【SHORE Style】 ショアスタ―ウォーズ エピソード1

  • ジャンル:芸術・音楽・映画
むかしむかし、はるかかなたの銀河系で・・・
 
ショアスタ―ウォーズ エピソード1
 
全宇宙の平和を賭け、共和国軍が宇宙支配を目論む帝国軍と激しい戦争を繰り広げた。
果てしない戦乱の世の様相を呈していたが、
ギョースの力を操るギョダイの騎士たちの活躍により共和国軍が勝利し、
宇宙に平和が訪れた。
誰もが永遠の平和だと信じた。
だがしかし、その平穏は思わぬ所から綻びを生み出そうとしていた・・・
 
ある日の事、惑星ヅカイーで安寧に浸っていたギョダイマスター ヨーシダの元へ、
共和国評議会から1通の知らせが届く。
 
「オカーフク銀河西方 ショアスタ―にて不穏な動きあり。ただちに急行し殲滅されたし」





 
ホログラムが悪の画策を先導する2人を写しだした。
 
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なんとも毒々しくまた憎々しい姿。
ハンチングを被り、スカしたマスクで顔を覆っているのが
「ダース・クリダー卿」
 
そして鬼嫁よろしく額からねじまがった角を立ち上がらせているのが
「カリーナン・マイウー」
 
老いても正義の騎士、マスターヨーシダはこの2名を屠る決意を固めた。
ただ後の映像から、この2名を切り捨てる事がそれ程容易ではないと知った。
第7管区にて他のギョダイの騎士が、
この暗黒オーラを体中から発散する2名を捕えようと躍りかかった所、
返り討ちに合い瞬殺されている。







 
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ダース・クリダー卿の必殺技は「専門用語タイフーン」、
カリーナン・マイウーの必殺技は「上から目線ビーム」、
どちらも計り知れない破壊力を備えていた。

 
マスターヨーシダは他のギョダイに伝令を送り、
自らも問題の場所へ向かった。
 





かくして現地に、スニフチューバッカ、レイアヤ姫、トミースカイウォーカー、マスターヨーシダ の4名が集結。
 
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ヤツラのアジトから感じるのはギョースのパワーだが、明らかに暗黒面に犯されたオーラが立ち昇っている。

これぞ悪の巣窟。

ここで4名は共和国評議会から送られた視界不良や有毒ガスにも対応のマスク付アイギアをスチャッ!と装着。








 
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                 キマッた。
 
じゃんけんに負けたじゃんけんの弱い自らを呪うマスターヨーシダからショアスタ―に飛び込んだ!
その足の短さからは想像できない程の俊敏さに一同が声を上げた。
「おー!・・・言う程早くないよね(苦笑」
そして3名も続いた。

マスターヨーシダが愛刀「オキナワマンビカセイバー」に手を掛けた時、
入口に何やら動きが。
ダース・クリダー卿とカリーナン・マイウーの危機を知ったスズキングが駆けつけてきたのだ。

 




幼少の頃、レッドキングが「何故赤ではないのか!」と、

 
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その風貌とネーミングのギャップに大人表現への憤りを覚えていたヨーシダも、
今では立派に「善処致します」や「前向きに検討いたします」といった
ヨゴレ大人言葉を流暢に、しかもそつなく使いこなせるギョダイマスター。

 
「スズキングの情報はなくとも、どんな奴なのか想像に難くない」

 
このログを読む良い子の皆も想像した通りの期待を裏切らないスズキングの姿がそこに。



 
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世の中には「飛距離故の釣果」と声高に謳っておきながら、
飛ばないルアーのセールスを満面の笑みでコナす、まさに暗黒の騎士。
(だが後にそのルアーも飛距離が出ると判明。何故こんな補足をいれるのかというと、
マスターヨーシダがまんまと乗せられそのルアーを購入しているからだ。苦笑)

 

入口から更なる足音が響く!
また新手、モサモッサンが乱入!
 
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     *注:SU●MOとは関係ございません。
 
「イカ食うかー」と、いかにも食料を与える風を装っておいて、
近寄って来た者をイカスミまみれにして葬り去る、噂から寸分もタガわぬ悪鬼。

 
「こ、このままでは敵が増える一方だ!早くカタを付けねば!」
焦るマスターヨーシダ。

 
と、その時、
 
カモン カモン カモン カモン ベイビ~ 占ってよ ♪
 恋するフォーチュンクッキ~♪ 未来は そんな悪くないよHey! Hey! Hey! ♪
 
けたたましい音量でAKB48の曲が鳴り響いた。
トミースカイウォーカーの携帯からだ。
どうやら緊急連絡らしい。

 
曲の一小節をしっかり聞き終わってからうっとりした表情のまま
電話を取ったトミースカイウォーカーの顔色がみるみる豹変する。
「もしもし・・・な・・なにぃぃぃぃっ!!!!」
 


