快刀乱麻

  • ジャンル:釣行記
どこか飄々としたその眼に映るのは、涼やかに月を浮かべた水面なのか、それとも、静謐の深淵に潜む獲物なのか。





こちとらその方法すら分かっていないというのに、彼と来たら、まさに快刀乱麻の早業だった。


流れ。
光。
シルエット。
地形。
アクション。
カラー。
そして、レンジ。


数センチ単位。


獲物との間合いを詰めて行くのがわかる。


自らそれを言葉として発し、直後に、獲物からの反応を得る。


何ら不自然さは無い。


いつもと同じように、いつものように、淡々と獲物に近づく。






凄い。










対して、何もできない自分。




歯がゆいというか、悔しい。







課題がドバドバと降りそそいで、「あー、今日は取りきれんな」と心がへし折られたところでこの日の釣りを終えた。






うまい人と釣りに行く。




自分にないものを気づかせてくれたり、次の一手を考えるヒントをくれたり。



何時間にも及ぶ釣行でも、一つ一つが新鮮で勉強になる。






また新たな世界を見せてくれた友人に感謝です。



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