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ほせお(山﨑純典)

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『浦戸湾アカメ140cm』

  • ジャンル:日記/一般
超お久しぶりでございます。

かなり長期間fimoの釣りログサボってましたが
今回まだ興奮覚め切らないうちに記録に残しておきたくて

めちゃくそ長いので数スクロールで飽きた人は写真だけ見てください笑
(あ、最後は読んでね)


実は今年狙っていた事がある

『アカメのメモリアルサイズを釣る』

ここ最近SNSを見てても130オーバーが釣れたと言う投稿をちらほらと見るように、実際に自身の周りでも一緒に釣りをしていた釣り友が130オーバーを釣っている

今年は仕留める、今年拘ったのは『ベイトはボラ、ボラパターンのアカメを釣る』

魔のボラパターンと名高い難攻不落のパターン
だがしかしボラにつくアカメはデカい

そしてホゲ続ける事通算5回、遠征5回何もないのは本当に心が折れるかと、、、、
何度イナッコやコノシロパターンのアカメに浮気しようかと思った事か、、、、

そんな折にfishmanからとある物を託された

『BC4 610XXH』


10〜250g表記のこの竿、ボラパターンにぴったりじゃん!!!

竿を託されるって事はメモリアルフィッシュ釣れよって暗黙の圧でもあるのだが、先に言っておいた

「ごめん、釣れんかもよ?」

そう、俺の心はボロボロだったのだ、、、、!
だって通算5回ホゲだよ?しかも完ホゲ

折れそうな心を奮い立たせて6.10XXHを持って5回目の遠征に行くもこれまたホゲ

そしてカタログ掲載写真の期日23日まで後4日となる19日の夜、この日に賭けるしかない!
最後の悪あがきでまた高知入り

自身の仕事上行けるのは土曜日の仕事が終わった後から日曜日の夜まで
弾丸高知遠征である、今回は前回目をつけていたポイントに全てを賭けるつもりで現地入り

前回ボラが溜まっているエリアを見つけるも時間の関係上やる事ができず、別で高知入りした釣り仲間に聞くと俺の帰宅後に大ボラナブラがあったと聞いた場所

しかし神様は相変わらず俺に厳しかった。

俺が高知に着いた瞬間から風速1mだったのが一気に風速10mに!
しかも昼ぐらいまで止む気配無し!

歩いて全てを賭けていたポイントに近づくにつれどんどん強くなる風に風波で白波が立ってる水面
立ってられないくらいの向かい風に立ち向かいながらゴーストを投げるも海が荒れすぎてて何してるのか全然分からない。

ま、、、、まじか、、、、終わった、、、、

ボラを探そうにもこれまた海が荒れすぎてて何も分からない。
結局朝まで何も手がかりも得られないまま日曜日に…

ボラが溜まっててモンスターが出そうなエリアは絞れているのだがそれが広大すぎて頭を悩ませる。
しかも前日に何の調査もできてないからますます難しい。

諦めて夕マヅメに強いエリアでラッキーが無いか賭けて帰るか、
昨日爆風で釣りにならなかった本命ポイントで心中して帰るか、、、、
と思いながら高知名物のジャン麺を食っててふと気づく

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(まんしゅうのじゃん麺くそ美味いです)


そういえば昨日の大シケ、逆に魚のエリアをズラしてるんじゃね?
しかも夕マヅメとこの潮位、、、、確か大昔同じ様なタイミングでそこで釣った記憶があるぞ。

可能性はかなり低いがこんな時は自分の直感を信じるのが1番良いと思い予定変更

そしてポイントへ


シーン、、、、


『無、まじで生命感無し』

ま、、、、まじか、、、、外したか、、、、

と落胆しそうになるも気力を振り絞り無理矢理ポジティブに考える

いや、アカメが釣れる時は生命感無しの時にいきなりHITが多いしやるだけやってみよう!

