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▼ BRIST comodo7.5H 開発秘話 前編
- ジャンル:釣行記
いよいよ今年発売が決定した俺プロデュースモデル
BRIST comodo 7.5H
最初に赤塚さんに提案したのは4年前
comodo6.10のように4ozを投げる竿ではなく4ozも投げれる竿が欲しい
つまりcomodo6.10よりもっと汎用性の高い物を作りたかったのだ。
当時の広島県はまだコノシロパターンが成立していたものの、その後訪れる釣れない県への前兆がでてきていた。
安定しないコノシロパターン、イナっ子等との混合ベイト、1日に何度も変わるパターン
それら全てに対応できる竿が欲しい。
軽いルアーは10g〜、重いルアーはジョイクロマグナム等の4oz
これらが扱えるロッドが欲しい、そんな無茶難題をお願いしたのだ。
ロッドの作製は困難に困難を極めた。
軽いルアーを投げる為には柔らかく軽いルアーの重みを載せれて曲がるブランクスがいる
それに対して重いルアーを投げる為には重さに負けずしっかりした反発力を持つ力強いブランクスがいる
相反するその2つを叶える、そんな夢の様な竿を作る。
そんなプロジェクトだったのだ。
まず最初に出来たプロトモデルはこちら
ワンピースの7.4ft
この竿はフニャフニャだったがバッドパワーが強かった
だがしかしフニャフニャすぎてピンポイントへビッグベイトを投げにくかった。
アカメを何匹か釣ってテストした結果ではパワーはなかなかの物だった。
次に出来たのがこちら
7.8ftの3ピース
今度はシャープすぎてカチンコちん
ビシバシとピンへキャストは決まるがあんまり曲がらないので力が乗りにくい、そしてバイトを弾きまくり
ランカーを何本か釣ったがとにかく魚がよく暴れた
そしておおよその目星がつき、出来たのがこれ
7.10H、この時は89XXXXHの製作もしていてこの時はまだ7.8XXXHだった、
7.8XXXHはその後83ftへと伸ばし後から考案したこっちの方が先にできあがった
7.10Hになったところで問題が発生
グリップエンドが長すぎてベストを着ていると非常に邪魔、そしてまだ硬すぎる。
またさらに新しいプロトを作ってもらう事に…
そして出来たのがこれ、ってグリップエンド短くなってねーじゃねーか!!!
て事で…
届いたばかりのプロトをぶった切った
この時点での24ozをぶら下げた時の曲がり具合はこんな感じ
とりあえずサクッとヒラスズキの80オーバーとアカメを釣ってテストをしてみた結果は良好
しかしグリップエンドを変えるのと更にレングスが変わる為に一からやり直しというこれまた大変な作業に、
この頃のけんさんとのやり取りがこちら
そう、理想の物を作ろうとすると感覚を伝えるのが本当に大変なのだ(笑)
そしてようやく煮詰まってきて出来たモデルがこちら
もうね、この竿めちゃくちゃカッ飛ぶの、
ペニーサックやパンプキンが遥か彼方へバッヒューンと飛んでく
ウェーディングでのブリや
ようやくこれで完成だ…
と思っていたのだがそこでまた悪魔だか天使だかが俺に囁く…
続く。。。。
- 2021年2月1日
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