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オオニベ釣行記@シドニー 【2018年2月2日】

日本からの出張者にインフルを貰ってしまいました。
今週は1秒も竿持って海辺に立ってません。
別の意味でとても辛い釣り基地です。(笑)


自分は釣行記とは別に[日記/一般]カテゴリーで、自分が5か月前からルアー・厳密に言うとライトショアジギングを始めるきっかけや、その経緯を書いています。
過去の釣果はそちらの方で書かせて戴きたいと思っています。

しかしながら、もちろん現在進行形で釣行もしています。
と言う事で、直近の釣果を忘れない内に書いておこうかと思いました。


先週金曜日(2月2日)、仕事上がりに釣行。​
自分は南半球・オーストラリアのシドニーに住んでおり、ホームグランドは勤務先から徒歩15分程度の場所です。
週末(土日)は基本的に家族との時間を最優先するので、釣りに行きませんので、釣行は平日・出社前と退社後にそれぞれ90分。

自分のオフィスデスクにはメタルジグやアシストフックがぎっしり。w
釣りバカの浜ちゃんを地で行く生活をしています。(笑)

始発電車に乗って職場最寄り駅で下車。
夜明け前に釣り場に立つと、目の前にハーバーブリッジとその奥にオペラハウス、そして中心街の摩天楼がそびえ立ってキレイ。
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街灯の下でタックルを組み、朝マズメを待ちます。
潮にもよりますが、基本的に朝の時合いは日の出20分前~日の出後1時間程度。夕方は日没2時間前~日没寸前迄。

シドニーの夏は、日没が午後8時~9時なので、仕事上がりでも十分時合いに間に合います。


夜が明けてきました。
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同僚に頼まれた青物(ヒラマサ or カンパチ)を狙って、40gのメタルジグをキャストします。

この場所はシドニー湾に突き出したミニ岬の様な地形になっており、先端付近はかなり潮通りが良く、大潮の日などは川の様な激流になります。水深も40m先で20m程度あり、沖目の特定のポイントに限れば45mという、正に【穴】と言うに相応しいデントもある場所。オオニベに限らず青物の回遊がかなりの確率で期待できる場所です。

自分のジギングスタイルは所謂「ライトショア」に分類されるもので、9ft~10ftのキャストウエイト20-60g、時にMax80g程度のロッドに、3000~4000番のスピニング。PEラインは0.8から、太くても1.5号まで。


06:20AM
40gのメタルジグを使い、70~100mキャスト開始。
ほぼド干潮。


同僚にお土産を!と意気込んで挑んだものの、朝マズメは青物の回遊無し。

撃沈!

08:00AM
サクッと仕舞い、そのまま何事も無かったかの如く出社


自分のタックルは釣り場の環境や対象となる魚種ではなく、
その日の業務・会議や来客予定で決定します。(笑)

月曜日は朝から営業会議に出席する為、"ぱっと見全く判らない程"にコンパクト化したタックルで挑むので、月曜に中型以上の青物が掛かると、かなりの高確率でバラします。


しかしこの日は金曜だったので、以下タックルで出社

ロッド:Daiwa Crossfire TH300H
仕舞寸法60㎝程度、長さ10ftのテレスコロッド
キャストウエイト20-60gDaiwa France販売モデル
個人輸入で約7,000円程度(送料込み)

リール:Daiwa BG3000H
日本未発売の3000番手。地元釣具屋で購入A$159(税込み)
日本発売モデルとの違いは、番手以外にねじ込み式ハンドルという点。

ライン:YGKよつあみ Soul-Upgrade X8 1.2号 200m
日本でド定番のPEライン
日本出張時に予備含めて大人買い

リーダー:東レ トヨフロン船ハリス6号
餌釣り時代の残り
フロロなのにしなやかで最高!

ジグ:ジグパラ・オーシャンルーラー等色々。40g中心
水深や潮の流れに合わせてセレクト

通常金曜日は、手持ちのパックロッドでも比較的仕舞寸法の長い並継ぎ(4Pc)を持ち込むのですが、この日はたまたま購入したばかりのこの激安パックロッドを試す為に持ち込んでました。


05:30pm
午後の部開始。
風が強いので、裏手の水深の浅め・でも海底にストラクチャのある場所から開始。水深約15m.
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この場所は夜釣りで過去実績のあった場所で、夜中だとストラクチャ周りに怪物が回遊する。
日中はあまり期待できないものの、去年10月~11月の水温のまだ低い時期は、夕まずめにオオニベを1時間で4本爆釣した事があるポイント。

