【そんだもんなろう】バーサタイルな10フィート

こんなシーバスロッドが欲しいなぁ…と思って、
何年か、ずっと探しているものがあります。

スピニングの「バーサタイルな10フィート」です。

そのキャッチコピーは、風神ハイローラーのコンセプトですが、
全国津々浦々においてバーサタイルである必要はなくて、
もっともっと、自分のスタイルに合わせたもの。

エリアでいえば、ホームフィールドにおいてのみ、
バーサタイルであればよいのですが、
それでもなかなか、これぞ！というものは見つかりません。

今回は、10フィートという「長さ」について少し書きます。

まず、ロッドは自分の身体にあったものを選ぶべきだと思います。

ごく一般的なイメージとして、
都市型河川のシーバスロッドは8.6フィート、大場所で9.6フィート。

隅田川と中川、
荒川と旧江戸川といった想定が、広く周知されているのかな。
プロのアングラーが使用しているレングスを学んで、
現に僕も長いこと使ってきました。

しかし、毎年どこかのフィッシングショーでトークショーに参加して、
いつも思うことが一つありました。

「あれ？こんなに小柄な人なのか…。」

メディアで大きなスズキを持っているイメージのせいかもしれませんね。

僕は一般的な成人男性の平均よりも、少し身体が大きいです。
体重は100キロ近く、筋量も多い方だと思います。

例えば今年は、大阪FSへSWATを触りに行きましたが、
久保田さんにとっての9.7フィートと、
僕にとっての9.7フィートは…同じなのかな？

こういう場所で、こういう釣りに向いている…といった、
メーカーや監修プロの説明だけで、ロッドを選んでいいのかな？

いつか、そんな風に考えたのが、きっかけだったように思います。
そうして、自分だけの理想のロッド探しが始まりました。
その旅は、もちろん道半ばで。

イノセントSS100Mは、かっ飛び棒をストレスなく、
かつ正確に投げ込めるアキュラシーがあるように感じます。

しかし、バットパワーを出すためには、かなり深く曲げこむ必要があり、
ランを強引に止めることはできても、曲がっていない状態では、
このサイズを浮かせるのに少し手こずる。

これがアルテサーノだったら、また違ったのかな。

いずれにせよ、多くの商品ラインナップで、
「長さに比例して強くなる」という現実にぶつかります。

次の機会には、10フィートの「強さ」について少し書きたいと思います。

■タックルデータ
ロッド：イノセント SS100M
リール：モアザンブランジーノ3000
ライン：エックスブレイドアップグレード X4 1号
リーダー：DMVナイロンショックリーダー 20Lb
主なヒットルアー：かっ飛び棒130BR