今か？今か？と通い続けること
 

１ヶ月
 

思わせ振りな魚は釣れど
 

後が続かず今日に至る
 

そして今晩12日
 

11日に降った暖かい雨と南風
 

そして12日日中の好天
 

大潮明けの中潮
 

条件は整った！！
 

はず・・・・
 

淡い期待を抱きながらいつもの河川へ
 

着くと知り合いが既に振っている
 

状況を聞くと夕マズメで40～50cmが数本出たらしい
 

のだが・・・
 

陽が落ちてからはノーバイトらしい
 

これはビンゴの予感♪
 

やはりシーバスは差して来ている！！
 

そしてその後お子様サイズが夜になって出てないという事は
 

デカいのに余計なプレッシャーがかかっていない
 

ということは居れば出るはず！？
 

今までの釣行でシーバスの出るポジションは掴んでいる
 

後はどのルアーをどのレンジへどう通すかだけ
 

半分貰ったようなもの
 

先ずは表層から komomoⅡ 90 をコースを分け
 

何度か通すが反応なし
 

次に伝家の宝刀 molmo 80 を同じ様に通すが
 

これも反応なし
 

次に sasuke 105 を通すがこれまた反応なし
 

間でスリム系ミノーを数種類通すが反応なし
 

・・・・・・
 

激シブなのか？
 

はたまたルアーを発見出来てないだけ？なのか？
 

とりあえずルアーを発見出来てないと仮定して
 

Hound 125F Fang と Hound125F Glide
 

両方通すが
 

・・・・・・
 

どうやら今日のシーバスは派手目なアクションが
 

お好みでない様子
 

ということは！！
 

今日は動のアクションではなく静のアクション
 

シンペンの出番
 

話はそれるけど
 

子供の頃お小遣いやるから♪とか
 

お菓子買ってやるから♪とかいうチープな罠に
 

何度はめられた事か・・・
 

大人になったらなったで
 

ネオン街の艶やかな蝶達の甘く
 

トロけそうな罠にはまりそうになったり
 

いくつになってもそこかしこに
 

甘い罠は存在する
 

それはシーバス達にとっても同じ事
 

そこで登場するのが
 

ハニートラップ70S
 

そう！！
 

まさに甘い罠・・・・のはず（笑）
 

これに思いを込めてフルキャスト！！
 

先ずはブレイクのショルダー沿いを舐めるようなイメージで
 

表層付近をスイミングで誘ってみる
 

下げの流れにとられ暴れ過ぎないように
 

張らず緩めずのテンションで
 

あくまでも優しく優しく泳がせる
 

心の中で何度も何度も
 

そこだ！！
 

来い！！
 

今だ！！
 

と叫ぶが反応なし
 

・・・・・・・
 

そしてレンジは徐々に下がり
 

いつの間にかボトムに到達
 

だが結局スイミングのアクションでは
 

シーバスからの反応は得られなかった
 

ということで最終手段ドリフトで流してみる
 

ややアップクロスに撃ち込んで
 

ベールフリーで人差し指でサミングしながら
 

沖にあるブレイクのショルダー
 

そのボトムを転がすようなイメージで流す
 

時折流れにラインをとられ過ぎないように
 

ラインスラッグを処理しながら
 

優しくナチュラルに流す
 

ガリッ
 

ゴッ
 

コンッ
 

ボトムの石に当る感触が伝わる
 

1投目は何事もなく回収
 

2投目
 

同じように流す
 

ガリッ
 

ゴッ
 

コンッ
 

ガガッ
 

ラインの角度からしてそのブレイクの終端くらい
 

すり鉢状に落ちている辺りに差し掛かった頃だろうか？
 

サミングしていたスプールエッジから
 

パサッ
 

パサササササササッ
 

今までより明らかに早くラインが出て行く
 

？？？
 

ボトムを転がしているとよく石にルアーが引っかかり
 

ラインだけが抵抗を受けてこうなる事がよくある
 

スラッグを回収しロッドを軽く煽ると
 

・・・・・・
 

ピクリとも動かない
 

引っかかってしまった
 

外すつもりで大きく煽ると
 

ズズズッて感じで浮いた
 

ラッキー♪
 

何とか回収できそう
 

流木か水草かと思いゴリ巻で回収
 

下げの流れとあいまって重いのなんの
 

流芯を抜けた辺りだろうか
 

突然下へ下へ突っ込む
 

えっ？魚？
 

エラ洗いする訳でもなくノラリクラリとした感じ
 

ウグイかコイのスレ？
 

あと５～６ｍくらいって所だろうか
 

水面に魚体が浮かぶ
 

大きく口を開けた銀色の魚体
 

シーバス
 

・・・・・・・
 

思わず
 

マジか？！と叫んでしまった
 

しかもそこそこデカい
 

あまりにも抵抗しないからシーバスじゃないと思っていた（笑）
 

もう直ぐキャッチという頃
 

思い出したように抵抗を見せ始める
 

よく見るとハニートラップが口の中で
 

上下に掛かりクサビのようになって
 

口が閉じれない感じになっている
 

どうも暴れられなかったんじゃなく
 

水の抵抗を口の中に受け
 

暴れたくても暴れられなかったみたい
 

キャッチしたシーバスは
 

若干産卵の疲れを見せはするが
 

紛れもないランカー













 

その後同じように何度かトレースするも




 

５０ｃｍをちょい切るくらいのサイズダウンでこの日は終了
 

しかし何ていうか今年は難しい
 

ホント難しい
 

コースもレンジもアクションも
 

全てシビア
 

まるで冬の釣りをしてるみたい・・・
 

稚鮎着きのこの時期はルアーを通すコースはシビアでも
 

そこをちゃんと通せばガッツりと口を使う！！
 

っていうのが理想なんだけど
 

まあなにはともあれ清流シーバスは楽しい！！
 

これ間違いない♪
 

さあ今度こそこれが祭りの狼煙となるのか？