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はじめに。


掲載している写真は
あまりにもポイントばれしやすく、
他のアングラー様への配慮をしている為、
かなり加工しています。ご了承下さい。

そして、恥ずかしいので少し暗めです。



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"思い出の魚"


尋ねられれば、沢山出てくる。
釣り方が違えど、初めて手に取った魚は
どんな種類であろうと、どんな大きさであろうと
それはそれは、とても嬉しいものです。



数多く出会った魚の中でも
特別な感情を抱き、忘れられない1匹がいます。





釣りを趣味として確立させ、
そこから約5年程、海での餌釣りに通う日々。

共にしていた友人と

「新しい釣り始めない？」

と、意見一致したのがルアーフィッシングの始まり。

とりあえず、と入門タックル
そして種類も何も調べず、見た目で気に入ったルアー1本
それぞれ買い、海へ。




結果は撃沈。
買いたてルアーもボロッボロに。



これはあかん。と、いうことで
昔からルアーでシーバスをやっているという旧友に連絡を取り、
手取り足取りレクチャー。



自身の本格的なルアーフィッシング開始。







始めた頃のシーズンはバチパターン。
(後にパターンがある事を知る。この時は？な状態)

入念に下調べする派で、尚且つコツを掴んだ友人は
毎度のようにシーバスを釣るようになる。



側から見る自分。

次こそは！次こそは！な、感情から
何故釣れない！何故釣れない！？に変貌


頑固な性格でもあり、友人のアドバイスは一切聞かず。

そして馬鹿なので下調べはしない。
そもそも、魚釣り如きがそんな難しい訳がない。
たまたまだ！たまたま俺に釣れないだけだ！
と、本気で思っていた。
(ええ、馬鹿なのです。釣れない一番の原因。)



始めてから約1ヶ月、
バラすどころか、魚がルアーに触れもせず。
時間ばかりが過ぎた。

そしてやっと、魚釣り、ルアーフィッシングが
如何に難しく、奥深いものであるか
身をもって知る事に。




頑固さ、プライドの一切を捨て、
入念にネットで下調べ。

そして、友人にアドバイスを懇願。



ここに立つ。
あそこへルアーを投げる。
ロッドはこの角度。
リトリーブスピードはこのくらい。
(「リトリーブって何？」)
(「リール巻く早さだよ！」)
(「.....はい。」)

そこでひたすらやれ。と
同時期に始めたのにまるで師匠と弟子くらいの差。


無駄な事を考えず、ひたすら同じ事を繰り返す。






来い。

来い。

来い‼︎‼︎








その日は結局釣れず。
帰宅後、寝不足になる程シーバス釣りについて調べる。

釣れない原因は何か、
有効な手段や方法は何か、
水の満ち引き、
ポイントとなる場所は何処か、




気付いたら眠り、朝を迎え。
仕事終わりにまた友人と川へ。



調べた事、教わったアドバイスをもとに
ひたすら無になりルアーを投げ続ける。








モソっと何かがルアーに当たる。
？？と思い、軽くあわせてみる。

瞬間にロッドから全身に伝わるブルブルとした振動。



「き、きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」

「まじか‼︎って馬鹿‼︎慌てるな‼︎‼︎もっとゆっくり巻け‼︎」



全力で巻き取られる糸に
為す術なく、引き波立てて寄せられ、
















「うぉっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」


遠い場所にある橋の上から
人々がこっちを向いていたと、後程友人から聞く。


そんな事も気にならず、感情のままに叫んだのを覚えてる。


サイズなんて気にならない。
どんなものでも、シーバスはシーバス。
自分が初めてルアーで釣った1匹に変わりはなく。


あれから今、この時より大きな魚をかけ、
この時より強烈な引きを感じるようになり、
当時感じた魚の引き具合、忘れつつあるけども、
釣れた瞬間の感動は今でも覚えている。


この1匹の感動が忘れられず。
今ではシーバスの虜に。


そして、いまだに釣れれば叫んでいる。
この癖、今後直そう。周りに人いたら迷惑だし。









これから先も多くの魚と出会えるように、

あの時釣れてくれたシーバスよ、ありがとう。
大きくなって、また釣れてくれ。





※当時、グリップの扱いが下手すぎて
軽く穴開ける事になってしまいました。
以降、気を付けております。


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