エイ天国のち…

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10月下旬、6日ぶりの干潟。

雨風あけの金曜晩だからか、ポイントには何台もの車が。

皆さん、お好きですなぁ。


大分下げた状態なので急いで前進

…したいところなのだけど、エイがコワいのでそろそろと。


サメ、エイ類が大好きで、是非釣りたいと思う私だけど

毒棘にやられるのはやっぱりご免こうむりたい。

エイガード無しだし、干潟では常に用心しながら歩いている。

水温が高いこの時期は特に慎重にね。

と思っていたら、早々にエイの姿があちこちに。

前回は強風、今回はエイですか…。


泳ぎ回っているようで、幾度と無く足にぶつかってくる。

自ら刺しにくるような攻撃的な生き物ではないので

底にいるのを踏む方が危険なのかもしれないけれど

暗闇で重量感のあるものにドシンとぶつかられると

おもわず「ひゃっっ!」と小さく悲鳴を上げてしまう。

他の釣り人さんも同じ思いをしているようで

静かな干潟に時折「うわっ!」という叫びが響く。


開始早々にシーバスを釣った浅川さんも

その後はエイの連続HITに悩まされている。

しかもなんだか大きいのばかり。

ネット無しでフックを外すのは大変なので

私もロッドを持ってお手伝い。

大好きなエイなれど、こちらに向かってくると

「来ないで~!!」と悲鳴。

釣っておいて来ないではないだろ~って怒られるかも。

ごめんよぉ。でもコワいものはコワいのだ。


沖に出て行けばエイは減るかと思いきや

波を立てて表層を泳ぎ回るエイがわらわら。

でもその中で時折シーバスのボイルが起きている。

たまにショートバイトはあるものの、GETに至らず。

エイなら沢山釣れそうだけど、シーバスさんが遠い…。


と思っていると、突然脚の間でブルブルっとバイブ。

暗闇だし何が起きたのか分からないけれど、

川を遡上する鮭が通り過ぎていったようなイメージ。

さすがにエイの魚体と泳ぎではなさそう。

ということは、シーバス!?

流れの中に突っ立っている訳でもないのに

何故にわざわざこの狭い隙間を通って行ったの??

釣りをしていると色んな体験が出来るなぁと感心…

している場合じゃなくて!

シーバスの通るところに立っていたらダメなんじゃ?

ちょっと下がろうかと思うものの、水は無くなっていくし

シャローになるほどエイまみれな気がするし…。

仕方なくそのまま少しずつ前進。


エイが少なそうなポイントへ赴くも、波が高くて釣りにならず。

やっぱり続けて良い思いはさせてもらえないよねぇ

と少々意気消沈しながら、再びポイント移動。


すると、移動しながらキャストしている浅川さんのコモモに

ワンキャストワンヒットの勢いでエイがかかる。

大分沖に出てきたのに、そんなにうようよ泳ぎ回ってるわけ?

戦々恐々としながら投げたエリア10に、もさっとしたアタリ。

あ…ヤバいかも?

思わず隣の浅川さんに

「アワせませんでしたよっ!!」

と意味も無く言い訳してしまう。

そんな抵抗も虚しく、見事に決まってしまった向こうアワセ。

あぁ~やっちゃった。

祝・初エイ。

底にへばりつかれたら終わりと聞いていたので

頑張って巻く、巻く、巻く!

…腕、ダルいぃ。

良いサイズのエイをゴリ巻きするのに、76LLはちょっとキツイ。

頑張って寄せてくると、尾にフッキングしているじゃないですか。

コワっっ!!

ささっと浅川さんの陰に隠れて、後ろから応援。

この状況ではエイガードの有無はもはや関係ないのだけど

やっぱり慣れている人にお任せしようかと(笑。

でもあと一息というところで暴れられて、ラインブレイク。

エイのパワー恐るべし。


こうなってくると、いかにしてエイを避けるか!?

という観点でルアー選択をすることに。

本日大人気のコモモは当然避けるでしょ。

エリア10もダメ。

でも私のボックスにはこの手のルアーが多いんだよなぁ。

で、目に付いたのがBanz SRF-90。

リップレスだけど、フォルムがちと違うし。

エイ嫌いなねむさんに頂いたから、エイ除けになりそうだし(笑。


エイ、HITしませんように!と祈ってキャストすると

再びもさっっとしたアタリ。

えぇぇ、またぁ??

条件反射でアワせたのを後悔したけど、時既に遅し。

ジーーーっっとドラグが激しく鳴って、重たい走り。

諦めて巻き始めると、頭を振る動き。

頭!? エイがヘッドシェイク!?

と、次の瞬間、大ジャンプ。

暗闇の中に一瞬浮かび上がる全身。

ありゃ。シーバスじゃないか。

しかも良いサイズ。

いい加減なアワセだったので、アワセを入れなおし

無事にGET!

バシャバシャ暴れられたけど、セルフランディング出来たよ~。




 
にょきっと生えたオブジェみたいw

筋肉質で太い77cm。

命名・トニー。

前回のランカー以上?とも思えるずっしりとした重量感に、

またもやひぃひぃ言いながら撮影。



 
Banzをくれたねむさんのおかげ。ありがとうございます☆


前回にはサイズも数も及ばないけれど

いかにも干潟というシャローエリアで釣れた

干潟らしさ満点の白くて綺麗なサカナ。

実はランカー以上に嬉しかったり。


エイとの衝突事故に耐えた甲斐のある一本。

2回続けて干潟で良い思いをしちゃって

ホントにこれからがコワいなぁ…。


一方、エイマスターと化していた浅川さんですが

もちろんちゃんとシーバスたちもGET。



釣りの上手さもさることながら、こなれたブツ持ちはさすが。

見習いたいのだけど、良いサカナほど重いのよね~(笑。





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