静岡県浜松 ウミガメ放流会

  • ジャンル:日記/一般
春に保護したウミガメの卵が孵り、大海原へ旅立っていく。

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放流は夕方に行われる。
自然環境下では夜に孵化するが、子ガメは紫外線に向かって進む性質があるため、町の明りへと導かれ海へ帰れないこともある。
夕方なら子ガメは迷うことなく海へ向う。


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また、一般市民に放流を公開することで海岸環境への関心へと繋がるのだ。
特に子供たち。
彼らが大人になったときに今日の日のことをどう思うだろうか。
自分たちが海へと放した、あのウミガメたちがいる海をどう思うだろうか。



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恐る恐るウミガメを手にする子、かわいいと喜ぶ子、思わず泣き出す子……。
反応はさまざまだ。彼らの目にはどう映っただろうか。
少しでも環境に関心を持ってくれたら。
少しでも地球に関心を持ってくれたら。
少しでも生物に関心を持ってくれたら。
そんな大人になってくれたら……。
少しだけでいい、それぐらいでいい。



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大海を孤独に旅をするにはあまりにも小さい命。
あまりにも心もとない泳力。
すぐそこには大口を開けたマゴチやヒラメが待ち構えている。シーバスもクロダイも、シイラだっている。



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一生懸命に歩くが、そのスピードは決して早くはない。
しかもちょっとの段差でも彼らは超えることができない。
たとえば人間の足跡でも子ガメにとっては大きな壁である。
車の通ったワダチは、まず越えられない。


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海まで数十メートルの砂浜での歩行。
基本的にウミガメは上陸しないらしいから、次に砂浜を歩くのは産卵の時。およそ20年後か。
つまり、オスの子ガメにとっては最初で最後の陸上歩行になるかもしれないという。


あまりに非力な子ガメなウミガメを見て、これからの過酷な海中での出来事を想像すると、感動がこみ上げてくる。
数千の子ガメのうち、大人になれるのはごく一部なのだ。
その確率は1000分の一とも5000分の一とも言われている。



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海岸で花火と焚火の跡が残っていた。
煙が上がり、かなりの熱もこもっていた。うっかり素手で触ろうものなら火傷する。
跡かたずけもできない脳ミソが幼稚園児レベル野郎の仕業だろう。




いろんな人間がいる。
いろんな意見がある。
この活動に否定的な意見も、もちろんある。
活動がでかくなればなるほど、いろんな意見に触れることになる。
九州のウミガメ保護や四国のウミガメ保護と浜松のウミガメ保護は環境が違う。
国がやりたい海辺の管理と、研究者が思う理想の環境も違う。
研究者の目線で見る海岸と、地元住民の目線で見る海岸は違う。
金が目的の人間と、理想が目的の人間の行動様式も違う。
いろんな意見を交わし合って建設的に活動が成長していけるのならいい。
でもそこに金目的に近づいてくるハイエナや、単に妬み・嫉妬・面白半分で誹謗中傷してるやつは最低なやろうだ。





純粋なものを傷つけるな。



純粋な者を悲しませるな。







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砂像アートの土台造り。
これも海岸環境に関心を持ってもらう一環だ。


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