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▼ みちのく釣行記
- ジャンル:日記/一般
妻の故郷、青森県十和田市、
結婚して十数年いつしか私も帰省するのが楽しみになっていた
その理由はもちろん釣り、
実家からわずか10分足らずで本流トラウトが狙える立地にあるからだ、
近くを流れる奥入瀬川は十和田湖に源を発する流出河川で、湖の東岸の子ノ口から北東に流れ、
妻の実家の近く十和田市市街地の南側を流れ、上北郡おいらせ町と八戸市の境界で太平洋に注ぐ。
上流部の奥入瀬渓流は観光地として有名である。
夏休み初日、前日夜に埼玉を出て昼前に十和田に到着、
次の日からの釣りに備え親戚回りと墓参りをすませ早めに就寝
釣行初日8/23
この日は岩手こどもの森というところに行くというので8時に帰ってくる様にとの事
正味3時間、本流の遡上系狙い
漁協のおじさんの話しではまだサクラマスがいるとの事、
青森県でのサクラマスの釣期は7月末日まで、しかし本流遡上のヤマメやアメマスと釣り分ける事は不可能
漁協のおじさんは釣れたらリリースすれば問題無いと言っていたので、あわよくばサクラをと水深のある瀬を攻めていたら
「カンッ」と金属的なアタリ
間違いない、サクラマスのバイトだ、しかし一瞬ドラグが出た
だけでフッキングには至らず初日の釣行は終了、
この後雨が強くなりあっという間に川は濁流になってしまった
釣行2日目
この日は数年前に知り合った地元エキスパートにガイドをお願いしていた、
奥入瀬川を熟知し県内の釣りに詳しい十和田フィッシングパークという管理釣り場のオーナーでもあるT氏
この人のおかげで私の青森での釣果記録があると言っても過言ではないだろう
実際知り合う前は近くでヤマメが少し釣れた程度であったがポイントを教えてもらったお陰で過去にレインボー54cm.ヤマメ41cm.戻り44cmと自分のレコードを樹立できたのだ
今回はイワナを釣りたいとT氏にリクエストし仕事を休んでガイドしてもらえる事に
なんせイワナエリアは熊が出そうなので案内無しでは入りづらい
朝5時にT氏と再会、挨拶もそこそこに川に向うが前日からの雨で増水、濁りもキツい
山を越えなんとか竿をだせる場所に入ったがやはり水量が多く遡行が難しい、
仕方なく山を下りブナ林のゴルジュ帯を流れる小渓流に入川
ここは水量こそ多いものの濁りは無く釣りになりそう
山は自然のダムであると改めて知る事が出来る

この川では小さいながらもキレイなヤマメ達が楽しませてくれた

やや背中が黒くなりサビが出始めている、
北東北の短い夏が終わり秋の訪れを知らせているようだった


今回もT氏の案内がなければこの魚に出逢う事はおろか竿を出す事も出来なかったかもしれない、
久々の再開も釣りに明け暮れていたのでこの夜は昭和の香り漂う焼肉店へ、しかしここでもやはり釣り談義
釣りをとうして知り合った間柄だから当然の流れでもあるのだろう
また来年の再会を約束した
釣行3日目
前日の雨も午後から夜にかけやんでいたので本流で竿が出せる状態まで回復、
この日は温泉巡りをすると子供達と約束していたので8時まで
本流遡上に狙いを定めた
前日の増水で支流に差してくるかもと思い合流点から探り徐々に下流に下ると流れがテトラに当たり深くエグれているポイントを発見
ヘビーシンキングのルアーをテトラ上流に落としエグレでターン、
「カンッ!」
反射的に合わせを入れると
「カカカカッ」ローリングする銀鱗が見えた、
「サクラだ!」一気に緊張感が増す
徐々に間合いを詰めランディングネットに手を掛け回頭し誘導しようと思った瞬間
「ピョ~ン」大ジャンプ、宙を舞う魚、
「あれっ?ルアーが違う所に飛んでった」
急いでリールを巻くが虚しくルアーだけが帰ってきた
虚脱感、敗北感、後悔、色んな感情が混ざり合いその場にひざまずいた
明日には帰らなければいけない、これが最後のチャンスだったのに
タイムアップまで投げたがそんなに簡単に口を使う魚では無い
今年の遡上系は諦め温泉に行く事にしました
温泉1軒目
八甲田温泉、コバルトブルーの硫黄泉、乳白色に見えるがお湯は透明で沈殿物が白く空の色が映えコバルトブルーに見える

