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銀鱗の魚を求めて・・・・・(サーフ編Ⅰ)

  • ジャンル:日記/一般
 今年の秋田の海は、久々に活気づいていた。

海面には海鳥が無数に飛び、海中には追われた「カタクチイワシ」がかたまりとなり、動き回っている。


大迫力の食物連鎖の光景。

この光景を目の当たりにして、黙っている釣り人など居ない。

この日は、仙台からの”彼”を応援しようともう一人の釣友が駆けつけていた。



私は彼らの釣りを見ながら、改めて自然の偉大さを感じていた・・・・・・・

この場の頂点に立つ者は誰なんだろうか・・・・・・・

空から狙う”海鳥”なのか・・・・・・
水中から狙う”鱸”なのか・・・・・・・
私達、人間なのだろうか・・・・・・・・

私は有る意味、”イワシ”が頂点なのではないかと感じた。
原点が居ない限りこの光景は存在しない。

「ありがとう、イワシ・・・・・・・」

私はそう感じて居た。


そんな中、遂に”彼”が幸福の瞬間を迎えた。

振り向くと強張った表情で、鱸との戦いをしていた。
かなりのプレッシャーだったと思う。
このプレッシャーに打ち勝ち、やっと”彼”の手に納まった・・・・・・・
 
太い魚体を手にじっくりと眺める彼は、強張った表情では無く、なんとも言えない柔和な表情を見せていた。
 
青い海、青い空、そんな中めぐり合えた一本。
さぞかし愛おしかったに違いない。
 
じっくり蘇生をし、「ありがとう」と一言。
 
 ゆっくり帰る魚体をしばらく見ているのだった・・・・・・


他のメンバーも自然の恵みを存分に感じていたようだった。
 
 
 
 
 
 
 私達にはもったいないほどの恵みを与えてくれる自然。

そんな自然にはキチンと恩返しをしないといけない。



そんな想いの仲間が集まるゴミ拾いに参加した。
 
同じ想いの釣り人がこんなにも居ると思うと、嬉しくなる。
 
 素晴らしい会だった・・・・・・・






仲間と別れ、午後も恵みを頂こうとサーフへ向かう。
 
 この日初めて会い、同じ魚を狙う者達が協力しランディングをしていた。
なんと素晴らしい事だろう。

釣りと言うものはこれほどまでに人を社交的にし、意気投合させるものなのか・・・・・・
 
 イワシを捕食し、体力が付いた鱸達は最後まで戦い続ける。
負けじと、人間も竿を持ち耐える。
 
この勝負の勝者は最高の瞬間をこの手に出来る。

釣り人は必ず勝ちたいと思うもの。
魚が上なのか、人が上なのか・・・・・・

私は、魚も人も対等だと思っている。

夕暮れの鱸には正直負けてしまった。
夕刻、当たりも遠のきロッドを置いた。

さあ、明日が最後の勝負だ。
明日はどんな勝負を繰り広げるのか・・・・・・・・




つづく・・・・・・・・
 
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