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インパール作戦

インパール作戦(ウ号作戦)とは、第二次世界大戦におけるビルマ戦線で、旧陸軍がインド攻略を目指した作戦である。

インド解放・援蒋ルートの遮断など戦略的な目的はあったが、ずさんな兵站の管理と作戦立案によって多大な損害を出した。

原案とされる「21号作戦」は多くの指揮官の反対によって1度は廃案となったが、「史上最悪の作戦」は絶望的な戦局の推移と上層部の暴走もあって結果として実行された。
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ある日。
山猿さんから連絡がありました。
「インパール作戦をやります」、と。

場所が特定されないように、今回は基本的に写真を撮りません。
ちょうどカメラを修理に出している最中だったので、考えようによってはナイスタイミングでした。
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早朝、集合場所に着くとメチャクチャ寒いです。
氷点下近くまで気温が下がっていたので、
「寒いしか言えね~」

まずは今回の舞台である山上湖を目指します。
若い頃に数回、近くまで来たことはありましたが、当時の私でも体力的にキツかった記憶があります。
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ぜいぜい言いながら、やっとの思いで湖畔に到着。

山猿さん
「ここがようやくスタート地点です。ここから更に奥地まで詰めます。途中、激しい藪こぎもありますよ。」

まだ早朝の良い時間帯でしたが、先を急ぐので釣りは我慢です。

インレットを覗くと40センチ以上はありそうな大イワナが悠々と泳いでいました。

「今日はこんなのがバコバコ釣れるんだろうな~」

そんなことを思いながら、ニヤけ顔で山猿さんの後をついていきます。
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藪こぎの前に、山猿さんがダニ避けスプレーを貸してくださいました。

私も過去に数回、マダニにやられたことがあるので助かります。
ありがとうございます!

山猿さん
「いよいよ藪に入ります。ここの区間だけですがね。ちょっと行けば抜けますよ。」


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そこからは壮絶な藪こぎの連続でした。
どこまで行っても
藪!藪!藪! 

いつになったら普通の林道になるんだ?

「今どの辺りですか?」

山猿さん
「まだ半分も来てないですね」

「藪こぎって最初の区間だけですよね?」

山猿さん
「え?そんなこと言いましたっけ?」

そこからは、ほぼずっと藪こぎでした 笑
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やがて目的地が見えてきました。

ようやく苦労が報われる!
デカいイワナやサツキマスをバンバン釣るぞ~!

山猿さん
「あ~。道が崩落してますね。これ以上は進めないので引き返しましょう。」

嘘だろ…
ここまで来て?

巻けるルートがないものかと周囲を見渡しましたが、崖なので無理でした。

山猿さん
「この光景を目に焼き付けておきましょう」

「はい…」

たった今来た道を引き返します。
再び壮絶な藪こぎの再開です。

「あれ、今日って何をしに来たんだっけ…?」

だんだん頭がボ~ッとしてきます。
口数も少なくなり、無心で藪こぎを続けていると、逆に楽しくなってきました。
例えるならば、1日の終わりにフカフカの布団に飛び込むような、そんな感覚です。

いっちゃってる。
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山猿さん
「ちょっと竿を出してみましょうか。」

そこは行きに目を付けておいたポイントです。
山猿さん曰く、
このポイントは居着きの魚がいる可能性が高い、とのことです。

やっと釣りが出来る!?
信じられない!

ワクワクしながら1投目。
むむむ?
リールを巻いているのですが、何か様子がおかしいです。
回収したラインをよく見ると…

はい、ライントラブル。
1投目からライントラブル。
わずか1投でFGノット組み直し。
…チクショウ

山猿さん
「たぶん3投以内で釣れますよ」

1、2、3、

「釣れませんね」

山猿さん
「5投以内で釣れます」

4、5、

「釣れませんね」

山猿さん
「おかしいな~ 笑」


しばらくランガンすると、再び違和感が。

またライントラブルか~
と思ってリトリーブを速めると

「何か追ってきてる!」

そこまで大きくないですが、間違いなくサツキマスです!

しまった、油断した…。
そういえば、SOさんも言ってました。
「アマゴ系は足下までチェイスさせたら釣り人側の負けだよ」
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山猿さんから、支援ドリンクをいただきました。
疲れた体にスタミナン7!
疲れた体に翼をさずける!
いつもありがとうございます!
※回し者ではありません。
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その後はワンバイトありましたが、乗せられず。

山猿さんもイワナのチェイスがあったらしいです。

「ムキになるサイズではない」
そう言ってましたが、
8の字釣法で粘りながら「食え!食え!」と言っているのが私には聞こえた気がします。
ご本人は否定していたので、おそらく空耳でしょう。
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山猿さんが落ちていたゴミを拾い、天にかざしています。
そして、わざわざ大きい声で言い直しました。

山猿さん
「あ、こんな所にゴミが落ちている!いけないな~。地球のためだから、持って帰ろう!」

さすがです。
ゴミを拾ったことを神様にアピールして、それで釣果を得ようなんてことは考えてないんです。
この姿勢、見習いたいものです。
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昼食です。
そういえば今日、ほとんど釣りをしていないような。

山猿さん
「移動がメインです。インパール作戦ですからね。」 


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湖畔でラーメンを作って食べました。
最高だ!
どんなときでもラーメンは旨い。

さらに山猿さんがコーヒーを振る舞ってくださいました。
ありがとうございます!
これは染みますね。

※お湯1杯1000円とか、コーヒー豆1粒につき1000円とか、そんな話もあった気がしますが、何しろ覚えてません。
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そこから少し釣りをして、
また藪をこいで、
少し釣りをして、
また藪をこいで、

そんなことを繰り返しました。


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そして、ようやく藪のない林道まで戻ってきました。

なんだ、この快適な道は!?
快適過ぎる!
快適過ぎるぞ~!
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夕マズメ。
最後のポイントで時間いっぱいまで粘りましたが、時間延長はせずにロッドオフとしました。

厳しい闘いでしたが、最後までやり抜きました。

これで今シーズンのサツキマスチャレンジは一応終わりです。
そういえば、サミット参加者で1人だけサツキマスを釣っていない男がいますね。
いったい誰だ…?笑


山猿さん、1日お疲れ様でした。
また宜しくお願いします!
※ダニは付いてませんでしたよ 笑

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