林道の峠をこえ次に向かったは
温泉2軒目
東北温泉、日本一黒いモール泉
植物性の化石地層を通ったいで湯は濃い褐色で黒に近い
アルカリ性の湯でヌルヌル系

<ちゃんと許可とって撮りました>
温泉をハシゴし連日の釣行の疲れを癒した
8/26埼玉に帰る
この数日毎朝4時に起きていたので自然と目が覚めてしまった、
しかし帰りの運転があるのでもう少し寝ていたいと目を閉じるが前日のバラしの悔しさが沸々と沸き上がり川に向かってしまった
時間は無い、前日バラした核心部から同じルアーを通す
しかし前日よりも少し増水している、
きっと遡上を控えた個体は体力温存の為にもう少し緩い流れにいると予想し、やや下流に移動し投じた2投目、
ボトムをドリフトしていたルアーが止まる
半信半疑で合わせを入れると重い生命感、
サクラマスではない、アメマスかはたまたニゴイか?
念のため慎重に寄せると見慣れない魚がラインの先に見えた、
尖った鼻先、キツネ顔、そして何よりセッパリ!
初めて実物を拝む樺太鱒だ
40cm枠のネットでやや手こずったが無事ランディング
川原に横たえ改めて顔をおがませもらう

産卵期を控え鼻が落ち背中が盛り上がったオスのカラフトマス、
下北半島ではかなりの量が遡上するが、ここ奥入瀬川では希少な魚、
以前T氏にカラフトを釣りたいと聞いたところ、居るには居るがサイトが不可能な奥入瀬川では狙って釣るのは不可能だろうと言われていた
青森滞在最終日にしてようやく手に出来た遡上魚
しかしカラフトマスもサクラマス同様釣期は7月いっぱい
初めて出逢えた記念に撮影だけさせてもらい流れに帰っていただいた
最後の朝の3投、これ以上ないエンディングに素直に嬉しい
もう投げる必要は無い
余韻に浸りおとなしく帰ろう
まだ地震の爪跡が残る東北道で埼玉に帰った
実は今回、海での釣りも予定し八戸を訪れたのだが未だ津波の被害が色濃く残る港で竿を振るのをためらい辞めた
街はキレイに復興し報道された全壊したコンビニは再開し復興の象徴とし観光客で賑わっていた
沿岸部から離れた内陸は全く変わりはない
山間に鷹が舞い田んぼではサギが魚を突つき川には鱒が遡る
そこには毎年と変わらない自然の営みがあった
来年もここで竿を振ろう、我が心の故郷奥入瀬川で
結婚して十数年いつしか私も帰省するのが楽しみになっていた
その理由はもちろん釣り、
実家からわずか10分足らずで本流トラウトが狙える立地にあるからだ、
近くを流れる奥入瀬川は十和田湖に源を発する流出河川で、湖の東岸の子ノ口から北東に流れ、
妻の実家の近く十和田市市街地の南側を流れ、上北郡おいらせ町と八戸市の境界で太平洋に注ぐ。
上流部の奥入瀬渓流は観光地として有名である。
夏休み初日、前日夜に埼玉を出て昼前に十和田に到着、
次の日からの釣りに備え親戚回りと墓参りをすませ早めに就寝
釣行初日8/23
この日は岩手こどもの森というところに行くというので8時に帰ってくる様にとの事
正味3時間、本流の遡上系狙い
漁協のおじさんの話しではまだサクラマスがいるとの事、
青森県でのサクラマスの釣期は7月末日まで、しかし本流遡上のヤマメやアメマスと釣り分ける事は不可能
漁協のおじさんは釣れたらリリースすれば問題無いと言っていたので、あわよくばサクラをと水深のある瀬を攻めていたら
「カンッ」と金属的なアタリ
間違いない、サクラマスのバイトだ、しかし一瞬ドラグが出た
だけでフッキングには至らず初日の釣行は終了、
この後雨が強くなりあっという間に川は濁流になってしまった
釣行2日目
この日は数年前に知り合った地元エキスパートにガイドをお願いしていた、
奥入瀬川を熟知し県内の釣りに詳しい十和田フィッシングパークという管理釣り場のオーナーでもあるT氏
この人のおかげで私の青森での釣果記録があると言っても過言ではないだろう
実際知り合う前は近くでヤマメが少し釣れた程度であったがポイントを教えてもらったお陰で過去にレインボー54cm.ヤマメ41cm.戻り44cmと自分のレコードを樹立できたのだ
今回はイワナを釣りたいとT氏にリクエストし仕事を休んでガイドしてもらえる事に
なんせイワナエリアは熊が出そうなので案内無しでは入りづらい
朝5時にT氏と再会、挨拶もそこそこに川に向うが前日からの雨で増水、濁りもキツい
山を越えなんとか竿をだせる場所に入ったがやはり水量が多く遡行が難しい、
仕方なく山を下りブナ林のゴルジュ帯を流れる小渓流に入川
ここは水量こそ多いものの濁りは無く釣りになりそう
山は自然のダムであると改めて知る事が出来る

