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対象魚

魚と俺とFishmanローワー8.6LとカルコンDC100と

  • ジャンル:釣り具インプレ
※Fishman Beams LOWER 8.6Lと20カルカッタコンクエストDC100HG(101HG)の簡単なファーストインプレッションです。

ある日のこと、某シマノの某高いスピニングリールと某超赤い五目竿で60cmちょいのシーバスを仕留めました。
多くの人を魅了して止まない銀色の魚体は、最先端の高性能タックルを前になすすべなく数秒で手元に。
「釣れたのは嬉しいけど、、なんか作業みたいだなぁ、、」
「#3のフライロッドでフライを狙ったところに流して小さなヤマメとやりとりするみたいな楽しさが欲しいなぁ、、」

あ、やばい。
もうこの時点で「新しいタックル買っちゃうメーター」は20のうち10。15を超えたら買っちゃいます。
続いて頭の中で欽ちゃんの声がします。
「せっかく釣りするなら楽しい方がいぃヨォ〜」プップッ↑12
「そういやカルコンの100が出てたヨォ〜」ププッ↑14
「なんか臨時収入なかったっケェ〜?」プププッ↑17
パパパーパパパーパパパーン!

……(~_~;)
そんなこんなでFishman Beams LOWER 8.6LとカルカッタコンクエストDC101HGを購入。どちらも2020年発売の新製品です。
LOWER8.6Lはベイトロッド専門メーカーFishmanがNo.1恍惚キャストと称するBeamsLOWERシリーズに加わったロングモデル。
5gから使えるしなやかさと収束の早さと大型魚を仕留めるバットパワーを一本の竿に込めたモデルです。
カルコンDC100HGは言わずと知れたシマノが送る丸型リールの決定版カルカッタコンクエストに電子制御のDCブレーキを載せ、「メタルの鎧をデジタルで武装する。」というキャッチコピーで発売された19カルカッタコンクエストDCに新たに加わった100サイズのハイギアモデルです。

LOWER 8.6L
お店で手に持った瞬間「あ、これだわ」と声が出ました。
陳列のロッドホルダーから縦に持ち上げたときとグリップを持って構えたときに感じる重さがまるで違う。
Fishmanのロッドはカタログスペック上重いというイメージが付きがちですが、持ち重りを低減させるためにグリップ部を重くしています。
こちらのLOWER8.6Lは167g、大手メーカーの同クラスに比べると数字上重めに見えますが手に持った感触はすこぶる快適。
リール装着前でグリップのすぐ手前まで重心が来ていて、リールを付けるとフロントグリップ付近に落ち着きます。
これは操作感が良いです。まるで腕の延長のような感触です。
そして手首のスナップを効かせて振ってみるとグンッとベリーが曲がりティップの先までシュピッとロスなく曲がりが移動する感触。不要なブレは直ぐに収束します。
フライロッドにおける理想のブランクスに近い気がします。Fishmanさん…!いや、ベイトルアーに拘ってるから無理か…(笑)
作りも大変良いですね、ガイドスレッドの加工やジョイント、グリップなどもとてもしっかり作り込まれています。

カルカッタコンクエストDC101HG
お店で手に持った瞬間「あ、これだわ」と声が出ました。(さっき見た)
この詰まってる感満載のズッシリ感。カチッと入るクラッチの質感。
まるでライカのカメラのよう。
そしてマイクロモジュールギアによるシルキーな巻味。
たまらない所有感です。
100サイズということもあり割とパーミング性も良い感じ。
家に帰り早速バラします。ギアとベアリングをZPIのパーツクリーナーで脱脂してギアにはMTCWのMTGG-SWを塗ります。これはギアグリスとしては珍しいウレア系グリスで強力な膜を作り、塩分からギアを守ります。ベイトリールは当たり前のように海水が入りますのでソルトで使用される時はこれをするだけで性能が長続きします。シルキーな回転を得られ、ギアの鳴りも抑えられるのでオススメです。
ベアリングにはIOSの非ニュートン系添加剤入りオイルを注します。巻きに関する部分は02を、飛びに関する部分は01を注しました。
ドラグにはIOSのシロクマを。粘りのある効き方になり、根回りのキツいフィールドでの多少強引なファイトに活かせるでしょう。
ラインはアバニ シーバスPE マックスパワー X8 1.5号を150m巻きました。

