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古賀 亮介‐snif

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離島でぼっち2泊3日

あの島もこの島も好調で、あの湾奥もあの岬も割と簡単。

僕が出会いたい魚、尺越えのキアジ。

数か月ぶりのあの島に、そろそろ出るかな・・・。
淡い期待と勢いで、今回も嫁の人に無茶を言い、
2泊3日でがっつり籠ってきた。

普段の唐津籠りは実家起点に車でランガンスタイル。
車で走り廻りながら、実家の家事を手伝い、
釣った魚の配達wなどやったりするので、
どうしても夕まずめ、朝まずめを外しての釣りが多い。

また、最近は意図的にマズメの時間を外して行くことも増えた。
これは別の理由があるのだが、この理由はちょっとアレなので割愛。

だがしかし、今回は24時間以上、
一つの漁港、海域に貼り付ける。
魚は何処でどんな風に釣れてくるか。
ずっと見ていられる。嫁には感謝だなぁ。

そんな2泊3日。G島。

夕方の便で島に渡り、
着いて一服ゆっくり、夕まずめのラッシュを見ながら、
準備を進める。

この時間、普段なら大急ぎだが、
今回は周りを眺めながら、ほとんど釣らずに
その時間を、じっくりと準備に費やした。
狙いはもう、尺越えキアジを1本。
それに満たないキープサイズをどうしようか。
今回はちょっと厳しく25センチに設定した。

さて、初日夜。
夕まずめのラッシュも終わり、誰も居ない波止で、
とりあえず、爆風向かい風であるが、
テトラの並ぶ200m程のストレッチを丁寧に撃っていく。
この時のリグは1.5gに白ソリッドに微量に紫ラメの入った2inのワーム。
潮は右手前から左沖へ。

意識的にはベイトパターンの操作で撃っていくが、
久しぶりの島は、過去の記憶にないくらいの流速と
強い向かい風で、なかなかリグがイメージ通りに入らず、正直苦戦した。
普段ならこの風速では外向きテトラなど除外する釣りですらある。
ポロポロと豆が数匹釣れ、魚の付き場を確認していく。
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どうやら、以前の記憶にある地形的要素の強いピンより、
街灯の効いてるエリアに魚は集まっているらしい。

リグとカラーを色々と試し、1g単体をなんとかまともにレンジに送り込めた時、まともなサイズの中アジが顔を出してくれた。
やけにバイトも小さい。爆風+激流+足場の悪い中で、
獲るのが、とても気の遠くなるほどに小さな魚信。
キープサイズも数匹釣れるが、
反応するレンジも結構狭く、灯りが絡んでいるピンの
こぼれたテトラ周りの潮のヨレの上。
カラーはクリアーボディーに赤や紫のラメ。
『え。。。アミパターンなの?』

サイズアップを図り、先ほどのストレッチを、
再度、狙いを変えてトレースし直す。

今度は先程、その良いサイズの取れたピンと同じ条件のピンを、
明暗に関係なく、端から端まで3投ずつ流していく。

リグも替え、1.3gガルプのサンドワームと、
非常に懐かしいサターンワーム。どちらも4inをメインに。
サブに昔北山で大変お世話になった、アライブシャッド3inの順に、
入れて様子を見ていく。狙いは尺だ。

今回の釣行前からヤマを張っていたピンに差し掛かり、
少し沖目でサンドバーになっているところでリグをボトムドリフト。
基本は竿先を止め、ステイの感覚なんだけど、
ゆっくり沖に向かって転がすつもりが、流速が早くて、
竿先を送る程度じゃちょっと間に合わないくらい、
結構なスピードで転がる。根掛かりも頻発するので、
少しリグを軽くして1g。

コレを風が弱まる隙間で向かい風のフルキャストして、
沖で一旦ボトムをとる。
ラインを潮で流されないように注意しながら(それでも多少流れるが)
狙ったピンを一旦通過させ、そこから竿先を送り込みながら、
再度スポットに侵入させる。
すると、何かが触る気配がある。
抜けアタリですらない程度の「・・・」。
4回目か5回目、「・・・」を合わせてみた。
0.5号フロロを巻いて、ちょっと閉め気味のドラグが一気に鳴る。
そこからテトラ帯を暴れまわり、やっと抜きあげたアジは、
手尺でだいたい2つ分。

興奮による誤差も考慮して、40にはちょっと足りないくらいだけど、
デップリとマルマルの気持ちはもはやキロオーバー。

「してやったり。」
自分のイメージ通りの1本が釣れたことに満足し、

さぁ、計ってやろうと、魚をタモに入れ、
普段持たないスケールを置いているベースに戻るべく、テトラを渡る。

戻る事を一切考えず、海と並行にテトラを渡ってきたから、
ちょっと無茶なジャンプが必要になった。
ここで嫌な予感がしたが、やらなきゃしょうがないので、
タモとロッドを、渡る先のテトラ(目線の高さより高い)に置く。