一通りのコースにゴーストを通す、、、、頼むこの夕マヅメに賭けてるんだ、釣れてくれ、、、、

しかし無常にも時刻は18時を迎えあっという間に夕マヅメも終わりを告げ日は落ち真っ暗に
日が変わるまでには帰らないといけない、、、、焦る

日が暮れるにつれチラホラとイナッコの群れやコノシロの群れが見え始め誘惑してくる

ここでルアーチェンジ、俺は誘惑に負けん!と9インチ4.6ozのメガロダンクルをチョイス

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モンスターアカメは絶対にボラを意識している、ゴーストで弱ったボラを演出してダメならひょっとしたらもっと早い動きが効くかもしれない

頑張れ、負けるな、俺!!!


沖のストラクチャー付近を探る、、、、ダメ

ストラクチャーから斜めに引いて探る、、、、ダメ

シャローから駆け上がりをテンポよく探る、、、、ダメ

ならば上潮が直に入ってきている所を探る、、、、

そして、、、、



ダメ


あああーー!どこおるんやあ!!!




ドン!!!!




え、


ズギャギャギャーーーー!!!


灯台下暗しとはよく言ったものよ、自分の足元にいたよ笑
みんなアカメをやる時は諦めずに足元までルアーを通さないとダメだぞ。

水中の捕食音がドン!とこちらに聞こえるくらいの距離で捕食したのでHITシーンが丸見え!ルアーが突然消えました笑
パッとみた感じ1メートルは超えてるっぽい

そしてこちらが身構える隙も合わせる隙もなく一瞬で突っ走るアカメ


自分がアカメのファイトをする時はまず一通り走らせて弱るまで待ちます
この時もどうぞ行ってらっしゃいと無理に止めずにアカメにお任せ状態

幸い走った方向はけっこー広いし少々走っても大丈夫でしょう



走らせる、



走らせる、



走らせる、



走らせる、





走らせる、、、、




いつ止まるんや!!!!


遥か沖の護岸の先にまで行こうとしてる、
流石にそっちはやべえ!!まさかの長距離ランになす術もなくも無く、、、、

いや止める!!

PEは8号、リーダーは100lbいける!
スプールを抑えて強引に止める、そっちには行かせねえぜ!!

ここで嫌な感触が、ヤスリでリーダーを擦られるようなギリリリという感触、うわ、これ丸呑みだわ。

こりゃ無理に止めれねーぞ、と判断
ここでドラグを一気に緩める、ここからは指ドラグとロッドワークで対応するしかない

スプールを抑えそれ以上行かせないように止めつつも竿をしっかり立てて止めるというより留める!
糸が切れるか切れないかのギリギリを攻めながらも突撃を阻止!

なんとか危険ゾーンへの進路を断ち方向転換させる事に成功
このままジワジワ寄せていくぞ

のつもりが、、、、今度はジワジワと深場に潜りながらこっちにやってきた、
まずい!そこはガチャガチャのストラクチャーゾーンや!

あっという間にストラクチャーゾーンへと姿を突っ込んでいくアカメ
行かさんぞ!絶対止めてやる!!!

自らの指とロッドパワーで魚の動きを制御しつつ安全地帯に誘導させる
6.10XXHのリールシートの上にあるテーピングが大活躍!めっちゃファイトしやすい!

なんとかストラクチャーゾーンから引き剥がすと今度はまた沖に走り出し全身を出してのド派手なエラ洗い!

デカい!頼むからそんなにエラ洗いしないで、、、、

(アカメはだいたいエラ洗いでトラブルが起きます、ルアー粉砕したりフックがアイから折れたりと考えられないようなトラブルが起きます)

ストラクチャーゾーンに行くのが無理と悟ったのかここからエラ洗いの連続
見た目的には迫力満点なんだがファイトしてる身からしたらヒヤヒヤが止まらない

なるべくエラ洗いをさせないように無理に止めずにジワジワ送り込みジワジワ寄せの戦法で勝負
それでもやはり跳ねる、エラ洗いをする


ズギャギャギャーーーー!!!