LOWER8.6L+カルコンDC101HG
まあまあな強風の中ですが我慢できず雨の合間を見て出陣。
緊張の初キャストです。ルアーはサイレントアサシン99S。
ブレーキセッティングはメカゼロポジにDCを念の為最強のWモードから。
まずはテイクバックをゆっくりとったオーバーヘッドキャスティングから。ルアーの重みをロッドに乗せて、少しゆっくりめに加速させます。グググとバット付近まで綺麗に曲がりこむロッド、そのバット付近で貯めたパワーをリリースと同時に一気にティップまで送り込みます。
キィイーーン
軽快なDCサウンドと共に引き出されるライン。
ボチャン。
あまりの気持ちよさにボケっとしてました。着水サミング忘れてた。
しかしスプールを見るとバックラッシュ…してない!うぉーすごい。DCすごい。
この感じだと全然攻められそうですね。
結局2で落ち着きました。飛距離もルアーによってはスピニング+8.6ftロッドを凌ぐことも。
快適に扱えるのは5g〜28gくらいです。32gの空気抵抗の大きなルアーもペンデュラム気味のキャストなら飛ばせます。というかよく飛びます。
着水サミングもDC音を聴いてるとルアーの失速タイミングが掴めるのでそれだけで上手くできます。
慣れてきたので少しテクニカルな事も試したくなり、橋の下にアンダーハンドでキャスト。
狙った橋脚の脇15cmに吸い込まれるようにキャストできました。
「これがFishmanのピン打ちってやつか!!」
いい気になって辺りを見回すと約40m先にブイが浮いています。
一投目投げました。
-----カツーーン
ウッソだろおい!?
綺麗に当たってしまいました。まあまぐれなんですが。。
しかしその後も半径1m以内を連発したのでかなりの精度でキャスティング出来ることは確かなようです。
某釣りアニメ(?)のつり球でやっていたバケツの中にオモリを投げ込む練習もこのタックルなら一日目で出来たのでは…?

一日目はここで風も酷くなり雨が降ってきて終了でした。
キャスティング練習だからね!ボウズじゃないからね!

二日目は夜。下げ潮で河口にある街灯付きの橋の下を狙います。
橋に付いている漂流物ガードのブイがシーバスやチヌの隠れ家になっており、下げ潮に流されてきたベイトを待っています。
ここで有用な釣り方はサスペンドミノー(スローシンキングでも可)を使ったナチュラルドリフト釣法。
ブイ脇にピン打ちして、細かめのストップアンドゴーで誘いと食わせのタイミングを演出します。スピニングに比べて慣性が少ないためやりやすいですね。
思いの外感度が高く、ルアーの泳ぎも手に取るように分かります。
チャート系クリア系には反応せず、ナチュラル系に変えた瞬間竿に重みが!!
ギュイーンと引き込まれるティップとベリー、竿を持ち上げフッキングします。
バットはなかなかのパワーを秘めており、主導権を握ることのできるだけの操作性はあります。
これは楽しい。これだけ竿が曲がってくれるとバラシの心配が減るのでファイトの時間を心置きなく楽しめます。
縦横無尽に走り回るシーバス、それをいなす形で寄せていくロッド。
この時点で完全に矢口高雄作画です。「ウッヒョ〜〜ッ!!」
上がってきたのは61cmのシーバス。サイズはまずまずですが、やりとり一つにストーリーを感じるようなファイトでした。
と言う訳で無事入魂完了。自分の思い描いた通りのタックルを手にすることが出来ました。

なかなかこのタックルバランスは悪くないと思います。
ガイドセッティングのおかげかライントラブルもほぼ無く、これまでのスピニングに比べてティップにラインが絡まることも起きていません。
太めのラインの使用、手返しやキャスト精度などやはりベイトタックルならではの良さがあるのでもし興味がある方は是非試してほしいです。



初めてのFishmanのロッドはFish(魚)とman(俺)を繋ぐロッドでした。




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