前回の釣行にて運良く良型の魚を獲れたことにより、この潮回りが１つのキーになるだろうということにて、気合いを入れてのポイント選定。

この日は朝方に干潮を迎えるということにより、潮位の高い夜間からポイントへ向かいます。

例によって、目に見えない地形変化に基づいたボトム狙いを中心とした組み立てになるのですが、秋の釣りの中でも個人的に一番面白いと思っているのが、この釣り。

要するに、夏の最干潮時に瀬やスリットの複合した水深の変化する地形変化を見つけておいて…魚の多くなる秋の時期にそこに魚が着く各種条件を確認しつつ、最も良いタイミングを時合として、ランガンで叩いていく…というわけなのですが、1つ1つのピンポイントを開拓して引き出しを増やしていく独特の成長感というか、そんな充実感が大好きです♪

もちろん、何でも良いから単に魚を出すだけなら明暗の釣りが手っ取り早いし、それも正解なんですけど、毎回そんな釣りだけやっていても芸が無いですし、やっぱり暗闇のシャローを探索する独特の緊張感には堪らない面白さがあります。



1か所目は根の天辺は1mも無いようなシャローエリア。

フランキーで表層をチェックしてみるものの、反応が薄いので、プレックスにて。

ボトムに当たったところを慌ててロッドを立ててかわしたところにて、コツンと…



単にレンジの問題なのか、ルアーサイズの問題なのか？

地形にべったり着いた魚はそのポジションに非常に固執する傾向がありますので、舐めるように引いてくる必要がありますが、ある意味でデイゲームでやってるバイブの釣りを他のルアーでやってるだけなので、本質は同じこと。



ムムッ！　笑



同じようなパターンで数本掛けたところにて、反応も無くなったので、移動。



2か所ほど叩いた先で、反応の合ったのはド遠投のフルキャストで、沖のスリットに入り込んだ魚を引っ張り上げてくる釣り。

強引なファイトが要求されるので、何本かバラしてしまったのですが、オグルにて何とかキャッチ。

魚の型が良いとバラしも少なくなるのですが、頭の向きを気にしないといけない分、ちょっと大変です。



この釣りにはホント役に立つのがオグルSLMシリーズ。

素直に良いルアーだと思っています。

そして、85にて、この日最大の良型をキャッチ。



ボトムに当たった瞬間にロッドで跳ねあげたら食った、ある意味スローな中のリアクションの釣りです。こんな魚が出るからこの釣りは面白いなぁ。

さらに沖をレビン30g（プロト）で狙っていくと、今時期には少し珍しいこんなゲストも。



レビン30gは外洋の青物やヒラスズキを想定したルアーではありますが、水深のあって流れの重い湾奥のエリアでも何気に結構活躍してくれています。

でもこの釣りに貴重なプロトサンプルを使うのは怖いので、ここで封印…と。




明るくなってからは運よく魚の群れに当てることが出来、予想外の連発に。

ここでは全く難しいことはなく沖の潮目にキックビートをブチ投げて、巻いてくるだけなのですが、水流の変化に微妙にルアーがふら付いてくれて、オートマチックに魚を拾ってきてくれます。













そんな感じでポンポン釣れてくれて、秋の恵みに感謝！

周りの方も気持ちよくロッドを曲げており、群れが回っていることを体感することが出来ました。



気が付けば10月も下旬に差し掛かってきて、秋も折り返しとなってくるタイミング。

今年は秋の始まりが遅かったように感じますが、これからは徐々に魚も落ちていく時期ということで、終わりはどうなることやら…

初めりが遅かった分終わりも遅く…だなんて都合の良いことが起こるはずも無いので、貴重な秋の残りを楽しんでいきたいものです。


＜仕掛け＞　

★竿　Gクラフト　セブンセンス　ミッドストリーム962PE
★リール：モアザンブランジーノ2508SH-LBD
★ライン：完全シーバスR18　1号
★リーダー：船ハリス フロロカーボン10号
★使用ルアー：キックビート70㎜15g　キックビート70㎜20g　キックビート55㎜12g　レビン30g（プロト）　フランキー　プレックス　メガプレックス（プロト）　エアオグル85SLM　エアオグル70SLM

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