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サラトガ釣行1 -ドラゴン現るの巻

終わらない仕事を強制終了して、
1泊2日の遠征準備が終わったのが午前1時・・・


今から朝マズメに間に合わせるには、睡眠時間は1時間ほどだ。
ふぅ~と息をついて目を閉じたらすぐに落ちた。
と思ったらもう目覚ましが鳴った、1時間なんてのはアッという間だった。


ここ数日間まともに寝ていなかったこともあり、
目覚ましを止めたはいいが、目まいが始まった。
グワングワン回る世界、とにかく体がいうことを聞かない。

ベッドがまるで底なし沼のように深く感じた。

・・・ダメだこりゃ、これで運転なんてしたらたぶんデスドライブになる。

朝マズメは諦めて、また目を閉じた。
パッ!と目覚めたのはそれから4時間後の午前6時。


目まいはない。体もいくぶん軽い。
よっし行っか。
空はスカッと晴れていた。
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2時間半のドライブ。2か月前に「それいけ爆釣中!」で行った記憶が懐かしい。


 

釣りに行く前の妄想は果てしなく続き、
どう釣るか、どんな写真を撮るか、動画も撮っちゃうか・・・
いろんなことが頭をグルグルする。

 


宿にチェックINし釣り場についたのは、11時を回っていた。
ま、もうマズメ時は終わってるし、気負いは特になくゆっくりと準備を始めた。


風は弱く、耳をすませばいろんな鳥の鳴き声が澄んだ空気によく通る。

タックルやルアーの写真を撮ったり、景色を撮ったり、
そんなノホホンとした始まりも悪くない。


今回はロッドのテストも兼ねている。
iD(インディビジュアル・ディベロップメント)で作られたParadox665テスト。
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6フィート6インチ5パワーだ。
そこにアルデバラン15を合わせた。(ぴ、ピントがあってねーぜ・・・汗)

 

日が真上にきてとにかく暑い、刺さるような陽射しは夏のそれだ。

ロッドリールともに初めてだからとりあえず肩慣らしのつもりでBポイントで始めた。

ロッドを握って少し振ってみる、うん、おそらくバラマンディをかけても大丈夫だ。

小型の魚は眼中にない・・・そんな竿だ。


でもファーストテーパーなのに、軽いルアーもシュパッと抜ける感じで飛んでいく。
投げるという感覚よりも、シュパッと切ると言った感じだろうか。。。


キャスト毎にフムフム、なるほどと感覚を掴み始めていた。

このロッドの特に気に行ったのは、感度が良いこと。
ファーストアクションならではのビンビン伝わる感じ、
しかもグリップまでカーボンなのだ、感度はビリビリだ(笑)


とにかくルアー操作がしやすく、ルアーの動きがよくわかる。
ウムウム・・・よしよし、軽くトゥイッチを入れた時だった。

 

コツン!

 

あ、何かが当たった。竿を少し煽ったがノラズ・・・

何かが追ってるな、そう感じつつゆっくりとリトリーブをする。
 

また軽くトゥイッチを入れた後・・・ガツン!!
 


サラトガの硬い口にフックアップさせるために強めに合わせる。

重量あるトルクを感じたと思ったら、いきなり豪快なジャンプ。



うわっ、デカトガだ!

 


やばい!!という感覚とキタコレ!!という感覚と、

えっ写真、エッ動画も撮っちゃう?

なんて余裕と・・・いやすぐにネットインしようよ~と・・・

とにかく頭がビジーな状態だった。

 

ガボガボッっと水面に出てエラ洗いをしたときに、

フックがしっかりとかかっているのが見えた。

そこで結局決めたのが、動画撮影だった。

一眼のスイッチを入れ、動画モードにする。


 

魚はまだ元気いっぱい、ボート回りをギュンギュン泳いでいる。

僕はというと片手でいなすだけw
 
これだけでもデカトガ相手に舐めたもんだけど、

せっかくだし・・・と思って頑張ってみた。


 

2度のスーパージャンプと大きなエラ洗い、美しい魚体とルアーと竿のアップ。

一通り撮ったし、最後でバレたら嫌だな・・・そう思いそそくさとランディングした。


 

ネットに横たわる魚体はとてつもなく大きかった。

良かったバレなくて、これはもしかしたら自己記録かもしれない。


 

急いでボートを湖岸に付け、サラトガが弱らないように水につける。

 

こういう時に大きなネットは便利だ。

 

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計ってみると81㎝!! 見事に自己記録だった。

ここまでの大きさになるには相当長い間生きている個体だ。

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透き通るオパールのような大きな鱗に朱点が散りばめられた美しい魚体。

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古代から生き延びる野生の顔はたくましかった。

写真を撮り、リリースするとやれやれと泳いで行った。

 

さっきの動画、どうだろう?

 

ドキドキのワクワクで、動画を探す・・・ん!?

 

あれ?、アレ?

 

血の気が引き始めるのがわかる、まさか・・・

 

そう、焦っていた僕は録画ボタンを2度押していたのだった。

 

つまり・・・なにも録画されていなかったのだ(爆笑)

 

81㎝のドラゴンのような個体と出会えることなど、滅多になく、

バレるリスクを背負って激熱のファイトシーンを撮ったはずが・・・チーン。

 

自分の間抜けさに苦笑し、慰めるように写真を眺めたのだった。

それでも近年釣りプレッシャーが高くなり、大型魚は減ったと思っていた中で、

10年近く更新できなかった自己記録をキャッチしたのは嬉しかった。

 

それから夕マズメには2度もドラゴン級に近い大型の個体が

水面を割りサーフェスルアーに襲い掛かってきたが、硬い口に阻まれた。

 

日が暮れ、ピーン・ピーンとまるで金属音のような鳥の鳴き声が響き渡る。

 

どこか遠くでバシャ!!という捕食音がした。

 

ドキッ、ワクッとしたがそれっきりだった。

 

静まり返る湖面は納竿を促しているようだった。

 

また明日だ。ボートを走らせると汗ばんだ髪が揺れ、

 

抜ける風が最高に気持ちよかった。

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サラトガ最高!!また会おう!!

 

タックルdata

ロッド: iD Paradox665 test

リール: アルデバラン

ライン: 細いPE(あまりお勧めできない細さです)

ルアー: ノースクラフト・・・秘密(♪)

 

 

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