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▼ 雪中櫻
- ジャンル:釣行記
サクラマス。
美しい名前を持つ、美しい魚。
自分が挑戦することになるなんて。
トラウトから釣りを始めた私にとっては
この上なく憧れのサカナ。
メディアで目にするだけでも、その難しさが窺えるだけに、
この先もずっと憧れのまま、のはずだった。
この人に誘って頂かなかったら、きっかけは訪れなかった。
麗しのサクラさんに魅せられた人、浅川さん。
実は初対面の日に盛り上がったのは
シーバスではなくて、サクラマスの話題だった。
折に触れ、過去の釣行について聞くほどに
その難しさが浮き彫りになる。
エキスパートが挑んでも、なかなか出会えないサカナ。
私如きには荷が重過ぎる。
浅川さんのサクラマスへの熱い思いを知っているだけに
現場で足手まといにはなりたくないという思いもある。
お誘いに乗るべきか、迷った。
夢と現実の振子の中で、迷った挙句に気が付いた。
「近場」でも車で4時間以上という、遠征フィールドでの釣り。
足が無くて、いつも仲間に助けられて釣りをしている私にとっては
そのフィールドに立てるだけでも、有難いことなのだと。
昨夏まで、ヤマメもろくに釣れなかった私が
サクラマスに挑戦するなんて、途方も無い。
太刀打ちできるターゲットとは到底思えない。
でも、釣りはやらなきゃうまくならない。
ともかく、まずはフィールドに立たなくては。
折角良い先生が連れて行ってくれるというのだから
思い切って乗ってみよう。
解禁前に新潟・荒川漁協に申し込み、
3万円を払い込んだ。
3万円を払い込んだ。
まさに夢に賭けるといった心境。
小柄な私には、小ぶりなネットを、と先生手ずから
ランディングネットを作ってくれて、準備万端。
解禁明けの祝日、3/20。
いよいよ、荒川へ。
この川は、水位、水温、水質情報がネットで調べられる。
ライブカメラまであるので、増水時の流れや濁りを
川の状況が知りたくても、ちょっと様子を見に行こう、
という訳にいかない遠方の釣人には、有難いことこの上ない。
という訳にいかない遠方の釣人には、有難いことこの上ない。
春分の日。
雪の予報で春めくとは言いがたい天候。
そして水位は少々低め。
水温2~3度。
濁り無し。
気温は-1℃、水温は2℃。
これでもかというほど、ばっちり防寒して挑む。
ロッドは浅川さんにお借りしたSTS77-Si。
リールはEXIST2056。
リールはEXIST2056。
ラインはPE1号にリーダー20lb。
トラウトと言うより、シーバス寄りのタックル。
海からはるばる遡上するパワーの持ち主と、
川の流れの中で渡り合う為のセッティング。
川の流れの中で渡り合う為のセッティング。
ルアーは9cmのシンキングミノーをこれだけ。
先生曰く、初心者の私にはルアーをあれこれ変えて探るよりも、
上手く見せられるようコントロールするのが先決とのこと。
クロスかダウンクロスでキャスト。
流れをU字に横切るようにトレースする。
同じ場所に留まらず下流へ動いて、流れを刻んでいく。
キャストが決まらない私は、一ヶ所で何投もしてしまいがちなので、
2キャスト毎と決めて、どんどん動くことに。
リトリーブ中には、キレのあるトゥイッチ
リトリーブ中には、キレのあるトゥイッチ
・・・といきたいところなのだけれど。
未だ鈍重で不規則なトゥイッチしか出来ない。
仕方なくへなちょこトゥイッチを続けていると
あっという間に手首と腕が痛くなってくる。
シーズン前から、少しずつ筋トレをしてきたのだけれど、
シーズン前から、少しずつ筋トレをしてきたのだけれど、
まだまだひ弱で、情けない・・・。
ステディリトリーブでも喰わないわけではない、
ということなので、当面は8割ステディで。
今シーズン中に、この辺りを少しでも改善したいところ。
課題はそれだけではない。
下流へ移動するのに、 足で川底を探って歩いていたら、
思いがけず、腰の深さの深みにはまった。
戻ろうにも、流れに逆らって上流には歩けない。
戻ろうにも、流れに逆らって上流には歩けない。
岸に向かって足を踏み出すも、流木が横たわっていて足場が悪い。
そうしている間にも、体は押しの強い流れを受け、
片足を上げると同時に下流へ流されそうになる。
斜に構え、腰を落として安定させて、流れを出来るだけ受け流す。
足を上げると掬われそうになるので、じりじり摺り足で動いて、
何とか岸に辿り着けたけれど、ちょっとヒヤリとした。
周りの釣り人さんには大したことがない場所でも、
私には危険水位ということが、ままあるのだから要注意。
こういう心得も、大切な技術のうちの一つ。
気を取り直して、改めて川に入りなおし、
再びキャスト、リトリーブ、キャスト、リトリーブ。
リップが川底を小突いたと思った次の瞬間、ごつっと堅い手応え。
西村さんに
「根がかりを恐れず、怪しいと思ったらとにかくしっかり合わせること!」
「根がかりを恐れず、怪しいと思ったらとにかくしっかり合わせること!」
とアドバイスを頂いたけれど、合わせる前からガッチリ根がかり。
後で一段高い岸から眺めたら、なるほど少し浅くなっていた。
地形を読めれば、避けられたルアーロストだから悔しい。
一日投げて、巻き続け。
しかし櫻は咲かなかった。
しかし櫻は咲かなかった。
未明からの雪は一日中降り続き、
午後になっても気温、水温共に殆ど上がらなかった。
ときおり強い横風も受けて、寒さに体が震えて
「ステディ」なリトリーブではなくなるほど。
トラウトと言えども、さすがに活性が上がらなかったのか。
はたまた遡上するには水位が足りなかったのか。
私はもちろん、浅川さん、そのお仲間にも
バイトさえないという厳しい一日。
(結局、その日は荒川全体で一本も上がらなかった。)
投げられない、トゥイッチできない、だけじゃない。
沢山の宿題というお土産だけを抱え、帰路に着く。
シーズン中、休日は出来る限り通うつもりでいるけれど、
川の状況よって、 釣りにならない日があるかもしれない。
通算何日出来るか分からない釣りだから、
1回毎に少しずつでも着実に上達していかないと。
1回毎に少しずつでも着実に上達していかないと。
大抵は仲間と一緒に目を三角にせず、ゆるっと楽しんでいるけれど
たまには必死に、ストイックに挑む釣りがあっても良い。
「何が何でも釣りたい」という意欲が前面に出ないのが、
私のよろしくないところだと指摘を受けたことがある。
その是非はともかくとして。
これまでのどの釣りよりも「ムリめ」だからこそ、
これまでになく歯を食いしばって頑張ってみようと思う。
サクラマスを釣ったことがある人は、
皆その体験を夢見心地に語る。
皆その体験を夢見心地に語る。
それだけドラマティックな魚、そして貴重な魚。
ストイックな釣りには、真剣に取り組むほどに
「楽しい」は勝手に後からついてくると思うから。
- 2012年4月3日
- コメント(17)
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