アングラー探偵 花嫁はドラムの香り~香港旅情編~

たまには釣った魚を持って帰って食いたい。

此処最近はそう思いながら、ソルトゲームに挑む際に
100均で買った保存袋をリュックに忍ばせてた。

テイクアウトなら
マングローブジャックやガールパがよろしいのだが、
タイリクスズキやレッドドラムも悪くない。
カサゴだって、ある程度の数が捕れればオッケイ。

今日こそは獲物を持って帰るぞ。
ってな訳で、香港での仕事を終えて、いざ出陣!

向かった先はレッドドラムが釣れる秘密のポイント。
此処はボクの中でも最高機密なんだが、
やっぱ、仲間内には自慢したいので、
ついつい秘密を漏らしてしまってる。

そんなポイントに着くと、
異様な光景がボクを出迎えた。

ウエディングドレスを着た花嫁が
波打ち際で仰向けになっている!

ま、まさか何かの事件なのか。
探偵の血が騒ぐ。
これから予想されるサスペンスのタイトルを付けるなら、

「アングラー探偵 花嫁はドラムの香り~香港旅情編~」

ってか?

コーフンして近寄ったら、
結婚記念の写真撮影だった。
期待させやがって、マギラワシイぜ。

さて、タックルをセットして、
現場を再確認。
状況はマズマズだが、風が少々強い。

狙いはカサゴより断然大きいレッドドラムなので、
HARRY 60SP】で攻めてみよう。
これはBassdayの中国マーケット仕様のルアー。
フロントフックは根掛り対策でシングルに変更済み。

数等のキャストで早くも反応が。
ロッドは弧を描き、ズシンとした重みを感じる。
シールバーの魚体が見えた。
ソコソコでかいぜ。

空気をタップリ吸わせた後、
ボガで捕らえた。

お~!70超えたやんけ。

やっぱこのポイントは固い。
ローカルにバレたら網を入れられちゃうから
現場の写真は控えなきゃね。

改めて魚体を見直すと
ナカナカの肉厚。
コレは刺身だと何人前だ?

さて、お持ち帰りの準備をしますか。
と思ったが、コレは大き過ぎる。

保存袋に収まるサイズじゃねぇ。

と言う訳で、大物を釣ったのに泣く泣くリリースとなりました。

探偵として捜査できなかったし、
明日のおかずも逃すはで、
なんか気分は迷宮入りッス。


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