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正宗友祐

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越前磯の攻略

  • ジャンル:日記/一般
磯装備の考案(知識)

最近は磯で釣りをする方が

増えたように感じる。


見よう見まねは危ないね!

まず磯と言うフィールドを「知る」

福井の沿岸は殆どが磯で

ゴロタ、シャロー、ドン深、

溶岩磯、地磯、落石磯



方角は3種

北面、西面、南面




このキーをその日の状況にアジャストさせてく

多少勉強が必要だ。



気圧、風、波、周期、波向、地形、流れ、時間

この全てがアジャストしてくると

大抵釣果に繋がる。

まず気圧

福井で良い状態を作り出してくれるのが



「低気圧」

この低気圧を知る事は超重要!!

釣果が良く、危険も知らせてくれる。

等圧線が細かいのはとりあえず「ヤバイ」

爆弾低気圧なんて、回らない台風

でもチャンスが無い訳では無い。

単純に低気圧通過後に「多く時間を空ける」


また等圧線が細かくない場合は

低気圧通過時、(雨、爆風)

低気圧通過後の高気圧(晴天無風)(南風)

こんな場面が多いかな。



「波向」

波向きは北、西が良い。

西のウネリの始まりはクローズ

一気に1m、2m、3m、4mって上がるから

ベストは低気圧通過時、通過後の「北西」

地形的に北西のウネリは

安全マージンを取りやすい。

現場での波頭を観察する時に

波頭が足元の地形と平行なら「中止」

越前なら右側から当るがいいね。

それでも常に周囲の観察は「重要」

エスケープエリアの確保、

移動シュミレーションは必ずした方がいい。



「風」

風も磯釣りにおいて重要なキー

晴天無風は確かに気持がいい

けれど

風はベイトを動かしてくれる事もある。

風から逃げた方が良い時

風と真っ向勝負する時

横風を上手く使い岩礁の裏を狙う時

フォロー風を使い普段届かないポイントを狙う時

風は「常に味方にする」

ただ、磯は足場が不安定なので

突風、風の止みには注意を

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「波高」

何度も言ってるけれど、越前では

西2mクローズ

北西2m場所を考えればなんとか

北2m(地形を考慮したら大丈夫)

ベスト波高は北西1.5m



「周期」

これは簡単に言うと「波のパワー」

1mの波高予報で4秒とかならショボい波

6秒くらいあるとパンチの効いた波になる。

因みに津波は周期10分とかになる

波高と合わせてチェックしなければならない

重要な「安全情報」




「地形」

大雑把な地形はMAPで

細かい地形はベタ凪時ポイントで頭に叩き込む

「陸から見える良い状況と海中の状況は全く事なる」

見える根際も海中ではダラダラっと瀬になってて

その瀬の変化や、窪み付近に魚が着いている

事が多い。

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ブレイクポイントの数と波高を合わせる。

例えば、平磯

沖にいくつものブレイクがある場所は

波高2.5mでもいける

見た目「ヤバイ」って感じるけれど

足元に来る波はトルクの無い波になる。

残念な事に越前には殆ど無い。

体感出来るのは能登かな。

足元どん深の場所は

波高に注意!!

しかし逆を言えば、波高が無い場合は

波向を正面に選び、どん深にエントリーすると

足元だけ良いサラシの場合がある。

環境に合わせる事が重要

(上げる予報は注意)



