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▼ ハジマリの大地―古い深い湖で
- ジャンル:日記/一般
- (ハジマリの大地, A piece of the great journey, 自転車旅)
宿に入って荷物を下ろし、レセプションの人に色々と話を聞く。
実は前日が休憩日だったので、ムベヤの町でインターネットカフェを探し
情報を調べていたのだが、どうにもこのナコンデという町からタンガニー
カ湖までの途中にあるムバラという町まで道路が舗装されていない様子だった。
1週間ほど前、モロゴロを出た後に未舗装路に迷いこんで20キロくらい走っていたのだが、とてもじゃないけど僕の自転車では無理があった。
たぶん、キャリアかスポークが折れる。
そんなアフリカの未舗装路を片道200キロ、往復400キロ行くのは機材的にも体力的にも厳しいと思い、別の方法を考えていた。
すると運良くナコンデからムバラへ行けるバスがあるとのこと。
とりあえず一安心して町を歩いたり夕飯を食ったりする。
途中、レストランでザンビア人の男とザンビアの言葉の話になり、基本的な言葉を教えてもらった。

「それは『アイス・ブレイキング』と言うんだよ」
ミクミのスイス人のオッサンと話していた時、できるだけ旅人は現地の言葉を使うべきじゃないかな、と言った僕に彼が言った言葉。
外国人であるという壁を、氷を砕いて、心を開いてもらう。
そういう意味らしい。
これだけ多くの人が英語を使っていて、自分も使えると、やっぱり便利だから使いたくはなる。
だが、何処でも誰でも英語を使えばいい、というのはちょっと違わないか?
現地の言葉を話すことは現地の文化への敬意であり、住まう人々への敬意である。
グローバリゼーションは同化主義であってはならない。
言語というのは人間の思考のOSのようなモノだと思う。
そしてそれが規定する思考形態や概念等、そういうものが文化を作り上げる柱ならば(僕はそう思っているのだが)、言葉を失うことで人はアイデンティティを失ってしまうのではないか。
ほら、日本語無しの日本文化なんて考えられないでしょう?
おっとっと、能書きが過ぎた。
いかんいかん、旅の途中というのはついつい賢者モードになってしまう(笑
何でかって言うとね、暇だから(爆
特に、自転車旅の場合。
翌日。
バス(という名の過積載乗用車)に乗って出発。

ちなみのこれ、出発したのは積み込んでから3時間後。
理由は、
荷物を先に積み込んだ奴が酒飲みに出かけて帰ってこなかったから(爆
やっぱりアフリカだよね、ここも。。。
出発してすぐにオフロードに入る。

すぐ隣に新しい道路を作っていて、一定区間はそこを走れるのだけれども、まだまだ完成は遠くて自転車は厳しいなという感じだった。
というか、ほとんど何も無くて泊まることや補給ができないので、バスを使って正解かも。
ちなみに車に乗ってみた感想は、
「アフリカで自転車に乗るのは自殺行為」
というのが正直なところ(笑
猛スピードで後先考えぬ追い越し、急ブレーキ、とりあえずクラクションw
タイしかり、なぜ普段ユルユルの人たちほど運転が荒いのだろう…
3時間くらいして車がタンガニーカに近づくと、池やら湿地やらが増えてきて緑が濃くなってきた。

そしてムバラという町に到着し、翌日に今度は自転車でムプルングという湖畔の町へ向かう。
40キロくらい、ずっと下り。
スピードも50-60キロくらいをキープしてて、めちゃくちゃ怖い。
なんとか自転車を制御しつつ、湖に着いた。
早速釣り。
腰までガッツリ浸かってやっていたら、小さいのがイッピキ。

が、この後に現地人が
「そこはクロコダイル居るぞ!」
と声をかけてきたのですぐさま退散w

ロッジを見つけ、ちょっと料金が高かったのでテントを張らせてもらう
ここから6日間テント生活。
考えてみると今回、1/3くらいはテント生活してる(笑
安宿なんかよりよっぽど好きなので良いんだけれども。
キャンプ場の方がちゃんとホットシャワー出るし。
ちなみにタンザニアでは「ホットシャワー出る出る詐欺」というのがあってw、出ると言っておいて出ないことがしょっちゅうある。
気温は15度以下になる高原でソレをやられると辛い。。。
そう、あれは高原の街、イリンガでのこと。
寒くなるのは明白だったのでしっかりお湯が出ることを確認し、部屋に入った。
シャワーを浴び始めるとやがて2分くらいで冷水に変わってきて、おいおい、それはナイだろうと蛇口を捻った時だった。
ビリビリビリビリッッッッ!!!
ちょっ!漏電してる!!死ぬ!!死ぬ!!!!
、、、なんてことがありました。
シャレになってないっつーの。
まあそれは置いておいて、
テントでしばらくガサゴソしていたら、ヨーロッパからの調査チームがやってきて夕食に誘ってくれた。
世界中で魚類の調査をしているらしく、今回はこのタンガニーカで新種の特定が主な目的だとのこと。
後から知ったのだが、その中の一人はタンガニーカのシクリッド研究の権威のような方だった。
食べながら色々と話を聞かせてもらう。
湖に住むシクリッドの最大種、ジャイアント・シクリッド。
おっと間違えた、これは食べたヤツだw

