秋の一撃

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原田です。
すっかり秋モードの外房へ行ってきました。
船宿は、いつもお世話になっている大原港松鶴丸さんです。

当日の状況は、朝のうちは風が弱かったものの、昼にかけて猛烈に風が強くなる予報。
午後は中止という事で、午前中で集中して結果を出さなければ。

実は、先週も釣行していてある程度戦略は自分の中で固まっていました。
前回の釣行では、痛恨の1バラシ(汗
同船者の釣果と自分が拾えたバイトから推測すると、魚はボトム付きで、食ってくる範囲は狭いけど、見つけてスイッチさえ入ればリアクションで食ってくれるという感じ。
いかにも秋らしいボトムに的を絞った釣りだったので、狙いのレンジはボトムで決定。
しかし、前回はほぼ無風状態で船が流れない中での攻略だったため、今回の様に強風時では状況が180度違うだろうなと予想出来ました。
なので、
◯シーズナルパターンであるボトムレンジだけは外さず
◯食わせの移動距離は短く
という2点を守り、後は現場の状況に応じてタックルバランスを調整して釣ろうと決めていました。

出船後、ここ最近ヒラマサが上がっている根周りに到着。
先週の状況と対比すると潮色がやや濁り気味。
1番の違いはやはり風の強さとそれに伴う船の移動スピード。
外房で最もアングラーを悩ませる要因の一つである「爆風」。
風が強く吹くことで払い潮、迎い潮それぞれの不可抗力が極端になるため、アングラーは状況に応じて対応策を求められる。
不可抗力に対応する手段としては、
◯確実な着底
◯ラインスラックの処理
◯タックルバランスの調整
◯ジャークの入力強弱
等を総合的に駆使する事で狙いのレンジでジグをしっかりと動かす。
自分の中でのセオリーとして、爆風+払い潮=messer。
155gから様子を見ていき、水深と潮の流れ方次第でウェイトを調整。
それでも厳しい時はライン号数を落とす。
今回は、水深は20メートル以下のポイントが多かったので最終的には135gに落ちつく。
使っているmesserは、手持ちの中で一番ボロいやつ。
ジグで個体差というのはあまり感じないかもしれないが、やはり何故か釣れる当たり個体みたいのが不思議とある。

小型のイナダが回遊しているらしく、バタバタとヒット。



イナダの中に居ないかな?と思い、ミカドにローテしてジャークすると、ワンキャストワンイナダに。
けど混ざらないので、まだそういう時期ではないのかもしれない。

いくつかポイントを回っていく内に、風は更に強くなって行く。
払い潮の場面でmesserをあまりロングキャストせずに投げ、着底重視で5ジャークに集中して探る。
ポイントを変えた1流し目。
着底から横方向へ鋭くスライドするイメージで4ジャーク目でいきなり根掛かりの様なバイト!



ファーストランで相当走られ、かなりデカいかと思ったが、途中からは浮いてくる。
しかし、セカンドランも強烈で、試したかったショート気味のポンピングで着実に距離を詰めてランディング!



船が揺れていたので誤差があるが約10キロジャストのヒラマサを釣ることができた!



ヒラマサジギングの要点であるレンジを外さなけば、後は釣り人側の調整で釣果を引き出すことが出来ると実感した釣行になりました。



tackle
rod:Ripple fisher selfish
reel:SHIMANO 19StellaSW 8000hg
lure:Second Stage messer 135g
line:PE#4
leader:#16

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