釣りしながら考えた

  • ジャンル:釣行記
いろんな釣りの楽しみ方がある。
今日は、そのうちの1つの話。
友人が出来た。彼は、海なし県からやってきた。
山。
渓流、池、管理釣り場。
海。
河口、港湾、サーフ、磯。
見てきた世界は違うかもしれないけれど、
見えている世界は同じだった。
一緒にシーバスをとりに行くのに、時間はかからなかった。
自然の循環の中…

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いたわりと傷と

  • ジャンル:釣行記
「前々から言おうと思ってたんだけど...、もう、やめにしない?今ならまだ、傷の無いうちに終わらせられるから」
「まぁそういうな。俺はまだお前と一緒にいたいんだ。」
分かってんだ、そんな事は。
このままだと、お前に傷を負わせてしまうかもしれないこと。
それでも一緒にいたいということ。
そして結局、最後は黙っ…

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なんとなく気持ちが引き締まった話

  • ジャンル:釣行記
囓った程度ではあるがルアー製作というものをやってみたりしている。
実際に作ってみることで、あのルアーのアレが欲しいな、とか、このルアーすごいな、なんて事が浮かんだり消えたりする。
そのような過程で、廃番になったルアーの中でも所謂名作と呼ばれるルアーを買ってみては眺めたり動かしたりして遊んでみた。(こ…

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久方ぶりの

  • ジャンル:釣行記
卒論の研究のため3週間ほど沖縄へ滞在していた。
就寝前に鳥取の釣りのことを思い出しては悶々とする日々を過ごし、いざ鳥取へ戻ってきたら、季節は既に秋だった。
沖縄付近に台風が停滞している日に鳥取へ戻ってきた。
天気予報とにらめっこをしながら、さぁ今日の夜から降り出すな、というタイミング。
現場に着いた。

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猛る太陽に杯を。

  • ジャンル:日記/一般
さあ行こうぜ。
夢を見てみないか。
船に積んだカートンと水。
その胸に秘めるプライドと孤独と。
その背中が語る生き様と言葉と。
血は滾り肉は鳴く。
命のやり取りの果てに、
猛る太陽に杯を。
夢は、ここにある。
(船に載せてもらいました。その時の感想です。自分は獲ってないです。念の為。)

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星と星の間で

  • ジャンル:釣行記
大銀河と大海原の間で3つの宇宙を見た。
見あげれば天の川が降り注ぐ。
見下ろせば漆黒の海から湧き上がっては落ちていく無数の星。
そして波に揺蕩い、その声に耳を澄ませた。
上がって来たそいつもまた、小さな宇宙だった。
その船の端っこで、自分が少しだけ大人になれた気がした。
この船はどこへ向かう?何を背負う?…

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涼風吹き

  • ジャンル:釣行記
エアコンの調節が面倒になってきた。
所謂、残暑とも言える季節。
秋の薫りをのせた夜風を少しづつ感じられるようになり、心地よい。
海の荒れた盆が過ぎ、上流部へのまとまった雨を合図に現場へ向かうことにした。
夜。
水の質感も、肌に触れる空気も、夏から秋への過渡期を感じさせる。
今、魚はどこにいるんだろうな。

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強烈なホゲ

  • ジャンル:釣行記
アウェイ。
今持っている術を最大限活かして、初場所で初の1本を獲る。
今自分に無い術を得るため、何も分からないところに赴いてみる。
今の私の力量で言うと、間違いなくアウェイの目的は後者だろう。
半分の期待と半分の不安を胸に、大きくエリアを移した。
エントリーしたのはサーフ絡みのフィールド。
これまで、ほぼ…

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快刀乱麻

  • ジャンル:釣行記
どこか飄々としたその眼に映るのは、涼やかに月を浮かべた水面なのか、それとも、静謐の深淵に潜む獲物なのか。
こちとらその方法すら分かっていないというのに、彼と来たら、まさに快刀乱麻の早業だった。
流れ。
光。
シルエット。
地形。
アクション。
カラー。
そして、レンジ。
数センチ単位。
獲物との間合いを詰め…

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ShoreTanking

  • ジャンル:釣行記
セットの感覚がやけに短くなったな~と思うと、サラシの起きない状況で、にわかにサラシができた。なんとなくちょっかいをかけてみたくなった。
足下のエグレに落してすぐ。
ガッツーン!!
ドッカーン!!
その引き味はまさに重戦車の如し。
イカした夏のロックスター。
さぁ、帰りの山歩き。
意気揚々と撤収だ。
本命会える…

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