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小川健太郎

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小川健太郎釣りペイジ


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淡々と。

  • ジャンル:日記/一般
  • (生活)
誰に聞いて欲しいことでもない日記。

二年という、長い時間が経過した。
あれから何時間寝て、何時間活動したのだろうか。
心の判断基準は、家が壊れた阪神大震災ではなく、
確かにあの東北の震災の日になった。

二年前から、自分の中で確かに変わったことがある。
実釣の引退もしたし、いろんな確信を得た。
おおっぴらに書けるようなことではないんだけれど。

そうでなければ明らかにマイナス印象の強い逆風の中、
常吉を残すなんて選択肢も普通なら、ない。
これからツララやら他社で起こすであろう企画も、
あの地震がなければ、避けていたかもしれない。

別に何かを正面から受けて立つわけでもないけど、
横になって寝そべっていても、地震は来る。津波も来る。
落雷だって竜巻だって起きる。
地球は人類が思っているより、もっと大きい。

つまり、そんな世間の逆風なんて、
しょせんは人間の欲の延長。
あの地震に比べてどうでもいいことでしかない。
常吉の争いも、関係はするけれど、
心の中では全く、どうでもいい、早く決着つけろ、と思っている。

誰かの失敗がどうだとか、
上手いとか下手だとか
テンションが高いとか低いとか、
ふざけてるとか真面目だとか、
そういう次元で生きるのもいいけれど
心の奥ではバッサリ切り捨てて
淡々と、目の前の何かを
“やりたいように”
進めて行くほうが自分には合っている。

何かを守る、ということにかけては
失敗も成功もないし評価も必要としない。
だから逆風だろうが関係なく
守るべきだと思えば守ればいいのだ。

助ける、という言葉は、わかりやすいから使うけど
目線が上から過ぎて大仰だ。
助け合う、というのも違う。
やりたい範囲で出来ることが目の前にあるからやる。
そういう人が集まってるから、助け合ってるように見えるだけ。
その先は、どうせ見えない。
だけどやる。それだけのことだと思う。

お金とか経済、そういう価値すら本当は存在していないことがわかっているのに
いまだやたら左右されている。
地震のとき、常に動くのか動けないのか、の二択だった。
誰だってそうだったはず。

人助け、モノ助け。

現代の人間の知恵を活かすべき場所は
本来ここにしかない。
コミュニティとアートの存続と生産。
それ以外はしょーもない欲望が必ずつきまとっており、
本来なら、未来へ残すべきではない部分。

これまで迷いながらも続けて来たことが、
あの地震のときに繋がった。
だから、やっぱりやり続けた方がよかったと気づいた。
だからこそ、これからも、もっとそうすることにした。

これまでの人生の中で、ヘンテコな出来事はいっぱいあったけど
それほど目立って嬉しいことも、悲しいこともあんまりない。
いつか自分も死ぬだろうし、そうなっても誰かに悲しんでほしくもない。
どこかの動物の誰かの一生、その通過点に存在した、ただのイッピキでしかない。
そういう風に考えるようになった。

自分がやるべきだ、と思うことを繰り返す人生にしよう、
と、今日は改めて、そういう結論に。

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