【EXPERIENCE】第９話　驚異・・・

自分にとって苦手な事が目の前にある時、「苦手だからやらない」

のか、「苦手だからこそやる」のか。

どちらを選択するのが正しいとかではなくて、僕の場合後者を

選択する。

この度、仕事で東京へ出張することになったんだけど、その内容が

僕にとって苦手な分野。

当然周りの人も僕が苦手なのを知っているので、僕に行かせるべき

じゃないと言う。

しかし僕は上司にこう伝えた。

「正直、僕にとって凄く苦手な分野です。でもだからこそ、

行きたいです」

まあ仕事なので「苦手だから行きたくないです」と言えないのも

あるけど、「お前は行くべきじゃない」なんて言われたら逆に

「絶対にやってやる！！」と思ったし、何より苦手だからって

逃げるような腑抜けじゃないぜと。

まあそんな感じで、出張メンバーに選ばれました。

やるからには全力で。

必ずやり遂げます。

さて、今回は釣りに行けないので体験した事を書いてみようと

思います。

６月のサーフでの釣り。

釣りをしていると、何やら首筋に違和感が。

しかし手で払っても特に何もありません。

「気のせいか」と思ったんだけど、再びモゾッとした感覚。

これはおかしいと思い、再び手で払うと視界の端に緑色の、しかも

長い脚が見えたのです。

瞬時に「デカいクモだっ！」と思ってパニクった時、右手で握って

いたロッドを離してしまった。

そう、ロッドとリールが海中に（汗）

しかしその時はそれよりも「デカいクモ」を必死に振り払おうと

無我夢中。

結局「それ」はクモではなく、キリギリスみたいなヤツだった。

「何だてめぇ！コノヤロー！！」

と、暴言吐いたあとにようやく我に帰り、ロッドとリールが海中に

沈んでいることに気付く（笑）

しかし「ま、マグシールドだし大丈夫」と思い、拾って釣りを

再開。

その日の釣りを終えて水洗いすれば良かったんですが、まあ頻繁に

釣りに行くから後日でいいと思ってしまった。

が、これがなかなか仕事が忙しく、釣りに行けず車内に放置。

当然、車内は高温となる為窓を少し開けてはいたんですが、

高温である事に間違いはない。

それから数日が経ち、いよいよ釣り再開。

その時には何も思わなかったけど、全く違和感がない。

海水に浸かったのが数十秒だったとはいえ、そのまま水洗いせず

高温の車内に放置していたのに、ゴリ感も何もない。

マグシールド搭載以前のリールでも大丈夫だったのかもしれない。

しかし、当然塩分は結晶化しているはずであるのに全く何も

感じさせないとは、やはりマグシールドのおかげなのだろうか？

詳しい事は分からないけど、マグシールドにはビックリ。

まあその前にちゃんと水洗いしろよと思いますが（笑）

ちなみに、ロッドのガイドにはしっかり結晶化した塩分が、しかも

ビッシリ付着しておりました。

これが邪魔をしてルアーの飛距離を落としてしまうぐらいに（汗）