プロフィール

DUEL TOKYO

東京都

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2024/4 >>

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

検索

:

ジャンル

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:42
  • 昨日のアクセス:53
  • 総アクセス数:844996

QRコード

松岡豪之という男。

  • ジャンル:日記/一般
ボクが松岡さんと初めてお会いしたのは、九州。宮崎在住の凄かシーバスアングラーいるから、いっぺん取材して欲しいという話により。

ヒラスズキ。
地磯を歩いて、いいサラシを探す。
サラシが立っている状況ってのは、時にキャストは、逆風の中であることが多い。

その日の風速は約12〜15m(気象台発表)。実際にはもっと吹いていたかもしれない。もう、かれこれ、6年以上前の、嵐の磯。



とんでもない釣りだ。

シーバスアングラーの中ではヒラスズキをやったことがある者、もちろんヒラスズキ専門者がいて、彼らにとってはなんてことのないこと。ボクでも今では、ありうる環境という認識だけど、初めてのときは「なんて釣りだ」「無理だって」と、投げてみて分かる、この釣りの特異さ、求められるスキル、厳しい環境のこと。

そして今まで、バス釣りにおいて、キャストはそこそこやれる。シーバス釣りにおいても、まあそれほど苦労しないし。なんて、思っていた自分の腕、というか鼻っ柱がポッキリ折れた。

松岡さんのキャスト。
それは凄まじい。約17年間、多くのアングラーのキャストを見て来たけど、これは完全に異質。次元が違うのだ。

雨が降って来た。
逆風の中だから、横殴りというか正面から来る液体の流弾。松岡さんの125ミリのミノーが、高い初速で眼前の雨をはじきながら加速していくようだ。音が聞こえる。パシパシパシィ。「エ?」と。信じられない光景だった。

ミノーはまっすぐと低い弾道で飛び、ふわりとホップして、しばらくしてゆるい放物線を描いて海面へ落ちる。

なんだ、コレは!?
なんだ、コレは!?



キャストにおいては、キャストにおいても。ここまでの人に出会ったことはなかった。その凄さはいつか直接見て欲しい。それは〜 ここは特定メーカーのブログではあり、そこからの発信ではあるけど、メーカーの枠を越えて欲しい、釣りの技術の閲覧である。知らない、見た事がない、というのは同じ釣り人として損だ。機会を作るのも、見つけるのも難しいかもしれないけど、なんとかして見て欲しい。そう思う。



まず、そこに届かなければ。
そこにルアーが走らなければ。

いいモノを見た、まずは脳からの技術革新が訪れた、と満足しているボクに松岡さんは言った。
「まず、死ぬほどキャストせんといかんです」
「意識してキャストすること」
「体を、これも意識して作ること」

そして、
その晩も白飯は大盛りだった。

コメントを見る