プロフィール

小川健太郎

南極

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2024/4 >>

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

検索

:

QRコード

ogawakentarou twitter

ツララjp

小川健太郎釣りペイジ


counter_img.php?id=89031498

5★テスターに求められるもの、のコツ その5

  • ジャンル:日記/一般
  • (生活)
お知らせ
fimoエグゼクティブ → 一般 へ変更します。
http://www.fimosw.com/u/ogawakentaro/ywbbeuynrj9fah

※2/14の自動更新です。本体はたぶん八重山方面の地上にいますので、苦情は月末帰ってからお願いします。

前回の続きです。
一般の方は関係ない話題で申し訳ございません。
最終話になりますので、
一般の方は次回22日夜の日記をご覧下さい。



テスターに求められるもの、のコツ1

テスターに求められるもの、のコツ2

テスターに求められるもの、のコツ3

テスターに求められるもの、のコツ4




テスター/モニターさんに必要な投稿、写真、文章について書いて参りました。


いずれも誰でも出来る簡単なコツです。
つまり、ここまでで釣りの技術がほとんど要らないわけですから、
上下左右及び時間軸の意味での、『釣れる場所』さえ確保していれば、
本当はテスターやモニターは誰でもなれる可能性があるのです。

この『場所』の話も一つのウデで重要なんですが、
その話は各自の問題、今回も関係ないです。

これらちょっとした努力で、釣りが上手いだけの写真撮れない人、書かない人よりも確実に消費サイクルに還元されていきます。
だから釣りの業界はショボイのです…が、これはまた別の話。


テスターやモニターになりたい方は
まずこの構図を頭に叩き込んで下さい。


お客様
お店、問屋、メディア
メーカー、開発者
テスター
モニター

メディアの位置等、おかしいと思われるところがありますが、
これはテスター/モニターさんの専用の構図だと思って下さい。

そう、つまり業界の底辺の立場を目指しているのです。
この状態では
お客様から商品を買っていただくための草の根になるだけのために
何を努力しているのかさっぱり理解できません。
草の根は重要な存在ですが、立場的にはまったく下の存在。
書かない撮らない投稿しないなら、
自覚として寄生虫の一種と思っていただいて結構です。

何もせずに物をもらって、威張っている感のあるテスター/モニターは
さらに滑稽であることを知っておかなくてはなりません。

上手かろうが釣れようが、結局誌面もブログも何もできずに
単に寄生虫っぽい釣りスタイルであることを公言して
そこで口でちょっと宣伝して、いったい
メーカーや消費者に何の利益をもたらすのでしょうか。

本来楽しく釣りをしているのであれば、
買う、作る、全て自分でやる。
自分のお金、技術、思考、足で、自分の魚を釣れば、
それが本当の釣り人の姿。
率先して寄生虫の一種にならなくていいのです。

数万の商材をもらって数十万、数百万売り上げを立てられなければ
本来責められるだけの立場…。
そこに居たいだけで立場を望むのであれば、
いったい何を求めてらっしゃるのでしょうか。

釣りという遊びそのものをナメてるとしか思えません。


ただ、テスターやモニターの先にある何かを掴みたい方にのみ
その先の腕前等が活きてくる、救いがあるのです。

モニターという立場は商売レールや、
釣りというアートの路線に乗るスタートになり得るからです。
この先へ上がるためには、さらに上の工夫が必要となります。

誌面やアピールできる場所を構え、
ここではじめてウデ自慢なりアイデアを発揮できるのではないでしょうか。
もちろん競争も辞さない構えが必要な場合もあると思います。

何度も書いている、9割の要素たる場所(上下左右時間)、の残りです。
テクニックの追究、ルアーの開発、そしてアプローチにいたるまで
メーカーや開発、プロアングラーはその1割の要素のために心血そそいで
日々モノを作り、また技術や理論的な要素を高めて行ってます。(と信じています。)

例えば釣りの技術で有名な鈴木斉氏には、
『ヒトシ・ノート』と我々が名付けているノートがあり、
一尾づつの細かい記録を、これまた細かく書いています。
それも釣れてようが釣れてまいが、現場で、いきなり書くのです。

例えば奇抜な不潔、で有名なワタクシは、事故当時までの文書で言えば
普通のテキストA4印刷で百科事典二冊に相当する
無駄でビッチな過去原稿達をHDDに記録しています。
参考文献は証明以外全然使わないくせに、もっとビックリするほど他国語満載、数量満載です。

こうした努力や技術、練習は各自勝手にやるもんで、
コツもヘチマもありません。要ると思えばやればいいし、
要らなければその方向の先がないだけで、
別の方向、例えばシャベリ等は向いてたりするかもしれません。
それも勝手に各自がとる練習次第だと思いますが。

さて、プロであろうが、いつの世も、確実に釣る、ということは不可能です。
ですので、そのとき釣れる魚のなかでの最善を尽くすことになります。
普段からの練習や勉強、写真の練習もすべて、ここで活かすのです。

その結果、その結果、の繰り返しがプロへの道だと思います。
引退でわかりましたが、引退するまで結果の継続が必要です。

当たり前です。

ただ、今はそこへ至る道のりへの常識がいくつか、ないんです。
インターネットがわるいのか、時代がわるいのか、
我々がわるいのか。…我々です。今まで誰も教えなかったから。
だからこのような日記になりました。

