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▼ イグジスト様
- ジャンル:釣り具インプレ
ワタシが釣り具業界に入った20数年前。まさか後の世にはスピニングリールの価格が五万円を超えるなんてつゆとも思って無かった時代。当時のダイワの最高峰、『トーナメントZ』はすでに別格の完成度を誇るスピニングリールだった。初任給で無理してトーナメントZを買うか、それともXにするか、我慢してSにするか、それとも出たばかりのチームダイワXにするか散々悩んだのが懐かしい。当時トーナメントZ以上の性能のものが出て来るなぞ思っていなかったもんで、五万円以上のスピニングリールが出て来るなんて...と思っていた次第である。まぁ当時から釣りをやっていたベテランの方々は同じこと思ってるんじゃないかなぁ。
さて、一ヶ月ほど前にやって来たNEWイグジストである。いや、もうそりゃあ~20年前のトーナメントZ2500ITと比較すれば、隔世の感があります。まぁ、ワタシがメインとしてる釣りはGTでもツナでも無くシーバスですから、イグジストに超負荷を掛けた限界性能はわかりませぬ。
そんな理由もありつつ、最近はシーバスで最高峰モデルは使用していません。なにより不精者が怖れるのはなによりも‘塩ガミ’。手入れ不足で海水が浸透してしまった場合、アッという間に金属部品を腐食させます。ゴロ感やシャリが出たら、虫食ってるような繊細なアタリはワカランくなっちゃう。ウェーディング中に海水に浸しちゃったり、磯で波飛沫が掛かるのが日常茶飯事だから、まぁリールが何ヶ月に一回か塩ガミするのが前提で使用していたってことです。まぁ、これじゃ最高峰機種使うのもったいないでしょ。
で、今回のNEWイグジスト。海水が進入すると思われる全てのルートを、マグシールドで‘封鎖'した状態のため、極めて密閉性が高い。海水の進入による塩ガミが起きにくいのはもちろんですが、なにより何らかの水分が進入しないから、金属部品の劣化スピードが遅いんです。つまり初期性能が長く持続するという相乗効果をもたらしていると思うのです。ひいてはワタシのようなラフな使い方をするアングラーでも長く使えるということ。今までの最高峰の機種といえば、軽さや回転性能は素晴らしいけど、ともすると繊細なところもあったりして手荒く扱うには躊躇する場面も多かったはず。こういった面から考えると、NEWイグジストは遠慮なくハードに使える実用的な最高峰機種になったと言えるんじゃないかと思います。
搭載されたドラグについては、実際シーバスを掛けてみてファイトをしたところ、ワタシ的にはL~MLクラスのシーバスロッドと相性が良いような印象を受けました。ロッドが絞り込まれた位置から初動し始めるドラグって結構多いんです。で、一旦ドラグが滑り始めると、その後はズルズルと出てしまうような感じ。特に柔らかいロッドを使った時の滑り出しが全般的に悪かったように思うのです。
NEWイグジスト搭載のATDに関して言うと、L~MLクラスの柔らかめのロッドでも、フルに曲がっていない状態からスムーズに初動がスタートする。このドラグ性能は港湾部や春の干潟等、アベレージサイズ40~60cmを狙うのに非常に相性が良いと思います。と言うのも、40~50cmクラスは口のサイズも小さく、口回りもランカーに比較して柔らかめ。さかんにエラ洗いもしますし、体重は軽いのに暴れ回りやすい。つまるところハリ穴が広がりやすく、最もバレ易いサイズと言えます。このサイズと対峙する時はフッキングしたハリ穴が広がらない程度の弱め設定で、ドラグを出しながらファイトをします。特に初動で引っ掛かるようなドラグはNG。ロッドが曲り切らない状態からでも作動が開始するATDは正にうってつけじゃないかと思います。
また、バランス的にも9ft以下の港湾ロッドや干潟用のライトウエーディングロッドは割と軽量なモデルが多いので、自重の軽いイグジストの組み合わせは合うんじゃないかと思います。
- 2015年9月27日
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