現地名はンクピ。
彼らによると、この種は最も古くに進化の系統から分化した種らしく、他のシクリッドより飛び抜けてデカイ。
ちょっとピーコックバスに似てるね。
そしてラテス、タンガニーカパーチ。

アカメやバラマンディ、ナイルパーチと比べて全く形が違う。
ちなみに4種類居るらしい。
他にもシクリッドの他種やらナマズやらたくさん魚種が住んでいて、未分類種を含めると250種くらい居るんじゃないか、と言っていた。
その理由は、この湖が世界で最古の部類の湖であり、またグレートリフトバレー(アフリカ大地溝帯)という大地の裂け目に在って最大水深が1500mあるというのが大きいらしい。
そんな面白い話を聞かせて貰って、わくわくしながらテントに戻って寝る。
この後どれだけ苦労するかも知らず…
翌日。
漁師を雇って沖合いに出てみる。
ここ、と言われたポイントはなんと水深70m(笑


とてもじゃないが、そんなところを攻める手立ては持ってきていないw
しばらく手持ちのジグをシャクってみたが反応なく、島周りに移動してシャローを打つ。

が、無反応。
浅いところは綺麗な小魚がたくさんいるんだけど、どうにもルアーに食ってくるような魚の気配を感じない。
結局丸一日やってノーバイトという結果に終わる。
翌日は趣向を変えて小さいの狙い。
ミスってワームを忘れてきたので、スピナベのスカートを引っこ抜いて毛鉤的なものを作り

スプーンでキャロみたいにして実釣。
いやー楽しい釣れる釣れる。






とりあえず違う種の写真だけ撮りつつマッタリ釣った。
そこで思いつく。
ジグとバイブを重りにして仕掛け作って、こいつら餌にすればいいんじゃね?
ということで出船。
が、釣れるのはこんなやつらばかり…


丸2日やって、結局ジャイアントシクリッドやタンガニーカパーチは1匹も出なかった。
残念。
もし次に来るときがあったら、魚探を持ってくることにしよう。
そんなことを思いつつタンガニーカ湖を後にした。
さて、次はこの旅のラスト、ザンジバル島だ。
実は前日が休憩日だったので、ムベヤの町でインターネットカフェを探し
情報を調べていたのだが、どうにもこのナコンデという町からタンガニー
カ湖までの途中にあるムバラという町まで道路が舗装されていない様子だった。
1週間ほど前、モロゴロを出た後に未舗装路に迷いこんで20キロくらい走っていたのだが、とてもじゃないけど僕の自転車では無理があった。

そんなアフリカの未舗装路を片道200キロ、往復400キロ行くのは機材的にも体力的にも厳しいと思い、別の方法を考えていた。
すると運良くナコンデからムバラへ行けるバスがあるとのこと。
とりあえず一安心して町を歩いたり夕飯を食ったりする。
途中、レストランでザンビア人の男とザンビアの言葉の話になり、基本的な言葉を教えてもらった。

「それは『アイス・ブレイキング』と言うんだよ」
ミクミのスイス人のオッサンと話していた時、できるだけ旅人は現地の言葉を使うべきじゃないかな、と言った僕に彼が言った言葉。
外国人であるという壁を、氷を砕いて、心を開いてもらう。
そういう意味らしい。
これだけ多くの人が英語を使っていて、自分も使えると、やっぱり便利だから使いたくはなる。
だが、何処でも誰でも英語を使えばいい、というのはちょっと違わないか?
現地の言葉を話すことは現地の文化への敬意であり、住まう人々への敬意である。
グローバリゼーションは同化主義であってはならない。
言語というのは人間の思考のOSのようなモノだと思う。
そしてそれが規定する思考形態や概念等、そういうものが文化を作り上げる柱ならば(僕はそう思っているのだが)、言葉を失うことで人はアイデンティティを失ってしまうのではないか。
ほら、日本語無しの日本文化なんて考えられないでしょう?
おっとっと、能書きが過ぎた。
いかんいかん、旅の途中というのはついつい賢者モードになってしまう(笑
何でかって言うとね、暇だから(爆
特に、自転車旅の場合。
翌日。
バス(という名の過積載乗用車)に乗って出発。

ちなみのこれ、出発したのは積み込んでから3時間後。
理由は、
荷物を先に積み込んだ奴が酒飲みに出かけて帰ってこなかったから(爆
やっぱりアフリカだよね、ここも。。。
出発してすぐにオフロードに入る。

