滅びたポイントとクララの顎

深センに戻る前に、
ハロワンのポイントも見てみるか。
歩いて5分の距離だしね。


ギャア~、水がねぇぞ。


この坂を下りた場所が、ハロワンの絶好ポイントだったのに。

奥のゴム水門が撤去され、
積まれたコンクリで、水の浸入を防いでる。
川底に溜まってたドロは汲み上げられ
これじゃ地形変化もクソもない。



コレは前にアップしたハロワン動画を改良したもの。
(捕食シーンのズームを取り入れBGMを変更)
撮影はズバリこの場所。
この動画を見れば、どれほどの変化か解ってもらえるだろう。

またひとつポイントが失われた。

でも、ボクはラッキーだったと思う。
此処を見つけたのは今年の1月。
もう少し発見が遅れてたら、
あの楽しさは無かったんだな。

最近、河川工事の話を聞く機会が多い。
アレ!?もしかしてアソコも。

コレは大変。
博愛川も見ておこう。
深センに帰るのはソノ後だ。


ふう、此処は無事みたいだ。

じゃあ、深センに帰るか。
なんて目の前のボイルを見たら
せめて1匹は釣らなきゃねって事で
改めて此処でも戦闘開始!

先に結果を言うと

バイト2桁
バラシ3回
捕獲ゼロ

だった。

正直、この高活性で捕れなかったのはヘボいな。
流石に帝王クララを相手にULのタックルじゃ苦しいか。
バラシは全て寄せる前にフックを曲げられた。


しかし、2本同時に曲げるかね?

フックは中国メーカーの物だけど、
これでも太軸を使ってるんだぜ。

この曲がりの原因が引っ張りによるものか
それとも噛み潰されたものか
定かではないんだが、
そんなに曲げられるなら

「太いシングルフックを使えよ」って思うかもしれない。

フロッグやワームのアレね。
支点までがトリプルより長く、稼動しやすいから
コレなら曲げられ辛いだろう。

確かにローカルのご当地釣法はフロッグだしな。
でも、フロッグはノラないんだよ。

クララの口は超堅い。
クララの上顎、下顎ともに軽石みたいな歯が
ガッチリはまってる。
なので、口先から約5cm以内の口の中では
まずフッキングしないんだ。

ボクが釣ってるクララ写真の口元を見れば判るんだが、
殆どの写真でルアーが写ってる。
これはルアーが見える角度で撮影してるだけで、
フックを刺し直したりとかは一切してないんだ。

そう、クララがもっともフッキングし易い位置は髭周りの唇。

捕食もヘタで、季節によっては吸い込みも激弱。
口の奥でないとフックが刺さらないとなれば
フックが本体にガードされてるフロッグは不利。
しかもポイントはウィードもないエリアだぜ。

このポイントでの数少ないフロッグに特化した部分は
対岸の草に乗せて静かに落せる事と
フッキングし辛いから場がスレない事。

そういう意味ではフロッグは優しい釣りだ。
コレは見習う必要がある。
しかし、釣れないとギャング釣りに変更する
柔軟さはどうかと思うぞ。

ボクは曲げられない方法を考えるよ。
フックだけでなくポリシーも曲げられないってヤツをな。

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