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15'純淡水域川鱸 ”出遅れた一本目…”

  • ジャンル:釣行記
台風11号(NANGKA) の影響で大雨が降る中始まった夜勤シフト。
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仕事の休憩中や帰宅後も常に覗き込むのは、我がメインフィールドである日本一の流域面積を誇る大河の海から約〜150km上流完全淡水域のテレメーター水位。

”何処まで上がるか…”

”まだ降るのか…”

”何時から下がるか…”

そんな事を常に考えながらの数日間。
天気図、雨量レーダー、テレメーター水位と睨めっこしながら、ようやく夜勤シフトが終わった。

自宅に帰宅し久しぶりに逢った子供達と一緒に過ごし仮眠してから嫁と娘と三人で久しぶりに地元の夏祭りへ向かう。
そんな場所でも気ななるのは大河の水況…
本当に立派な駄目親父だ。

そのまま外食し帰宅後直ぐに「ちょっと様子を見て来るよ…」とお決まりの一言。
流石に嫁も台風後ということで「流されて恥掻かせないでよ…」とキツい一言を言い放つ…

そして向かうはとりあえずこの水位でも振れるであろう増水時の実績ポイントへ。
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ピーク時で平水+2.5m程増えた水位も徐々に下がり平水+50cm程の増水。
時間的にもこの時期としては期待出来ない時間なので水色、漂流物等の確認をしながら増水した大河の図太い流れにシンキングミノーを放つ。

アップクロスで撃ち込んでもあっという間に下流に流されていくシンキングミノーがターンした直後に”ゴンッ”と良いバイト。

”来たかっ…!?”

開始一投目の反応に本命の期待が高まるが、相手はそれ程の大きさでは無い魚。
鋭い突っ込み後に鰓洗いで水面を割るがフッコか虎柄か分からないサイズ。
動き的には虎柄らしいと思いながら寄せて来た魚は…



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やはり”虎”…

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サイズはジャスト50の大虎だったが期待はずれの一本。
冬〜春までなら喜べる一本なのだが本命シーズンとなると成り下がりの魚…
そんな贅沢を言いつつも増水した図太い流れと水没ブッシュ内での暴れっぷりは最高の魚だった。

その後も一時間程攻め続けるが、水没ブッシュによるストレスのある攻めと何の反応も得られないので一旦納竿。
帰宅し一旦仮眠し深夜〜早朝のチャンスに賭ける。


そして再びの大河へ…
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今度は昨年の序盤戦に絶好調だった増水ポイントへ向かう。
狙いの水位より若干高いが可能性は”0”では無いだろう…

増水によって若干削られた岸沿いに注意しながら絶壁のようになったエントリーポイントを転倒しながら滑り台のように泥まみれになりながら降りて行く。
下手すりゃ這い上がれなくなるような条件なので周りを確認しながらエントリー。

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そんな状況に時間を費やしあっという間に東の空が薄明るくなってきた。

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薄ら見える流れはひたすら図太い…

夜の部で大虎を仕留めたシンキングミノーが付いたままだったのでまずはそれを使い攻めて行く。

昨年好調だった時の流しを繰り返すが反応は無い。

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そしてあっという間に夜が明けてきた。

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図太い流れに流し方によってはあっという間に岸際の水没ブッシュにミノーがスタックしてしまう為に時間的にもペンシルポッパーにチェンジし”水面遊戯”に切り替える。

撃ち込み流し続けながらボイルが起きる事を期待するが高水位過ぎるのか、それとも根本的に魚自体が居ないのかボイルは起きない…

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そして完全に夜が明けた…

”やはり今季は甘くは無い…”
”条件的にあと数日後なのか…”

そんな事を考えながら予定していた納竿の時間まであと15分程あったので再びミノーにチェンジして攻める。

図太い流れの中でも岸際に流れが当たり水面に変化が出ている所をキツめの角度のアップクロスで撃ち込む。
すると若干の反転流が効いているようで心地良い引き味と丁度良い速度でミノーが流せるラインを発見。
そこを何度か通していると反転流から抜けたミノーが”ドンッ”と鋭いバイトで引ったくられた。

”やはり居たか…!?”

直後に乗った重みと鋭い突っ込みに本命と確信。
直後に頭を出し暴れん坊サイズらしい鰓洗いに見えた銀鱗は本命”純淡水域川鱸”
今季初のファイトが始まるも鰓洗いの際に口元にはミノーが見え無かったのでどうやら丸呑みの模様。
暴れん坊フッコサイズに対してリーダーは太めだがダメージに注意しながら水没ブッシュの外側で相手の突っ込みを何度が去なす。
そして水没ブッシュ内での横っ飛びの鰓洗いを利用しブッシュ上でグリップランディング。

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海から約〜150km上流域にようやく降臨…
本命”純淡水域川鱸”
あっという間のファイトだったが、今季はこの一本まで本当に長かった…

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やはりミノーは丸呑み。
フロントフックが奥にフッキングしていたので急いで外して一旦蘇生。

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66cmの暴れん坊フッコサイズ。

サイズは兎も角、今季初物だったのでセルフブツ持ちといきたいところだったが、完全淡水エリアの丸呑みパターンは過去に何度かデッドフィッシュを出してしまって居る為に撮影後は再び急いで蘇生しリリース。

おかげでリリース時の写真を撮る間も無く、大河の図太い流れに元気に消えて行った。

その後、数投はするものの出遅れた今季の一本目に感無量ということで納得の納竿。
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久しぶりの気持ちの良い朝。

純淡水域川鱸を狙い始めてから五本の指に入る位の遅めのスタートとなった今季だが、同じ流域を攻める今季好調なリバージャンキーの釣果に圧倒されながらも自分なりのパターンを信じて通った甲斐があった。

そして狙っていた今回の増水。
やはり”呼び水”で間違え無かったようだ。

出遅れた今季だが、まだ始まったばかり。
この水域から気配が消える晩秋まで、それを追い求める自分と大河と清流鱸の戦いはまだまだ続く…

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