すぐ隣に新しい道路を作っていて、一定区間はそこを走れるのだけれども、まだまだ完成は遠くて自転車は厳しいなという感じだった。
というか、ほとんど何も無くて泊まることや補給ができないので、バスを使って正解かも。
ちなみに車に乗ってみた感想は、
「アフリカで自転車に乗るのは自殺行為」
というのが正直なところ(笑
猛スピードで後先考えぬ追い越し、急ブレーキ、とりあえずクラクションw
タイしかり、なぜ普段ユルユルの人たちほど運転が荒いのだろう…
3時間くらいして車がタンガニーカに近づくと、池やら湿地やらが増えてきて緑が濃くなってきた。

そしてムバラという町に到着し、翌日に今度は自転車でムプルングという湖畔の町へ向かう。
40キロくらい、ずっと下り。
スピードも50-60キロくらいをキープしてて、めちゃくちゃ怖い。
なんとか自転車を制御しつつ、湖に着いた。

腰までガッツリ浸かってやっていたら、小さいのがイッピキ。

が、この後に現地人が
「そこはクロコダイル居るぞ!」
と声をかけてきたのですぐさま退散w

ロッジを見つけ、ちょっと料金が高かったのでテントを張らせてもらう
ここから6日間テント生活。
考えてみると今回、1/3くらいはテント生活してる(笑
安宿なんかよりよっぽど好きなので良いんだけれども。
キャンプ場の方がちゃんとホットシャワー出るし。
ちなみにタンザニアでは「ホットシャワー出る出る詐欺」というのがあってw、出ると言っておいて出ないことがしょっちゅうある。
気温は15度以下になる高原でソレをやられると辛い。。。
そう、あれは高原の街、イリンガでのこと。
寒くなるのは明白だったのでしっかりお湯が出ることを確認し、部屋に入った。
シャワーを浴び始めるとやがて2分くらいで冷水に変わってきて、おいおい、それはナイだろうと蛇口を捻った時だった。
ビリビリビリビリッッッッ!!!
ちょっ!漏電してる!!死ぬ!!死ぬ!!!!
、、、なんてことがありました。
シャレになってないっつーの。
まあそれは置いておいて、
テントでしばらくガサゴソしていたら、ヨーロッパからの調査チームがやってきて夕食に誘ってくれた。

後から知ったのだが、その中の一人はタンガニーカのシクリッド研究の権威のような方だった。
食べながら色々と話を聞かせてもらう。
湖に住むシクリッドの最大種、ジャイアント・シクリッド。


現地名はンクピ。
彼らによると、この種は最も古くに進化の系統から分化した種らしく、他のシクリッドより飛び抜けてデカイ。
ちょっとピーコックバスに似てるね。
そしてラテス、タンガニーカパーチ。

アカメやバラマンディ、ナイルパーチと比べて全く形が違う。
ちなみに4種類居るらしい。
他にもシクリッドの他種やらナマズやらたくさん魚種が住んでいて、未分類種を含めると250種くらい居るんじゃないか、と言っていた。
その理由は、この湖が世界で最古の部類の湖であり、またグレートリフトバレー(アフリカ大地溝帯)という大地の裂け目に在って最大水深が1500mあるというのが大きいらしい。
そんな面白い話を聞かせて貰って、わくわくしながらテントに戻って寝る。
この後どれだけ苦労するかも知らず…
翌日。
漁師を雇って沖合いに出てみる。
ここ、と言われたポイントはなんと水深70m(笑


とてもじゃないが、そんなところを攻める手立ては持ってきていないw
しばらく手持ちのジグをシャクってみたが反応なく、島周りに移動してシャローを打つ。

が、無反応。
浅いところは綺麗な小魚がたくさんいるんだけど、どうにもルアーに食ってくるような魚の気配を感じない。
結局丸一日やってノーバイトという結果に終わる。
翌日は趣向を変えて小さいの狙い。
ミスってワームを忘れてきたので、スピナベのスカートを引っこ抜いて毛鉤的なものを作り

スプーンでキャロみたいにして実釣。
いやー楽しい釣れる釣れる。






とりあえず違う種の写真だけ撮りつつマッタリ釣った。
そこで思いつく。
ジグとバイブを重りにして仕掛け作って、こいつら餌にすればいいんじゃね?
ということで出船。
が、釣れるのはこんなやつらばかり…


丸2日やって、結局ジャイアントシクリッドやタンガニーカパーチは1匹も出なかった。
残念。
もし次に来るときがあったら、魚探を持ってくることにしよう。
そんなことを思いつつタンガニーカ湖を後にした。
さて、次はこの旅のラスト、ザンジバル島だ。
- 2015年9月20日
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