連絡の主は惑星ケープーサーターで情報収集にあたっていた
TARO2-D2 。
 
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送られた情報を受け、マスターヨーシダは思った。

 
「・・・・・・さっぱり意味不明。」

 
実は8月25日に記された TARO2-D2 「大隅釣り走り」のログが
「 おりゃあああああああああああああああああ!」や
「 どりゃあああああああああああああああああああああああああああ!」で
埋め尽くされていたのは、彼らギョダイの騎士たちへの大事な連絡だったのだ。
情報が伝わって無い事に焦燥を覚えた TARO2-D2 は、直接携帯を鳴らしたのだった。

 
連絡の内容をトミースカイウォーカーが訳した。
「今すぐアイギアを外せ! 今回のショアスタ―殲滅作戦は罠だ。
ギョースに目覚め、沢山の者たちから慕われるようになったクリダー卿とカリーナンを
面白くないと思った評議会の中の何者かが、
悪巧みのジャマとなるギョダイの騎士とショアスタ―との共倒れを狙ったのだ!
今回の指令は罠だ」

 
彼らを守るはずのアイギアからは、幻覚を誘発するガスが噴出していた。
ギョダイ4名はガスにより幻覚を見せられていたのだ。
アイギアを地面に投げつけ、あたりを見回した。
 
するとそこに、さっきまでとは全く違う真実の姿で、
 スズキング、モサモッサンが立っていた。
 




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モサモッサンから施されたイカをむさぼり食っているレイアヤ姫と
高級ルアーを手にしたスズキングのセールストークに聞き入り、
今にも財布の紐を緩めんとするトミースカイウォーカーとスニフチューバッカの横で、
マスターヨーシダは崩れ去り、今回の自らの行動を激しく悔いていた。

 
近寄って来た影に気が付き、顔をあげると、








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クリダー卿とカリーナンが立っていた。
滝川クリステルにどこから見てもそっくりなカリーナンがマスターヨーシダに語りかけた。
(一部表現に誤りがあった事をお詫び申し上げます)

 
「 お ・ も ・ て ・ 出ろ!」 いや、もとい、
 
「 お ・ も ・ て ・ な ・ し ・・・ おもてなし♪」

 
こんなワタクシをもてなそうというのか・・・
なんと善良な2人である事か!
そしてこの2人が作り出す空間は「癒し」そのものであった。
なんと居心地の良い所であろうか。
 

また「居着き」のスズキングは、セールストークをぶっこむ隙を伺いつつ、
熱を持った瞳でギョダイ達の話に聞き入り、
同じく「居着き」のモサモッサンは、自ら捕獲してきた獲れたて新鮮なイカを、
話の合間合間で「イカくーかー」といいながら皆の口に突っ込んだ。
ギョダイ4名は手厚くもてなされ、また訪れる事を誓った。

 
全宇宙に散らばったギョダイ達もオカーフク銀河へ遠征される際は、
是非ともこのショアスターに立ち寄っていただきたいものだと
マスターヨーシダは思った。

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店舗名: Anglers Dining Bar   「SHORE Style」
住所: 〒810-0044  福岡県福岡市中央区六本松4丁目1-16 六本松ビル1F
電話番号:(092)715-3516

 

惑星ヅカイーへの帰り道、マスターヨーシダは自責の念に駆られていた。
あれほど善良な民を切り捨てようとしてしまうとは・・・
ギョダイマスターとは名ばかり・・・・
ギョダワン(幼いギョダイの呼び名)達に語っていたではないか。
「噂話だけ聞きつけて知りもしない者の事をアレやコレやと批判などするくらいなら、
自ら出向き、しっかりと自分で相手を確かめてみなさい。
たとえ相手から嫌な対応をされたとしても、
自分の接し方が間違っていたんじゃないかと思い返すくらいの事は必要だ」と・・・

「確かめる事を怠りなんだかんだ言う事で露呈する真実は、
なんだかんだ言うヤツのチンコがとっても小さ・・・・あ、間違えた。
なんだかんだ言うヤツの器がとっても小さい という事だけじゃ」 とも・・・

 
ワタクシの事ではないか。
ワタクシ自身が、チンコのとっても小さ・・・あ、間違えた。
ワタクシ自身が、器のとっても小さいヤツだったのだ。
そして湧き上がる怒り。
今回の策略を講じた黒幕は誰だ!
事を荒立てれば黒幕はただちに姿をくらますであろう。

 
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しらずしらずに購入していた コイツを手土産に、
評議会へは「殲滅完了」を報告して油断させ、黒幕をあぶりだす。

そして、目にもの見せてやる!
 
次回、ショアスタ―ウォーズ エピソード2 ギョダイの復讐 へ 

                 つ ・・・・ づ ・・・・ きませんから絶対!もうキツイっス!!

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