…ワニ(マゴチ)祭り…(T^T)
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シドニー湾内のルアーフィッシングに限れば、自分の中でマゴチは

【外道の中の外道ぐはぁっ!】

ケンシロウに人差し指一本で爆裂させられるモヒカン野郎…位のヒエラルキーポジションです。

写真では自分、笑ってますが、笑顔の下には深い哀しみ・怒り・そして愛を隠しております。





たまらず場所移動。。。

まだやや風が強い(18㎞/hr)ものの、より潮通しが良く、水深のあるポイントへと移動。

移動した場所は、沖合約80mの所が深くすり鉢状に抉れており、最深部は水深約25m+。
岬先端部で巻かれた潮流が複雑な潮目を形成している為、ピンポイントでそのホール(約5m四方)にジグを送り込む為には、刻々と変化する潮目を読みつつ、100m+のキャストが要求される場所。

その為、その場所自体を知るものが少ない上、的確にそのポイントにジグを落とし込むことが出来るアングラーは限られている(=オオニベの個体数が維持されている)場所。

僕の知る限り このポイントの存在を認識・かつ的確にキャスト出来る人は、自分以外には僕の所属するショアジギング団体【平政會】会長の某K5氏しかいない…と思う。

僕の場合、体格的な制約(左腕の握力が過去の怪我の後遺症で’弱く、長時間フルキャストすると竿を飛ばしてしまう)で、このポイントに継続してフルキャスト出来るのは最大でも15回程度。
飛距離優先で、ジグパラ・ショアスロー40g(ピンクゴールド)をセレクト。

で、このポイントへのキャスト3回目。

着水後、カーブフォール28カウントで着底。
着底後間髪入れずにトゥイッチ3回セットを2回目の所で、ジグをついばむ様な「ぷぷんっ」という感触…

すかさず強めに合わせを入れる!

オオニベの場合、口がデカく堅い為、この「強合わせ」は重要。


鬼合わせ後、竿を立てる間もなく、ものすごい勢いでラインが引き出され、ロッドが曲がる!
9invwbjoxhv347a27ibn_480_480-07ad50a2.jpg通常のファイトだと、オオニベはファースト・ランをかわしさえすれば、後は重量級の遣り取りが大変なだけで、最後取り込み直前のラスト・ラン位しか危険な場面は無いのだけど、この個体は流れのキツイ場所に生息する個体の為か泳力が強く、何度もロッドを絞り込んでゆく。

やべぇ・・・
左手の握力が無くなって来た。。。
右手でも支える
応援団の旗持ち状態で耐える。w
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ファイトの最中、ちょっと感動したのはこの激安テレスコロッドで、竿自体の価格は日本円で4000円程度なのに、美しいベンディングカーブを描き、バットは強靭。ミシリとも言わない。

隣で釣っていた餌釣り師が、僕がファイトしてるのを知ってたにも拘らず、ラインをクロスするようにキャストし、ラインが絡んでしまったため、かなり強引に寄せる事約10分。。。

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5pgo94hn9yo599atc2ec_480_480-40829eab.jpg決して大きくない(多分75㎝+位)ものの、筋肉ムッキムキ!
こりゃー元気な訳だ!

ランディング後、写真を撮って即ネットリリースまで約60秒。
この時間の短さが、オオニベの蘇生・生存率を左右する。

僕はオオニベを食う気は微塵も無いし、既に今シーズンは結構な本数釣っているので、ランディング後は明らかに自己記録更新サイズでもない限り体長も重さも計らず、速攻リリース。
個体保全を最優先にしている。

去年10月からこの場所で本格的にライトショアジギングを始めて5ヶ月。この個体で14本目。

多くの青物も釣ってきたけど、オオニベも結構な数釣れてきた。
水温が23度を超えてからは青物とワニ祭りが続いてたので、この個体は2018年に入って初オオニベ。

ちょっと嬉しい。


シドニーは3月から徐々に気温が下がり始め、オオニベには最適なシーズンに突入し、数釣りではなく、モンスターサイズ・メータオーバーを普通に狙えるようになります。
しかも出社前や会社帰りに!
シドニーはいい街だ!


この釣行の動画は、ロッドのレビューと共にYoutubeにUpしてます。
良かった御観覧下さい。



3vn66b5szbos4vneaajp_480_480-10c7bb76.jpg所属チーム【平政會】




 

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