前回のブリですっかり気を良くした小生、その約2週間後にまた淡路島へ。

この日も朝マズメが終了した頃に、現地へ到着。
まずは先行者にどんな感じか聴いてみると、朝イチにブリが1本あがったとのこと。
一気にテンションが上がる。

だがこの日は８月。
暑い暑過ぎる・・・
ジグなんてシャクっていると、モヤシっ子の小生、すぐに熱中症で死にかねない。
だが、ブリも釣りたい。
とりあえずジグを放り込んで、シャクってみるが汗が滝のように流れる。

そして無反応。

誰も釣れていない。

なぜ自分はこんな苦しいことを、わざわざ休みの日にやっているのだろうか・・・

もう帰りたい・・・

帰ってクーラーの効いた部屋で、乳ボーロを食べたい・・・

いや、しかし今日はブリが釣れている。

奇跡は起きるかもしれない。

何度も何度も悪魔と天使の囁きが交互に聞こえてくる。

そんな時、遠くから水上バイクがこちらに向かって走って来たかと思うと、キャストすれば届く範囲でなぜかウロチョロ走り回りだした。

必然的に釣りができない。

一体この水上バイクは何がしたいんだ。

しかもよく見ると女子、オッさん、女子のサンドウィッチ状態。



楽しそうな黄色い声も聞こえてくる。

・・・。

オイオイオイオイオイオイオイオイオイオイ、人が汗をブリブリかきながら、生と死の狭間で釣り糸を垂らしているという時に、なんなのだこのサンドウィッチ野郎は。

なんだか得体のしれない闘志が湧いてくる。

今日は是が非でも釣って帰ろう。


サンドウィッチオッさん、落水。