さて、技術ですが、モニターテスターさん、それを目指す皆様の中で、
あの人、釣りが上手いからカッコイイ、なんて思ったことあります?
自分が上手いからカッコイイ、と、思ってるのは自分だけです。
もしくは大会の中だけです。
だからそんな気持ちは便所に流せばいいんです。
「上手い」と「カッコイイ」はまったく別です。そこからスタート。

その気持ちがもしテスターレベルまで釣りを突き詰めてもなお一緒、
ということであれば、単なるチュウニ病みたいな一過性のもので、
それを頭打って忘れるくらいでなければ先には進めません。

上手いから取材した、としても、いまや何のインパクトもなく
それはそれ、で終わってしまいます。
むしろ性格の問題等があって締め切りに間に合わないような事態になるなら、
上手かろうが、記録であろうが次世代では必要とされません。

ちゃんと釣る、
ちゃんと見せる、
ちゃんと語る。
ちゃんと守る。

ようは、すべてにおいて『仕事』なのです。
この4つの基礎は、今まで述べて来た原稿や写真の部分を
普段から鍛えていれば、すぐに引き出せませんか?
釣りのウデは楽しいから先に鍛えられますが、
取材を受けるという段階で、ウデ以外が
きちんと鍛えられていなければならないのです。
慣れていれば、緊張もなにもなく、こなせますよね。
これまでの暴言の理由は、こういうことなのです。
気分を害された方は申し訳ないですが、その不快感をバネに頑張って下さい。

さて、話題が飛びますが、釣りでカッコイイ人は
☆動作が美しい
☆言い回しがカッコイイ
☆独特の切り口、行動を持つ(※カッコイイかどうかは別)
☆見た目がイケメンまたは奇抜

くらいしか見たことがありません。

何度も書きますが、上手いだけの人は掃いて捨てるほど居ます。
例えプロの誰かの、その上のレベルだとしても、
性格等で仕事に障れば抹消されかねません。
全員が締め切りのある仕事をして、出来ているからプロアングラーなのです。

☆の四つ目はまあ、どうでもいいとして(笑)、
上の☆の三つのどれか、いくつかに秀でる必要があります。

別にカッコイイ必要はない方向性なら、
三つ目の追究だけでも十分です。
生き残るに当たり前の工夫をしましょう。

ただ、釣りで最も時代を超えて残る可能性があるのは
言い回し
の部分です。
それに対抗しうるのは記録ですが
記録はテスターとかプロは関係なく誰にでも平等にチャンスがありますので、今回の話とは無縁です。

オジサマ系アングラーで、見た目に普通だったとしても
ファンが多いのは言い回しの達人です。
名言になり得る真理を追究していく姿勢は
常に必要なのではないでしょうか。

え?その座は狙ってない?
どうでもいい話ばっかでスンマセン。
まあ、上に上がってプロになるなり開発をしたいときのために
普段から身につけれるよう、情報の破片を拾って下さい。


とにかく、まずはスタート地点なのですから、
そこを自覚していただいて、

写真と文章への熱意。
あたりまえの投稿。

次世代のテスターさんやモニターさんとなる方々、
これだけはしっかり続けて下さいまし。

で、なってみて、そこで最終的に誰に何を伝えたいのか。
本当はこれこそが動力です。
立場を登りつめて行っても、
カッコイイと思う、など動機が不純であるほど、

その山頂には何もありません。
どんなカリスマアングラーであろうが、
所詮お客様あっての立場でしかないのです。

ちゃんと買って釣りをしている、一般の方だけが
本当に魚相手の戦いをしている釣り人なのです。

どの業界もそうだと思いますが、物をもらう以上は
好きだったはずの遊びが単純に窮屈になるだけです。
誰かに、より多くの人に伝えたい、と思えるテーマを増やして下さい。
それがアナタという人物の山の礎になり、裾野を広げます。



なんもなしでモノだけ欲しがるな!


と、多くのテスター/モニターを目指す方が思われてます。
メーカーにも、一般の方にも思われてます。
商売のルールに乗らない場所に立つ自覚と意味をご理解下さい。

文も写真もなんもなしでやりたいなら
自分でサンプル削って売り込みを続ければ、
経験上そっちのほうが速いです。
『今の1個を作れる人は未来の100個作れる』ので。

そもそも



他人の金で釣った魚は
自分の魚ではない。



ちゅうことなんですわコレ。
今まで何回も書いてますが。


だからワタクシはスポンサーとか受けずに基本は購入。
アイデアサンプルと露出の対価だけで10年目まではやっとったわけです。
そのあと一年契約してみましたが、
やはりプロは性に合わず契約だけ解消させていただきました。
性格的にライターやってるだけでよかったみたいです。

その話はどうでもいいので、
以上でテスター/モニター関連のお話は終わりです。

ワタクシだけの意見ではなく、多くのメーカーや開発の意見を
総合して書いてみました。
なので、大筋では間違っていないと思います。

ありがとうございました。次回は22日の夜、
fimoエグゼクティブ内での最終の話題です。

コメントを見る

小川健太郎さんのあわせて読みたい関連釣りログ