国境際で会いましょう!

う~ん、前に会った事があったケか?

この日の午前10時半。
待ち合わせ場所で、初対面のナベさんを見た時、そう感じた。
凄く親近感があるんだけど、なんでだろ。

この日のメンバーはボクを入れて4人。
前述にもあるナベさん。
一月に一緒に遊んだピンポンさん。
んで、福建省アモイ市から参加のGaoxingさん。

Gaoxingさんは中国大陸の苦~いフィールドの中で、
奮闘してる猛者だ。
しかも、アフリカンクララをアフリカで釣ってる。

素晴らしい!

ボクとピンポンさんは1月に1度遊んでるけど、
ナベさん、Gaoxingさんはボクにとっても今日が初対面。

今日のボク達のターゲットは帝王アフリカンクララだ。
Gaoxingさんとピンポンさんはクララを未経験。
しかし、ナベさんはボクとは違った理論で、
女囚川のクララを既に何度も仕留めているそうだ。

ナベさんからいろいろ学べれば
ボクの攻略に更なる磨きがかかるゼ!

しかし・・・

ナベさんを見ると、なにか引っかかる。
誰かに似てるのかな?思い出せない。

そんな思いの中、今日のファーストラウンド麻婆川に着いた。
ここで、クララのリアクションのタイミングを体に染み込ませてもらおう。


まずはGaoxingさんがテラピアを。

今日はクララの数がチョッと少ない感じ。
前日の大雨で、移動してるんだろう。

みんな高い足場と、反応が薄いクララに苦戦。
でも、ここで苦戦しておけば女囚川が楽になる筈だ。

これはボクが最初に釣ったヤツ。

これで、みんなのやる気が灯ったか判んないけど、
クララから良いリアクションが出始めた。

Gaoxingさんに待望のクララが。

これで、一安心。
とりあえず、アモイまでの手土産になったかな。

そして、ピンポンさんにもヒット!

バスアングラー出身なので、それっぽいポーズを決めてもらった。

今日の所はナベさんがまだ上げてないが、
これにて、全員クララ経験者となる。

で、ナベさんは誰に似てるんだろうか・・・
まだ、思い出せない。

そして、ナベさんがオドロキのモノを釣った。

なんと、金槌とな!?

事件の証拠隠滅で廃られたモンじゃねぇ~のか?
普通、そんなの釣れないよ。

あはははは~

ナベさんはノリノリで笑わせてくれてるのに、
ボクの笑いは次第に小さくなっていった。
少し伏せ目ガチになってた。
涙腺が緩んでた。

思い出す。
過去と重なる。

以前もこんな事があったよな。
ダチの一人が、やたらと植木鉢やら長靴やら、
トンデモないモンを釣って笑わせてくれてた。

見た目が似てるって、感じではなかったんだけど、
しゃべりの間や、オチの笑い方が凄く似てた。
偶然なんだけど、もってるロッドも、まったく同じじゃないか。

今年の3月に日本へ戻ってった、GANさんに会えた気がした。
ナベさんはナベさんで、GANさんじゃないんだけどネ。
でも、この時だけはそれが嬉しくて、仕方なかった。

その後、ボクに再びヒット。

ゴミに絡まったんで、川に入ってのヤリトリ。
冷たくもなく、ぬるいって感じでもなく、良さそうな水温。

ここは水が綺麗だから、女囚川では不可能な写真が撮れる。

3時位だったかな。
お昼ご飯もまだだったので、遅い昼食をして、
女囚川へ向かう事に。

ここで、ひと波乱。
ボクがサイフをミニバスの車内に落とす。

サイフ探しに1時間のロス。
結局、見つからなかったが、みんなの協力が胸に染みた。
貴重な時間をボクの為に惜しげなく割いてくれて、感謝です!

んで、女囚川。

げぇ~、クララがチョッと少ないぞ。
前日の大雨で、流されたかも。

ナベさんがタイワンドジョウを。

コレは完全にタイワンドジョウを狙ってだ。
ナベさんは潮の状況にあわせて、
クララとタイワンドジョウを釣り分けることができる。

クララを釣るタイムテーブルがボクと違うのだが、
その理論に綻びを感じない、的確さがあった。

ブリスト5.10MXHを完全に使いこなしてる。

6g位の軽量ルアーで、ここまでバットを曲げるなんて。
理論もテクニックも兼ね揃えてる。

有言実行の連発で証明。

そして、ボク達は夢中でクララを追いかけた。
全員、クララからのコンタクトがあったのだが、
イマイチ食いの浅い、クララを手中に収める事ができなかった。

でも、あの少ない数相手に、ボクとしては大健闘だったと思う。
それ以上にみんなと楽しく遊べた事が、大満足だった。

最後、深センのビル群をバックにGaoxingさんがカワイワシを。

視界が悪くなった7時半に終了。
もう少し、頑張れば誰かが釣れた可能性は有ったが、
ボクの最終バスの時間に余裕がなかったので、矛を収めた。

楽し過ぎたし、まだ一緒に居たかったので、
「もう、深センに泊まっちゃおう。」
とも思ったが、
サイフを失くした身分にはありえない選択だった。

深夜12時前に家に着いた。
もう、今日のみんなは寝てるかなと思ったが、
現場で撮った写真や動画にチョッと沸いた。

やっぱ、国境際は楽しいワ。
特に仲間と一緒だとね。

では、では、みなさん、また国境際で会いましょう!

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