置き場の様子が良く見えていない状態で置き、
そこにジャンプして、上によじ登ったその瞬間。
タモから出てテトラのくぼ地のタイドプールで、ビチビチやってる
尺アジさんと目が合う。(暗いんだけどハッキリ感じたあの熱い眼差し。)
捕まえようにも、両手は体を押し上げることで塞がっている。

そんなわけで脱走されてしまった。

また脱走されてしまった。

最近、尺アジ撮れない病ですね。

そのまま2時間ほど立ち直れず、同じパターン、同じピンでも、
レンジが微妙に違うのか、そもそも再現性がない話だったのか。
サイズは尺に足りないナイスキーパーばかり。

釣ったその場で絞めておけばよかった。
あぁ、いっそもう僕を殺して。

傷心の朝マズメは、鉄板ポイントでアミに激昂するキーパーを乱獲した。(全部リリースしたけど)
乱獲しても全く気が晴れなかったので、
メタルマルを100mキャストでボトム中心に雑にやってると、
u2bspr5w7a9r8gttikn9_480_480-196fa3cc.jpg(泣き尺・・・キーパー?)
pn9v3z29frm22uewuoud_480_480-4a23d270.jpg(こいつはちょっと小さくて25くらい。リリース)

そんな風にして初日は終わり。
昼の釣れない時間に突入。
何をやってもダメなので、3時間ほど音楽を聴きながら寝ながらビール。
時々思い出したかのように、ワインドで小さなカサゴなど釣り、
あとは夕まずめまで、新たに島に来られたアジンガーの方と、
雑談などしながら、気付けばビールを5本全部飲んでいた。
(何しに来たのか?ビール飲みに来たんです)

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堕落の道も一歩より


迎えた夕まずめは明るい時間から、
アミパターンのあらゆる可能性を模索し、
手持ちのワームの主力たちが軒並み底を尽きるくらいに釣って、
お土産も30尾ほど確保した。

2日目、夜の時間。
昨日と同じ釣りを試すも、サイズは上がることなく、
キーパーノンキーパー含め、10尾程度釣って、
ベースで昨シーズンからたびたびこの島でお会いして、
顔見知りになっていた釣り人と雑談。
沸かして入れていただいた紅茶が、
冷え切っていた身体に沁みた。ありがとうございました。

どうやら、この日は前日より状況自体がよろしくなく、
全体的に見て釣れない夜だった。

ふと雑談中、ベースにしていた港内の灯りの下に、
白い靄のようなものが浮遊しているのを発見した。7bjohfjz8rr9ymgkkxgs_480_480-d7543910.jpg
その中をアジゴが行ったり来たりして、
明らかに何か食べている様子なので、
白いバッカンでその靄を救ってみた。

dvc4cxenms7de4hfn5vu_480_480-19f98e39.jpg

僕のケータイでMAXまで拡大してこんな感じ。
ポツポツとゴミのように見えるのは、
よく見ると一つ一つが自力で意思を持って動いていて、
日本海側には少ないと言われる天然のアミ?
これがこの日、この島のメインベイトなのだろう。
アタリが小さいのは明らかにそのせいだ。

最終日、朝マズメを迎え、アミ爆ポイントで
底生生物パターンを試し、多少マシなサイズを5、6本抜いて、
今回の釣行を終えた。
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満足するまで帰ってこないといったけど、
僕は満足したのだろうか。僕自身分からない。
釣った事には満足していて、凹んでる暇があるんならもう1尾。
そうやって追っていたけど、よくわからない。

分からないから、明日か明後日、今度はあの島に行ってこよう。


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   ↑ぞうさん活躍中



タックルデータ
1
rod アジニスト改66
reel イージス2004
line ブリーデンフロロ0.3
baits オープンのアミパターン用

rod ウエダpro4EX TFL64EX-R
reel イージズ2004
line バリバス0.3エステル+東レフロロ3lb
baits テトラ、船溜まりのアミパターン用

rod ウエダpro4EX XT68FX-R
reel イージス2004
line ブリーデンフロロ0.5
baits  底生多毛類パターン尺狙い

rod ウエダpro4EX 4S74-SL
reel イグニス2004
line バリバスエステル0.4+東レフロロ5lb
baits 沖目のキャロ、Sキャリー、プラグetc

rod ブリーデン83DEEP
reel 13イージス2506
line  よつあみPE0.5
baits メタルマル
 

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