景ね・・・」と暫し考えるフリをしながら間を置くと予定通り〔小牧城〕に向かうことした。
 
 
車を5分ほど走らせ、小牧城の麓にあるスーパーの駐車場に到着。
 
ここから展望台のある山頂まで所々に街灯はあるものの、広葉樹に囲まれた散策道は薄暗く、展望台を示す看板を頼りに、ゆっくりとした足取りで歩き始めた。
 
 
緩い上り坂が続く散策道、食後ということもあり5分も歩くと息切れをし始める順平

現役のアスリートと体力の差は歴然であり、少しずつ久仁子に置いていかれる始末。
 
そんな中、久仁子は息を切らすどころか暗がりの道を楽しむかのように「お~い 置いていくぞ~ 体力なさすぎだぞ~」と小馬鹿にしている。
 
 
石畳の階段で蹴つまずく順平
 

久仁子「段取りの良い順平だけど、今日は懐中電灯 持ってきてないの?」
 
順平「ハァハァ・・・持ってきていません。 ハァハァ俺、そんなに段取り良くないし」
 
久仁子「そうかなぁ 今日のディナーなんて いつの間に準備してあったの?と感動するくらい段取り良かったんですけど」
 
順平「ハァハァ・・・感動してもらえて ハァハァ・・・嬉しいよ ハァハァたまたま機会があっただけさ・・・ハァハァ置いていかないでよ」
 
 
久仁子はお構いなしにどんどん登っていくと、やがて曲がり角で姿を見失った。
 
 
展望台まで5分の看板
 
 
順平「お~い どこに行ったんだ?」と暗闇に叫ぶが久仁子から返事はない
 
 
もう展望台に登ってしまったのだろうか・・・急いで登らなきゃと小走りをした途端
 
 
どこに隠れていたのか、突然、背後から「ワッ!」と久仁子が飛び掛かってきた。
 
 
順平「ハァハァハァ・・・余裕だね」
 
久仁子「ビックリしないなんて ツマンナイの」
 
順平「ハァハァハァハァ・・・ハァハァ  ビックリしたさ・・・」
 
久仁子「あと少しだ 引っ張って行ってあげるよ」と順平の手を掴むとグイグイと引っ張り歩き始めた。
 
 
順平「アハハハァ 楽チンだぁ」とおどけながらも、せっかく掴んだ手は離すまいと握り締めた。
 
 
ようやく坂道を登りきり展望台が見え始めると、つなぎあっていた手は自然と離れた。
 
 
見晴らしの良さそうな場所をと探すが、ベストポジションの階段には先行のカップルが陣取っている。
 
 
久仁子は展望台の欄干にもたれながら眼下に広がる夜景を眺めながら「ふぅ~ 走ったら酔いが回ってきて頭がフラフラするわ  でも綺麗だねぇ~ 頑張って登ってきた甲斐があったね」とささやくその隣へ歩み寄る順平
 
 
順平は夜景には目もくれず、久仁子の横顔と夜景の煌きが写る瞳を見つめていた
 
 
久仁子「何をジロジロ見ているのさぁ~」
 
順平「いやね・・・さっきの3人の久仁子ファンの話を思い出してさ・・・俺も熱狂的な4人目のファンなったかな?」と思ってさ
 
 
しばし無言の後、久仁子「あぁ~そうなんだ・・・ファンでいいんだ」
 
 
このトーンの下がった微妙な言い回し・・・俺が、いちファンであることに不服があるようにも取れるし、どうにでも解釈できる(ココは押すところ?)
 
 
どうする俺?
 
 
順平は久仁子の右腕を掴み、自分の方へ引き寄せるとギュッ!と強く抱き締めた。
 
 
順平に引っ張られた久仁子の身体は力なく順平の胸に引寄せられると久仁子は「あぁ~ファンはね、選手に手を出したらイケナイんだぞ」と照れを隠すかのように少しおどけてみせた。
 
 
順平は、黙ったまま久仁子の汗ばんだ身体を抱き締め続けていると、久仁子の心臓がドク・ドク・ドク・ドクと強く鼓動しているのに気付いた。

だら~んとぶら下がっていた久仁子の両手が順平の背中に回されると、さらに胸の鼓動は強くなった。
 
 
順平「ファン止まりじゃ辛いかも」と言いながら久仁子の頬へ優しくキスをする。
 

二度、三度と優しく頬へキスを繰返すと、久仁子「私も順平がファンだったら辛いな」と顔を順平の方へ向けると、自然と唇が触れ合った。
 
唇が触れ合った瞬間、順平は力を込めて久仁子を抱き締めると、その柔らかな唇の感触を確かめるように重ね合わせた。


薄く開いた唇の隙間から、互いの舌先が触れ合った・・・
 
欄干にもたれていた久仁子の身体がビクッと反応するが、やがて久仁子も待ちわびていたかのように唇の力を緩めると舌先を絡み合いはじめた。
 
人の目もはばからず、唇を重ね合わせたまま、お互いの口の中を、舌先が行き来する。
 
順平は久仁子の汗ばんだ首筋に舌を這わすと、久仁子は小さく「あぁぁ ダメよ」と囁くも順平は意に介さず、耳の中へ「ふぅ~」と息を吹き込む。
 
久仁子は「あんっ!」と短い喘ぎ声をあげるとガクッと膝から崩れ落ちると、すぐさま体制を立て直す。
 
順平は再び久仁子を抱き寄せるとスカートの間に片足を割って入れると「ダメだってば」と言いながらも、その言葉に強い意志はなく、むしろ長い両脚で順平の足を挟み、男の身体を感じ取ろうとしていた。
 
順平が首筋への愛撫を続けていると、徐々に久仁子に息遣いが荒くなり、必死に口から零れ漏れる声を堪えている。 「ダメよ」と言いながら久仁子の右手が順平の股間を恐る恐ると触れてきた。
恐る恐るといいながらも、我慢に耐え切れずといった感じであった。
 
順平は久仁子の以外な行動に驚きながらも、抱き締めていた左手を解くと、その遠慮深げに触れ続ける久仁子の手を掴み、力強く股間へ押さえつけ、男根の感触を確かめさせた。
 
順平の誘いでしっかりと男根を掴んだ久仁子は「あっ!」と短い声を発すると、ぎこちなくではあるがズボンの上から上下に手を動かし始めた。
 
アルコールの影響なのか、これが久仁子の本性なのか、今までエロチシズムの片鱗をも見せなかった意外な一面を見た順平は一気に欲情した。
 
久仁子の耳元で「場所を変えようか」と囁くと、久仁子はコクっと頷くと、順平は再び久仁子の潤んだ唇にキスをした。順平は寄せていた身体を引き起こし久仁子の手を引き麓へと歩き始めた。
 

歩き始めると久仁子は「あ~ぁ 順平ったら選手に手を出してさ イケナイんだ」と、じゃれ合いながら散策道を駆け下った。
 
 
車に乗り込み、時計を見ると22時を過ぎている。
 
 
順平は、助手席に座った久仁子の背中に手を回し抱き寄せるとキスをした。
 
軽くキスをして車を走らせるつもりの順平だったが、久仁子は順平の首に手を回し積極的に舌を絡めてきたが、このスーパーの駐車場でこれ以上のコトはマズイので、なんとか持ち堪えながら車をラブホテルに向けて走り始めた。


次章は、いよいよお待たせ?エロ友限定配信か?

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