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タチウオ船に乗ってきました

  • ジャンル:釣行記
9月17日(土)

次の日に疲れを残さない程度に、荒川へ。

自分の中での釣り場への感度を鈍らせないため、とでも言おうか。

秋のホームグラウンドは北風でうねりが消されることで、ベイトの回遊が活発になり、秋の連発を楽しめる場所である。
が、この日はあいにくの南からの強風で、ミノーイングが成立しないことを考慮して、河川の中でも風の影響の少ないポイントを選んでみる。

バイブレーションで二本かけるもいずれもバラしてしまい、残念ながら魚をキャッチすることは出来なかったが、魚の反応は確認。魚の活性どうこうではなく、風という条件の中での制約に、自分が思った釣りを展開できなかったということ。



疲れを残さない時間で切り上げて、ジギングのタックルを選んで頂くため、Ais さんお待ちの釣具屋へ向かった。






そして、次の日の18日(日)、初めてのタチウオジギングへ。

タチウオ自体は、宮崎でお盆に帰っているときに、比較的簡単に釣れるターゲットであり、珍しいものではない。

写真は2010年に地元でのショアジギングにて釣った魚。(まぁ、釣ったのはジグでなくて、レンジバイブ90だったんですが)



いきなり連発し、急に釣れなくなる何とも不思議な魚で、水揚げしたした瞬間のオーロラのような銀色の魚体に、つい見とれてしまう。





釣り自体は長くやってる自分だが、船釣りは、会社のイベントでカワハギとシロギスを釣っただけで、ルアーは今回が初めて。




エンジンの音で船上での会話も半分は聞こえていないのだが、潮を浴びながら水面を滑走する気持ちの良い時間を過ごした後、観音崎の周辺に到着した。



今日は棚が深いらしく、底付近での反応が出ているようで、とりあえずは重めの120グラムからスタート。

青物ほど早いジャークに追尾する魚ではないので、まったりとしたスロージャークで誘ってみる。竿自体が柔らかいことと潮流の関係で、ジグ自体はストップ&ゴーのような感じのアクションだろうか。ショアジギのシャカシャカとダートさせて…とは違うイメージか。

アレコレ考えていると隣のゆうさんにヒット。
底付近でのフォールでのヒット。

流れの中から魚の定位するイメージを読み、アプローチを考え、釣りを組み立てていく…そんな自分と向き合う時間であるシーバス釣りとは違い、近くで釣れている人の釣りを真似するのが一番!

強めのジャークで持ち上げた後、ロッドを止めて、ジグのフォール速度を極力遅くして、食う間を与えてみる。

ほどなくして自分にもヒット。


当たった瞬間の重みと、その後のスコッと軽くなる感覚が、一年前の釣果を思い出す。同じ魚も、新しい釣り方で釣れると嬉しいものだ。

今日の肝はしっかりとフォールの時間を取ることで、ジャークの後の、止めの間が肝のよう。ジグ自体もフォールの際に強くロールしながらスライドフォールするブランカ120グラムに当たりが集中。当たり前のことかもしれないが、ジグのようにフォールで食わすタイプのルアーに関しては、重さ以上に形状によりフォールの速度が変化し、それを状況にアジャストさせていくことが大切なんだと。
また、指示棚とは別にシャクリの際の重さで、潮流の効き具合を感じることが大切であり、その辺はシーバスと同じかな。



その後もボツポツと釣れて、自分は8ヒット6キャッチ。ゆうさんはバシバシと魚を上げて二桁を達成。



が、何故か先生は、ヒトデ一枚のみ。

きっとタチウオ釣りにソルティガなんて持ってきたから海の神様に嫌われたんですよ(._.)





帰りにイナダ釣りと言うことで、川崎を抜けて多摩川の河口部へ。

途中に寄った東扇島の突堤防を見て、なんとも懐かしくなる。

私が大学四年生だった五年前、ちょうどこの時期、あの場所から投げてたんだっけ。少ない小遣いで買った湾ベイトを握りしめて、沖に向けてフルキャスト。その頃はパワーブレードも発売されていなくて、スピンテール=湾ベイトだったっけ。

多摩川の河口ではベイトが回っているらしく、ジグの早引きで探れ、とのこと。

船長よりも昔の成功体験を優先したく、久々の湾ベイトをセレクト。ブレードをスミスのバイメタルスピンのブレードに替えて、より引き心地を軽く、ジャークで横に飛ばすことの出来るこだわりのセッティングだ。




中層のスローロールとジャークで引いてくるとココンとヒット。イナダってこんなに引かないんだっけ?

適当に巻いてくると水面でエラ洗い。
そうか、多摩川の河口のイナダは、エラ洗いするのね。

隣では先生がグリグリと巻いているが、全く竿が曲がっていない。何事かと見ているとグリーンの魚が水面を滑走。

あ、サバで御座いますか。




ソルティガ入魂にも、やや渋い顔のAis さんだが、美味そうな良いサバだ。


自分はその後も青物には恵まれず、シーバスをポツポツと。途中で一本大型の魚を掛けたが、ランディングの際にエラ洗いでフックアウト。

クラゲのいるレンジの少し下にて反応が出ており、ギリギリ、ミノーで狙える水深なのでハチマルを手に取る。クラゲの泳ぐいい水の少し下にベイトの層があり、その下からシーバスが食いあげている構図である。

狙い通りヒット。水揚げされたのは60センチくらいの魚。

ゆうさんもレンタルのレンジバイブで楽しそうに連発させている。



好調な多摩川の理由を裏付けるようなベイトの量と、それに群がるトリヤマが何とも印象的だった。



銀色のイナダ釣りを終えた感想としては、やはり自分の中でシーバスは岸から釣る魚なんだな、と。

決して魚を釣りたい訳ではなく、諸々の条件を読み、苦心しながら一本にたどり着くプロセスを楽しむことが、自分の中でのシーバス釣りの位置付けだと、改めて気が付いた。70センチ越える魚でも、釣らせて貰っては、バラしても悔しい感情が湧かないわけだ。


次に船でシーバスを狙うとしたら、好きな人にシーバス釣りの楽しさを知ってもらいたい、そんな時が訪れた時なんだろうか。



あっと言う間の一日か終わり、木場の船着き場へ到着。傾いた日ざしと、船の揺れてる感覚が残る体が、何とも心地よい。
次に船釣りをする時は、ルアーじゃなくてクーラーと、何より包丁とまな板を買わないと。

Ais さん、ゆうさん、楽しい一日をありがとうございました。



PS K-ten B lue ocean はなんと、46㌘だそうで。

漢すぎる重さに耐えれるロッド、持ってないことに、早くも10月の目標は崩れそうである。


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