この川では小さいながらもキレイなヤマメ達が楽しませてくれた

やや背中が黒くなりサビが出始めている、
北東北の短い夏が終わり秋の訪れを知らせているようだった


今回もT氏の案内がなければこの魚に出逢う事はおろか竿を出す事も出来なかったかもしれない、
久々の再開も釣りに明け暮れていたのでこの夜は昭和の香り漂う焼肉店へ、しかしここでもやはり釣り談義
釣りをとうして知り合った間柄だから当然の流れでもあるのだろう
また来年の再会を約束した
釣行3日目
前日の雨も午後から夜にかけやんでいたので本流で竿が出せる状態まで回復、
この日は温泉巡りをすると子供達と約束していたので8時まで
本流遡上に狙いを定めた
前日の増水で支流に差してくるかもと思い合流点から探り徐々に下流に下ると流れがテトラに当たり深くエグれているポイントを発見
ヘビーシンキングのルアーをテトラ上流に落としエグレでターン、
「カンッ!」
反射的に合わせを入れると
「カカカカッ」ローリングする銀鱗が見えた、
「サクラだ!」一気に緊張感が増す
徐々に間合いを詰めランディングネットに手を掛け回頭し誘導しようと思った瞬間
「ピョ~ン」大ジャンプ、宙を舞う魚、
「あれっ?ルアーが違う所に飛んでった」
急いでリールを巻くが虚しくルアーだけが帰ってきた
虚脱感、敗北感、後悔、色んな感情が混ざり合いその場にひざまずいた
明日には帰らなければいけない、これが最後のチャンスだったのに
タイムアップまで投げたがそんなに簡単に口を使う魚では無い
今年の遡上系は諦め温泉に行く事にしました
温泉1軒目
八甲田温泉、コバルトブルーの硫黄泉、乳白色に見えるがお湯は透明で沈殿物が白く空の色が映えコバルトブルーに見える

林道の峠をこえ次に向かったは
温泉2軒目
東北温泉、日本一黒いモール泉
植物性の化石地層を通ったいで湯は濃い褐色で黒に近い
アルカリ性の湯でヌルヌル系

<ちゃんと許可とって撮りました>
温泉をハシゴし連日の釣行の疲れを癒した
8/26埼玉に帰る
この数日毎朝4時に起きていたので自然と目が覚めてしまった、
しかし帰りの運転があるのでもう少し寝ていたいと目を閉じるが前日のバラしの悔しさが沸々と沸き上がり川に向かってしまった
時間は無い、前日バラした核心部から同じルアーを通す
しかし前日よりも少し増水している、
きっと遡上を控えた個体は体力温存の為にもう少し緩い流れにいると予想し、やや下流に移動し投じた2投目、
ボトムをドリフトしていたルアーが止まる
半信半疑で合わせを入れると重い生命感、
サクラマスではない、アメマスかはたまたニゴイか?
念のため慎重に寄せると見慣れない魚がラインの先に見えた、
尖った鼻先、キツネ顔、そして何よりセッパリ!
初めて実物を拝む樺太鱒だ
40cm枠のネットでやや手こずったが無事ランディング
川原に横たえ改めて顔をおがませもらう

産卵期を控え鼻が落ち背中が盛り上がったオスのカラフトマス、
下北半島ではかなりの量が遡上するが、ここ奥入瀬川では希少な魚、
以前T氏にカラフトを釣りたいと聞いたところ、居るには居るがサイトが不可能な奥入瀬川では狙って釣るのは不可能だろうと言われていた
青森滞在最終日にしてようやく手に出来た遡上魚
しかしカラフトマスもサクラマス同様釣期は7月いっぱい
初めて出逢えた記念に撮影だけさせてもらい流れに帰っていただいた
最後の朝の3投、これ以上ないエンディングに素直に嬉しい
もう投げる必要は無い
余韻に浸りおとなしく帰ろう
まだ地震の爪跡が残る東北道で埼玉に帰った
実は今回、海での釣りも予定し八戸を訪れたのだが未だ津波の被害が色濃く残る港で竿を振るのをためらい辞めた
街はキレイに復興し報道された全壊したコンビニは再開し復興の象徴とし観光客で賑わっていた
沿岸部から離れた内陸は全く変わりはない
山間に鷹が舞い田んぼではサギが魚を突つき川には鱒が遡る
そこには毎年と変わらない自然の営みがあった
来年もここで竿を振ろう、我が心の故郷奥入瀬川で
- 2011年8月31日
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fimoニュース
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- こんな日もあるよね
- 37 分前
- rattleheadさん
- たけのこのこのこ2025 #4
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- はしおさん
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