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小川健太郎

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小川健太郎釣りペイジ


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ウルトラマソ/オガケンVer.

カラータイマー3分。

子供心に不思議だった。
なぜスペシウム光線を先に撃たないのか。
組み合うことに何の意味があるのか。

まあ、子供なので、一見
「番組的なことは考えてません」
風の解釈かと思われるかもしれない。

いや、ちょっと違うんでゲス。
もし、自分がウルトラマソの立場であったなら。

幼少期、そういう前衛的な夢を見たことがあるんでゲソ。

怪獣が暴れている。
とりあえず、慌てふためいてウルトラマソに変身した。
で、
いきなりビーム。

そう、光線を当てた。無我夢中で。

そして慌ててどっかに降りて、ドキドキしながら人間型に戻った。

怪獣はまだ動いていた。

さっきので変身1分。夢の中なのでわからないが、そんな気がした。
まだいける。

別の方向から、また変身した。
そしてまた撃った。ビーム。光線。
そしてそのまま人間型に戻った。

怪獣はウルトラマソを探している。

まだあと1〜2回変身してビームを撃てる。
こういうゲリラ戦法なら、怪獣全部やっちまえる!
ピンチらしきピンチは見当たらない。

ドキドキの中、そんな気がしたまま起床。

幼少期の、この夢が実際の人生の転機だったのかもしれない。

「恐怖を前にすると、人はいきなりビームを撃つ。」

心に刻んだ。

数年後のある日、いつものようにバス釣りに行った。
ヘドン、ラパラ、ストーム、トーナメントワーム8"、ジェリーワーム6"
いろんなルアーがある中で、いきなりスライダーワームを投げた。

あの夢を思い出した。

「釣り場を前にすると、人はいきなりスライダーワームを投げる。」

心に刻んだ。

遊びなのに、こういう人間ではイカン、と。
そこから研究の釣りを志し始めた。

数年後、友人たちと釣りに行った。
やっぱり手堅いものを投げる。
それで釣れたあとは尚更手堅くなる。
見てるほうは面白くないが、とりあえず釣れなきゃ、みたいな面が見える。

釣りで、だ。
遊びで。


バカじゃねーの?と
一方的に見て、思った。

数年後、商売をはじめた。
手堅いもの、ギャンブル性の高いもの、いろんなものが目の前を飛び交うようになった。
もちろんギャンブル性の高いものを選んだ。
普通に失敗した。

商売で、だ。
仕事で。


バカじゃねーの?と
多角的に見て、思った。

もちろん誰も見ていない。
パフォーマンスでもなんでもない。
損害ばっかり。

ここで身体がようやく理解したのだ。

釣りでギャンブルできるのは遊びだから。
遊びであるがゆえ、人が普段できない冒険を
釣りの中でどんどんやっていくべきなのだ。
10回中一回あるかないかの成功は
きっと前人未到の成功なのだが、遊びゆえさほど評価されない。
だが、手堅く釣れるよりはよっぽどパフォーマンスに優れているに違いない。

いきなりビームを撃たないで、
番組みたいに見せられる釣りをしよう。

そう思った次第。2002年頃。

※もちろんさんざん釣って理解してから、の話で。

で、今。
腰を痛めてしまった以上、変な行動を抑えねばならない。
壱岐から帰って思ったことがあるんでゲス。

ワシ、ビームいっぱい持ってたワ。

そう、これからは、ゲリラ的にビームを撃ち、
スッと消え、また違う場所からビームを撃つ。

これでギックリ腰でもそれなりに取材成立。家庭円満。金運上昇。

幼少期の夢に出た、オガケン的ウルトラマソに変身すればいいのだ!ゲソ!

もうパフォーマンスなんて与えない。
ビームの数だけ写真が出る。
全戦が消化試合。
毎日が、自分だけのユートピア。

というわけで、今までこのギャンブル性の強い釣りを応援いただきました皆様、
もうワタクシのことなんて見捨てて下さい。
ウルトラマソなんです!
電波があぶないんです!
ゲソ!

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