釣りを長く

やってると

釣り場で

仲のいい人が

出来たりしますよね



お互い名前も知らず

しかし会えば

一緒に釣りをする

そんな釣り場友人



彼はその一人で

最悪の部類に

入るのだろうか・・・



私が

バスを

メインでやっている頃

よく行っていた場所

ホームと言っても

過言じゃないポイント

其処に

彼もよく訪れていた


初めて

話したのは

彼が連続して

ルアーで

良い型の

鯉を

釣っていた時だ


ルアーが

気になって

名前を

聞いたのが始まり


私も

人懐っこい

性格なので

それからも

会う度

行動を共にし

その釣り場の

釣り方を共に

解いて行った



しかし

徐々に

違和感を

感じ始めていた私



彼は良く喋る

この間はあそこで・・・

あそこでも大きいのが・・・

などなど

釣った魚の話が

止まらない


そして

こちらの話をすると


私：この間　あの杭で・・・

彼：知らん

私：このルアーいいうごｋ

彼：知らん


そう

魔法の言葉


知らん


で

総ては

解決されました



そして彼は

大学生で

卒業間近という時



就職は？

と言う私の問いに

まだ決まらない



じゃー

どっか工場でも

バイトしてみたらー

というと

大学を出てまで

それはいや・・・と

申した



そんな事を

言い続けて

毎日釣り三昧

たまのバイトで

釣り道具を

買ったり



という生活を

三年ぐらい

した後の事を

私は知らない



彼とは

合わないと想い

いつの間にか

疎遠に

なってしまっていた



彼との出会いは

衝撃的で

反面教師という

存在で私を戒めている


彼の人生が

釣り人生が

どうなったかは

私は知らない


ただ

彼は一つだけ

役に立った

こうは

なりたくないと言う

負の形として

私の人生に

一つ

教訓を

残してくれたのであった






特にオチはない・・・