アフリカンクララに餌釣りで挑戦

今回のガイドはコレまでと、全く違った様相になる予感がしたんだ。
でも、終わってみればいつもと一緒。

香港のアフリカンクララ釣りって、つまるところハートなんだよね。

依頼主は日本のセリさん。
香港、マカオ旅行の際にクララ釣りをやってみたいとの事。

メールでスケジュール等のヤリトリをしながら、タイトグラフを確認。
女囚川の潮は最悪。

天気予報をチェック。
当日の予報は大雨雷雨注意報。

はっきり言って、釣りどころか、観光も危うい。
ハズレの多い天気予報に100クララをベット!

運命のコールは?

なんと、当日で天気が変わった。
釣りになりそうだ。

当日の午前中の香港。

到着時には強い雨が降ったが、10分程度で収まる。
依頼者のセリさんの泊まるホテルへ。

冒頭で記述したけど、今回の依頼はちょっぴり特殊で、
セリさんにルアー釣りの経験がなかったのと、
釣りはしないけど、現場までセリさんの友人2人も同行。

なので、ボクを含め4人だけど、
アングラー2人に見学2人って言うパーティ。

今日のポイントは麻婆川。
女囚川ほど酷くないが、ここもナカナカ辺鄙だし。
この辺りの観光なんて、チラ見で十分。

じゃあ、ビールやら、おつまみ等のアイテムを買って、
ワイワイとオシャベリしながらクララ釣りを楽しみましょ。

まずはセリさんが慣れた餌釣りでテラピアを釣る。

午前中に降った雨のニゴリ水の中にクララの姿が確認できる。
餌はパン。
時々、クララも撒いたパンを食う。

セリさんご一行の親分、ネガさんもロッドを借りてテラピアを。

ニゴリ水がキツいので、ルアーへの反応はイマイチと思ってたが、
意外に悪くない。
短い距離のドッグウォークには好反応。
しかし、暫くすると雨水が流れ去り、水深が浅くなりすぎた。

一番の実績ポイントへ移動。

セリさんはルアーと餌を交えながらクララを狙う。

餌だと、クララが食う前にテラピアに取られてしまう。
巻くだけでアクションするルアーだと、
移動が早すぎるので、クララのリアクションがない。

ボクがお先に1匹捕獲。

1時間くらい経ったかな。
状況からして、餌の方がチャンスはありそう。
撒いたパンを食べるクララを見かける。

しかし、釣れるのはテラピアばかり。
もう、テラピアは2桁こえた。

ここで、親分ネガさんがクララ対策を考案。
撒いた餌を見てると、テラピアがでた後に、クララが遅れて現れる。

ならば、針にソーセージをつけ、それにパンを巻いちゃおう。

パンを食われても、ソーセージが残る。
ソレをクララが食う。
即席ソーセージマフィンですな。

面白い!ボク、こんなの大好きです。
釣りも旅も本筋があるんだけど、わき道に意外と面白さが待ってるんだよね。

4人パーティのムードメーカー、
カツさんが、じっとしてるクララを発見。

セリさんがソコに仕掛けを落とし込むと、

キタ~!

念願のクララがヒット。
全員、超ハイテンション。

取り込み場に下りて、キャッチだ。

やりました!

おめでとうございます!

クララローションにまみれた手で、
恒例のクララ握手。

サイズを測ると50cmって所。

そして、目的達成となり、ここで釣りは終了。
メンバー全員と2ショットの記念撮影をしてもらい、
ボクも御役御免となりました。

帰りがけに、孫悟空を発見。

孫悟空が誘導してる馬にまたがる、三蔵法師役のカツさん。

カツさんはロッドを握らなかったけど、
みんなをずっと楽しませてくれた。

セリさんご一行にお供させてもらい、
羨ましくも、楽しくもあった。

今回、状況や釣り方など、コレまでと比べ違う事が多かったが、
最後に心に残った楽しさは
やっぱり最高だった。

また、遊びに来て欲しいな。
そう、思いながら帰りの電車に乗った。

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