そしてまたラン


えええ、なんかやたらと元気じゃないこのアカメ、めっちゃ引くし全然弱らないんですけど。

そこで気付く、そういえばこれXXHじゃんと、XXHなのになんでこんなに手こずるんだと。
だがしかし馬鹿な俺は「どんだけ元気なんや120くらいあるんかな?」とこの時までは思っていた。

そしてようやく何もストラクチャーがない進路にアカメを誘導できそこからはどうぞ行ってらっしゃいとランをお見送り

そこで勝負は着いた

アカメがようやくバテたのだ、そこからはスルスルと寄ってくる

目の前まで寄ってきて思わず口に出てしまう


『やば、でっか』


そしてランディング、、、、ん?待て待て、持ち上がらんぞ?え、え、え、

重過ぎてアゴを持って持ち上げる事ができない、、、、

ど、、、、どうしよ、ギャフとか持ってないし

仕方ない、、、、と覚悟を決め

素手でエラ蓋を持ち気合いで持ち上げる!



『うおおおおー!!くっそ重い!!』




陸にあげてびっくり


なんじゃこりゃ!!!!デッカ!怖っ!!!!


見た事もないサイズ、これ120とかのレベルじゃない。

気になるサイズは、、、、


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『140cm』



うわ!やらかしたわこれ!これ浦戸湾記録じゃ、、、、

そしてこれまで出会ってきたアカメと段違いの重さ、これは1人じゃ対応出来ん、、、、

もうこの時点でほぼパニック笑
アタフタしながらも1人では無理とひとまず蘇生のためアカメを水中に戻して繋いでおく


ここでSOSを訴えfishmanフィールドテスターの響君のお友達の高知在住のアングラーさんに来ていただき助けていただける事に

そして助けていただけたおかげで無事蘇生をしながら撮影をする事ができました、本当にありがとうございました。










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サイズは140cm
2024年現在のオカッパリルアーでの浦戸湾レコードサイズ
恐らく重さは45キロ〜50キロくらい、まさに怪魚


ほぼ確実に世界記録は更新してる重さだが体重計もないし何より重たすぎて陸にまた魚を上げるとダメージがデカいと判断しリリース


ホゲ続きの遠征に諦めずに己の信念を貫き通した自身のメンタル

記録級のアカメに耐えうるパワーを備えた6.10XXH贔屓無しで6.10XXHじゃないと取れてませんでした。

そして運!こんなアカメに出会えて取れた運!我ながら持ってる!!



全ての要素が揃ってくれたおかげで掴めたトロフィーサイズ


とりあえず僕が言えるのはこれだけです。

高知最高!!!!!!!!!




※最後に

現在高知県でアカメ釣りが出来るのは高知の方々の努力に他なりません。
高知県では過去に一度アカメ釣りが禁止になりそうになった時に地元の方々が必死で守りギリギリで禁止にならなかったという経緯があります。
その時に禁止になっていれば今アカメ釣りはできておりません。

近年、アカメ釣りがメジャーになった事もあり高知県でのトラブルが増加しているとよく聞きます。
(実際僕にも釣り人のマナー啓発してくれという連絡が多数きています)
実際に先日人気ポイントが釣り禁止となってしまいました。
地元の人からすれば他県の人が地元を荒らして自分達が釣りできなくされるなんて溜まったもんじゃありません、そんな為にアカメを守ってきたわけではないはずです。

このブログを読んで高知にアカメを狙いに行こう!と思った人は行くならば、
自分達はお邪魔させていただきに行く立場という事を忘れず、最低限のマナーを守り常識ある行動を心掛けるようにしていただきたいです。

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(詳しくは高知の釣具屋さんが啓発している上の写真をご参考に)


みんなが少しの謙虚さと少しの思いやりを持つだけで大きく変わっていくと思います。
この素晴らしい釣りが後世に残せる様にみんなでアカメ釣りを守っていきましょう!



 

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