「流れ」

海は川のように単純な流れでは無い。

磯は特にウネリや地形でグチャグチャになる。

流れの探し方はMAPで大きく見る。

波向と地形を考え「水の逃げ場」を探す。

ドシドシ波が打ち寄せる磯

溜まって行く事は無い。

必ず逃げ場「カレント」が発生する。

このカレントとサラシが融合する場所

それが「釣れるサラシ」「釣れ無いサラシ」

泡潮、ヨレ、サラシの伸び方向が目で見える流れ

その他にもバイブレーションを使い

下の流れや見え無い流れ探しも重要



「磯の質」

ゴロタはサーフの感覚で、カレント、ブレイクが

狙い目

越前に多い足元ドン深は足元のサラシの「下」


シャローは流れの効いた「スリット」


越前岬を南に行くと、殆どが落石の磯になる

足場を良く観察してみると、「地層」がある

振り返り山肌をみると納得

大昔に崩れ落ちた物だとすぐわかる。

と言う事は足元はオーバーハングしている

サラシがなくても足元は狙い目


溶岩系の磯はハードボトムでは無くて砂地が多い

フラットフィッシュも視野に入れても良い

小女子ベイトもいいね

あと越前海岸を車で走らせてると

クネクネカーブが多いね。

山側にカーブしてる場所そこはゴロタが多く

海側のカーブは突き出した磯が多い。

ポイント名で「カーブ下」なんて名前も多い

山の形状を観察する事でそり立つ山肌なら

そのまま海中に繋がってる可能性がある。

海側だけでは無くて、その周りの観察も重要



「時間」

何時って事はわからない

でもサラシに着く魚は「シェード」として

着く事が多い。

夜明け前や薄明では釣れないけど、

完全に日が昇って食う事も沢山ある。

安全性的にも明るくなってからがいいかも


さてここまでは、知識


上記の最低限の知識が無ければ

物理的装備は何の役にも立ちません。




「ウェア」

ウェットスーツ=安全は間違い

ウェーダーよりは「マシ」って感覚を持つ事

波からは極力避ける

福井で1年通して1枚のウェットスーツでは無理

吊るしで販売されているウェットスーツは3mm

快適なシーズンは6月〜10月

(真夏は脱水に注意)

その他は5mmセミドライ

この2枚あると快適に過ごせます。

海パン&レギンスは転けたら血まみれですよ。

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「ライフジャケット」

釣りメーカー以外でも良いです。

ウェイク用、カヌー用なんでも良いです。

オススメはMAZUME ×AIMSのライジャケです。

僕はこれ以外考えられません。

前ポケットが無い事は狭小場や、岩のよじ登りで

差が出ます。

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「ヘルメット」

タフな状況では使用した方がいいね!

ライジャケで浮いていても、波で飛ばされ

頭を打ち、意識が飛んでる状態では助かりません。

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「ジャケット」

ウェットスーツって目立ちません。

明るい色のウェーディングジャケットを着用

する事でもしもの捜索を容易にします。

あとウェットスーツのジャージ生地は

風に当ると寒くなります。

雨を遮るフードも使えます。


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「シューズ」

越前ではできたら「フルピン」「フェルトピン」

の2種を使い分ける事をお勧めします。

足元の不安定は危険だし

タックルの破損に繋がります

重要です。

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合わせて「グラベルガード」も

異物混入、ヒモほつれに良いです。

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「グローブ」

必ず「フルフィンガー」の着用を

貝や岩肌では簡単に手を切ります。

その血の匂いでサメが寄ります。


冗談です 笑

でも近年サメの目撃情報は増えるばかり

冗談ではなくなる日が来るかもしれない。


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「帽子にサングラス」

帽子は単純に日よけやビジュアル問題

サングラスは海中の把握に良いです。

足元バイトのビックリアワセからルアーが

飛ぶ事があります。

目の保護にも是非!!


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「通信機器」

スマホを完全に水から守るグッズを使い

現場に持って行った方がいい!

マズメの浮力の有るケースを使用

以前防水ケースに入れたスマホが

最高のアクションで海中に

スライディングフォール

絶品でした。

(2台)



「その他」

有ると便利なロープ

浮力があり、救助にも使える強度



スナップストッカー

磯で落としたら大抵転がって海中IN



ストリンガー

このストリンガーは未改造ですが

ストリンガー部から2mくらいビニールパイプを

装置すると擦れ切れしません。

デカイ魚はダブル掛けで。



リーダ

小さいスプールに5m程

家で用意する場合はナイロンを使用します

だけど、吸水するナイロンは面倒なので

持ち出しはフロロです。

スナップは開閉タイプは強度が低下していくので

「オーシャンスナップOS3」

ライト、プライヤー無しでルアー交換できます。

フルフィンガーでもね☆



フィッシュグリップ、プライヤーなどは

ヘビーデューティな物を

魚を持ち帰る方はハサミ1つ有ると良いです。

夜明け前エントリー時のライト

このライトにはこだわりがあって

磯にエントリーする場合

ヘッドライトは使いません。

移動中無駄に海面照射したく無いので、

ハンディライトを使う


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さていかがですか?

これが僕の装備です。

これ以下もこれ以上も要りません。

最低限、最高の物を。

このログの内容、装備は必ず安全を保証するものではありません。
あくまでも参考程度でお願いします。

気象についても、急変する場合、予報が外れる場合等、想像以上の事が起きます。

慣れた同行者との釣行をオススメします。

慣れた同行者と同行できない場合は、釣果は後回し

磯と言うフィールドを「知る」事から始めて下さい。



(おまけ)

磯は良く根掛かりします。

攻めれば攻めるほど・・・・

でも攻めなければ良い結果は出ない。

回収率80パーセントぐらいなか?

「ラインスラッグを使う」

まず根掛かりしたら強く引かない!

ベールをオープンにしてラインを出します。

(ジャークしてロッドが最頂点に来たとき軽くラインが張る感じ)

このラインスラッグを戻り波を使って沖へ出すイメージです

数回繰り返して下さい。

外れたら鬼回収です 笑

もし外れ無い場合海藻の可能性があります。

ドラグMaxで引きちぎってやりましょう。

岩に挟まった場合は不可能です。


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